早乙女蔓 | sabのゆったり茶館

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庭のドウダンツツジに、何やら可愛い花を発見。




ツルで絡みつき、よく見ると花芽がいっぱい。


この手の植物は、ほとんどが雑草。





調べてみると、あの悪名高いヘクソカズラと判明。

うん十年もここに住んでますが、初めて見ました。



葉やツル茎をキズつけたりすると、悪臭を放つのでこの名になったらしい。


なんと万葉集にもクソカズラの名で登場するようで、古代から日本にある植物のよう。
https://ja.m.wikipedia.org/wiki/ヘクソカズラ

日本原産なんですね。





そういえば、探偵ナイトスクープで、ヘクソカズラを基にした香水を作るという話がありました。


香水というのは良い香りだけをブレンドしてもダメで、ほんの少し悪臭に近いクセの強い香りを混ぜると、豊潤かつ奥行きの深いものになると言います。
それでヘクソカズラでも、良い香水ができるのでは?という依頼でした。

結果は? 良い香水ができたということです。




いっとき流行ったシャネルのプワゾンも、息が詰まりそうな濃厚な香りで、好き嫌いがはっきり分かれるものでした。ワタシは、もちろん大嫌い。
(かくいうワタシも若かりし頃は、シャネルの男性用コローニュをつけてましたから、人のことは言えん( ̄▽ ̄)。)




ヘクソカズラと分かって、恐る恐る香りを嗅いでみましたが、普通の庭木の匂いで、悪臭はしませんでした。


漢方薬としても利用でき、外用、内服と様々な効能があるらしい。(上記URL)


何でも漢方薬になるもんです。





標題のサオトメカズラは、別名。

花が、田植え時の早乙女傘に似ているからだそうです。

ヘクソカズラとは、えらい違い!




名前のイメージは、とても重大。


言霊のチカラを感じてしまいます。





(^_^)☆