「・・・・・」
椛が見えなくなるまで姿を見つめていた
あのね、椛
あたし・・・椛を―――
「・・・美咲チャン」
グリーンと紺色のチェックのズボン
少しはねた髪の毛
輝きを失ったような悲しい目
―――・・・
「・・・優翔・・・」
―――ダマシテルンダ
「・・・椛は?」
ふわりと笑いかけながらアタシに近寄る彼女の大切なアナタ
「優翔を見つけたらしく飛び出していったよ」
「・・・そっか・・・」
「ねぇ・・・
いつまで嘘つくつもり?」
「・・・」
椛・・・
ほんとはね
優翔はね・・・
優翔は・・・
―――死んでなんかいない
さて、聞かせてあげましょう?
アノオハナシヲ