娘はなぜ中学受験で志望校に受からなかったのか | 2023高校受験を振り返る(早稲アカ男子)&2025高校受験を準備する(個人塾女子)

2023高校受験を振り返る(早稲アカ男子)&2025高校受験を準備する(個人塾女子)

高校受験2023年終了組です(息子)。
中3から早稲アカに通って高校受験に挑んだ息子の1年を
思い出せる範囲で振り返りましたが、娘が高校受験(2025年)
に突入しそうなので、その辺も書くことにします。

スタートからよくわからない感じで娘の中学受験に向けた塾通い(ena)がスタートした訳ですが、結局志望校(最終的には都立桜修館中等教育学校)に受からなかったのはなぜなのか?

 

いくつか理由があります。

 

まず第一に、親の見立てが甘かった。。。

 

中学受験は親の占める割合が非常に高く、娘の能力や状況、はたまた塾の言葉等に対して最適な道を見極めつつ、適当な落としどころに導いてあげる必要があったのですが、中学受験自体が初めてであった(親子ともども)ため、塾の言葉に踊らされた感満載でした。

当初の志望校は九段中でした。たぶんこのままで初志貫徹していれば、いい勝負にはなった…と思います。ただ、5年3学期~6年1学期頃に成績が上昇し、塾から桜修館中へコース変更打診があり、塾が言うなら…とその言葉に乗ってしまったのが不味かったかと。

(息子の開成→筑駒と同じか、親の学習能力なさ過ぎ…)

 

九段中よりも桜修館中の方が偏差値も上だし、通学し易そうだし、塾の友達の志望校も桜修館中が多かったし、と娘が流れる環境がバッチリでしたし、塾としても実績作りにはそちらのほうが良いので(落ちたら実績にはなりませんが)。

 

正直、私としては桜修館中に行ければ良いけど高望み感があり、娘の成績は上下が激しく、上振れして勝負になる程度だったので、どうなんだろう?と言う意見だったのですが、妻は、塾が言ってるんだし、ある程度見込があるのでは?と言う意見でして、自分も中学受験が良くわかっていなかったと言う部分もあり、まぁ、専門家(塾)の言うことを信じてみるか、と乗ってしまいました。

 

所詮塾は営利団体なので、最小の人員で最大の利益を上げる方法を考える訳で、金づるをいかに捕まえるかなんですよね。うちはものの見事に金づるになったと思われ。。。

 

秋頃には塾長からも見放されているのが本人もうっすらと気付くレベルだったらしく、でもよくわからないプライドのために、九段中に志望変更は出来なかったらしいです(中学受験が終わってだいぶ経ってからボソッと話してくれました)。

 

秋には何度も、今のままでは多分難しいから中受諦めろ、と言ったのですが、聞く耳持たず、最後はかなり意地になっていたのは、何で何でしょうね。結局誰も(娘も親も)幸せになってないんですが。。。

 

 

第二は、娘の我流での解き方ですね。

 

これは塾に通い始めてしばらく経ってから分かった事で、家で塾の宿題をやっていてわからなかった時に私に質問に来ていたのですが、塾で習ったやり方を踏襲して教える必要があったので、それを聞いてから娘の問題の解き方を見ると、全く違っており…。理由を聞くと、何か好きじゃないから、と。解き方に好き嫌いがあるのは何となくわからんでもないのですが、小5の段階でそんなことを言っている場合ではなく、まずは問題が解けるようになったら、と毎回塾の教え方を何度も繰り返させましたが、気が付くと我流で解き始めるを繰り返し…。

 

似たような問題でも、その日によって解き方が違うので、たぶん問題を系統だって理解していない感がアリアリで、これはマズいなと言う状況。しょうがないので、過去に解いた問題の数字を私の方で少しだけ変えて解かせたりしたのですが、案の定全く解けなくなるという状態。。。

 

結局これは中2で今の塾に入会するまで続きました。

 

天才的な解き方であれば、まあ良いかと放置したのですが、なぜそのような解き方をするのか説明ができない解き方で、何となく解答は合うという偶然の産物的なものだった(ある意味それはそれで凄いのですが…)こともあり、やはりと言うか根本が理解出来ていないんだよね、と言う結論に至りました。

(息子の国語と同じかも…)

 

 

第三は、娘の記憶力があまりに短期過ぎる点です。

 

これは現在も苦しんでいます。

娘は短期記憶は結構素晴らしいです。学校で暗礁とかの宿題が出た時でも前日に覚えたものは次の日まではほぼ忘れません。ただ、二日も経つときれいさっぱり忘れてしまいます。家では鳥頭と呼ばれていますが。

 

ですので、所謂受験の様な範囲が広いテスト等の場合は一夜漬けが効かないのでボロボロになります(学校の成績がそこそこ良いのは、ある程度限られた範囲の試験だからなんですねー)。何度も繰り返し触れるしかないので、ここは地道に現在訓練中です。ただ、いかんせん中学受験時点ではそれに親は気付いておらず、本人も自覚がなかったため、ものの見事に洗礼を受けた感じです。

 

 

結局、入塾前に当初の目的もなくなってしまい、なぜ中受するかよくわからないまま続けたのがいけないだけなんですけどね。

 

 

お金と時間を無駄に消費し、娘の特殊なスポーツへの道を断ち、さらには娘のプライドを傷つけただけで、何も良いことのない経験でした。

 

 

ある意味、中受から途中離脱した息子は良い判断をしていたと思います。