キャロットクラブ募集制度改革案 | 閑雲野鶴

閑雲野鶴

競馬や一口馬主に関するなんやかんやについての放言

と題して「俺が取れる制度にしろ!」とみんな好き放題言っていますが←

まぁでも話題は早くもインゼルに移っていたり、というか公開から数時間で入会している人がいたり、ホント馬欲しい病パンデミックだなというw

 

とりあえず募集も終わり少しヒマになったので、適当にいくつかピックアップしてつらつらと書き殴ってみました。

ただ以下の案は全て、クラブ側にメリットがあまりないどころかほぼデメリットしかないので、実際に採用される可能性は恐らくほとんどないであろう、という実の無い話です←

 

まず前提となるデータ

今年はまだ結果が出ていないので昨年のものですが、地方と募集中止を除いた中央85頭のステージは以下の通りであり、一応分けて書きましたが母優は無視して非母優の抽選ステージでS~Dのグループに分けることとします。

 

今一番問題になっているのは実はS・Aのグループではなく、B・Cグループが取れない⇒多めに書く⇒それでも取れない⇒更に増やす⇒それでも取れない⇒更に(ry のループに陥り、Bはもう数%~10数%、Cでも20~40%程度と、多めに書いて何が当たるかはわからないというような完全にガチャ状態で、計画的な確保が全くできない状況に陥っていること。

 

これにより、物凄く単純化した極端な例ですが、仮に5頭出資候補がいる2人が居たとして、

 

aさん … 本当はNo.1~5が欲しいけどNo,1~10で申し込む⇒No,6~10の馬から1頭当選

bさん … 本当はNo,6~10が欲しいけどNo,1~10で申し込む⇒No,1~5の馬から2頭当選

 

というような事が頻発する、ある種の囚人のジレンマのような状態にもなっている。

 

 

A案:1次募集頭数制限

現在一番多く声が出ているのがこれですが、個人的にはあまり有効とは思いません。

言われている頭数はまちまち...というか大体みんな自分が欲しい=都合の良い頭数を言っていますw

5頭か10頭が多いでしょうか?

SNS界隈では申し込み10頭くらいまでのスクショは殆ど叩かれていないのに対し、20頭くらいになると批判的な反応が増えてくることから、所謂「大して欲しくない馬まで絨毯爆撃している」もしくは「そんな金あるなら本家かシルク行けよ」的に思われるラインがこの間くらいらしいです←

 

で、仮に10頭にした場合、現状ではちょうどその辺りがボリュームゾーンであり、それを大きく越えて書いている人もそこまで多くはないであろう為、効果の程がどれほどあるかは微妙な所...

かといって5頭にすると、今度はそれ以上書いている人が多く不満の方が大きくなる事必定で、何頭にするかが難しい。

 

クラブ側から見ると、導入の手間は少なく、単純に売れるのが遅くなるだけ。(と言ってもどうせ直ぐ完売するので変わらないか)

ちなみにもし新規を入れたいのなら、1.5次を廃止もしくは1頭に制限してしまえば、かなり入れやすくなる。

 

 

B案:ドラフト制先行募集 (本家方式-実績制+最優先)

通常募集の前に第1~3希望までの先行募集を実施します。

第1希望は現在の最優先と同様の運用で×制度も維持。

第2・3希望は本家と同様に同ステージでフリー抽選します。

先行募集終了後に新規も交えて一般募集します。

 

これは第2希望でBの馬でも半々、Cの馬を書けば恐らく間違いなく取れるようになり、第1(最優先)冒険しても第2・3で上手く選ぶなど、投票先を間違えなければ、既存会員はリスクなく全員1~3頭は確保できるようになり、世代全滅がなくなりやすいというのが最大のメリットです。

逆にこの案のデメリットは、まずはクラブの事務処理負荷がメチャ上がることと、中位人気(Bグループ)の複数ゲットが望めなくなる(第2希望で取られてしまう)ことです。

本家に近い制度ですが、一番利益を得るのは小規模・零細会員。

あと複数名義持ちにも有利。

なのでボクはこの案は最高です←(が実現性は皆無に近い)

 

C案:ラッキーナンバー (ランダム牽制)

これも本家の制度の改変輸入ですが、最優先ではなく「ラッキーナンバーはその年の一般枠は全当選になる」としてしまうのはどうでしょうか。

下一桁(10%)だと高過ぎるのであれば、下二桁で何個か出して数%程度に調整しても良い。

何故なら「全当選する危険性が僅かでもある」というだけで、現状では最早標準的な戦術とすらなってしまっている「予算オーバーの絨毯爆撃」を殆どの人は躊躇すると思われます。

効果はA案にも近いが、本当に欲しい馬しか申し込まなくさせる効果はA案より強いと思われ、自動的に各自の身の丈に合った頭数にもなる。

前述の囚人のジレンマの例で言えば、aさんは1~5だけ、bさんは6~10だけ申し込むようになり解消される。

 

しかしこの案には欠点があり、キャロだけで20頭を越えるような頭数が実際に欲しいと思う馬欲しい病重症患者で、それが全当選しても余裕で支払えてしまう=予算内で絨毯爆撃可能な一部上級会員と後先考えない馬鹿なら今までどおり爆撃できてしまい、競争率も下がった上に全頭確保チャンスまである超絶有利な状態になってしまうこと。

実の所、キャロ民が制度の話を持ち出す時の裏の思惑は「金持ちは去れ!」なので、ごく一部の不条理に目を瞑れば全体の利益になるといっても、この案を実際に施行すると絨毯爆撃勢への不満は今以上に高まってしまう危険性が高い。

 

====================================================

 

とまぁキャロは「既存会員保護(の結果新規に辛い)というのははっきりと打ち出しているが、実績制を敷いていない事から勝手に庶民の味方などと会員は思ってしまっているものの、クラブが実際にどう考えているのか実は良く見えません。

現状入厩制限によって売れる頭数が限られており、ほぼ何もしなくても間違いなく完売する状況で何を目指すのか?

何気に他のNF系2クラブにも同様の事が言えるのですが、

 

本家 … バッジ持ち層の優遇及び将来の見込み者のピックアップが最優先(ただし零細会員も戦える余地を残す)

 

シルク … 実質、実績絶対正義300口セレブクラブと会費上納用200口クラブに分割

 

と割と明確である。

正直今キャロが制度を弄る可能性は低いとは思いますが、この状況でもし弄ってくるとしたら、目的は「客層(会員)の入れ替え」となり、実は上記のような会員側の思惑とは違った、予想もしない意外と大きい変更をしてくる事も考えられなくはない。