■産業社会の到来と組織の登場■~課題、理念、機会が異る~ | ∬ちょこっと、ピーター.ドラッカー∬

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”なんの浮世は三文五里よ。ぶんとへのなるほどやってみよ。”
乙女姉やの失意の手紙への返信に記した、龍馬のポジティブ思考が表れている言葉
”くよくよせずに前向きに行こう”と勇気づけられる。
同様にドラッカーの言葉も、時代を超えて様々な示唆に溢れています。

おはようございます。

明るい陽射しの高知の朝です。

昨日は豪雨予報もありましたが、
幸い早めに雨が上がり、
午後には真夏の青空が広がりました。

今日も晴れて真夏の暑さになりそうです。
水分補給に気を付けます。

水曜日、今日も一日よろしくお願いします。
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ドラッカーの説明によれば、
組織という言葉が使われるようになったのは
第二次大戦後であり、
『企業とは何か』でいち早く
この言葉を用いたと言った、
とした。


そしてクレイムズは、
『産業人の未来』では、
萌芽期にあった産業社会について、
19世紀、あるいは
20世紀はじめの社会とは
仕組みが異なるほか、
課題、理念、機会なども異なっている、
と従来の社会との違いに
触れているとする。


これら二冊の本には、
現代マネジメントの発明者、
つまりわたしたちが今日知る
ドラッカーの片鱗が示されており、
ナチズムとファシズムを
「社会」現象として受け止めていた。








「『産業人の未来』では、

 産業社会の到来と組織の登場

 (当時は誰も「組織」という言葉を用いてはいなかったが)を、

 19世紀末から20世紀はじめには

 まったく見られなかった現象としてとらえている。」


(『ドラッカーへの旅 知の巨人の思想と人生をたどる』 エピローグ)