■『産業人の未来』■~「組織」という言葉~ | ∬ちょこっと、ピーター.ドラッカー∬

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”なんの浮世は三文五里よ。ぶんとへのなるほどやってみよ。”
乙女姉やの失意の手紙への返信に記した、龍馬のポジティブ思考が表れている言葉
”くよくよせずに前向きに行こう”と勇気づけられる。
同様にドラッカーの言葉も、時代を超えて様々な示唆に溢れています。

おはようございます。

しっかりとした雨が降る高知の朝です。
この雨はこれから強まり昼まで続きそうです。
お気を付け下さい。

火曜日、今日も一日よろしくお願いします。
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ドラッカーは、
『「経済人」の終わり』が
快く受け入れられなかった
もうひとつの理由は、
ナチズムを社会現象として
扱っているからだろう、
とした。


そしてクレイムズは、
ドラッカーの二作目は1942年、
つまり、GMの研究にたずさわり、
その経験をもとに初の
ビジネス書『企業とは何か』(1946年刊)を
著す直前に上梓した
『産業人の未来』であるとする。


この本では、
産業社会を支える機構は、
地位のよりどころとなる共同体という面と、
役割を生み出す社会という面の、
両方の性質を備えていなくてはならず、
そのためには独自の機構が必要となる、
と書いたが、そのなかではいまだ
「組織」という言葉は使っていなかった。







「ドラッカーの説明によれば、

 組織という言葉が使われるようになったのは

 第二次大戦後であり、

 氏は『企業とは何か』で

 いち早くこの言葉を用いたという。」


(『ドラッカーへの旅 知の巨人の思想と人生をたどる』 エピローグ)