■殺人マシンの製造■~世界が血の色に染まる~ | ∬ちょこっと、ピーター.ドラッカー∬

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”なんの浮世は三文五里よ。ぶんとへのなるほどやってみよ。”
乙女姉やの失意の手紙への返信に記した、龍馬のポジティブ思考が表れている言葉
”くよくよせずに前向きに行こう”と勇気づけられる。
同様にドラッカーの言葉も、時代を超えて様々な示唆に溢れています。

おはようございます。

薄曇りの高知の朝です。
これから晴れてきそうです。

今日はLaVitaでのKOCHI JAZZ FESTA。
33組、12:00~20:00までたっぷり、
EIJI TRIOも楽しみです。

日曜日、良い休日をお過ごし下さい。
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ドラッカーは、
ヒトラーの『わが闘争』には、
数年後にヨーロッパを襲う大量虐殺の
青写真が描かれており、
これから何が起ころうとしているのか、
目に浮かぶようだったとした。


クレイムズは、
1939年刊行の
『「経済人」の終わり』
(これはマネジメント書ではない)で
ドラッカーは大量虐殺を予言している、
とする。


しかし実際には、
ヘンシュが自宅を訪ねてきた夜に早くも、
「ヒトラーは殺人マシンの製造に成功するだろう」
と悟っていた。






「ヘンシュはごく平凡な、

 どこにでもいそうなタイプの人間だった。

 つまり、ヘンシュと同じような何十万人、

 いや何百万人もの人々が、

 ヒトラーの手足となって組織的な殺人を

 繰り広げるおそれがあったのだ。」






(『ドラッカーへの旅 知の巨人の思想と人生をたどる』 エピローグ)