■ヒトラーの『わが闘争』■~大量虐殺の青写真~ | ∬ちょこっと、ピーター.ドラッカー∬

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”なんの浮世は三文五里よ。ぶんとへのなるほどやってみよ。”
乙女姉やの失意の手紙への返信に記した、龍馬のポジティブ思考が表れている言葉
”くよくよせずに前向きに行こう”と勇気づけられる。
同様にドラッカーの言葉も、時代を超えて様々な示唆に溢れています。

おはようございます。

明るい陽射しの高知の朝です。
一日晴れて初夏の陽気になりそうです。

土曜日、良い週末をお過ごし下さい。
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新聞社の同僚だったヘンシュは、
ドラッカーを慰留に来たのだったが、
ドラッカーの決心は固かったため、
ヘンシュは態度を変え怒りをぶちまけた
とした。


ヘンシュは、
ドラッカーの賢さに
いつも妬みを抱き、
会社を辞めたいと考えていたが、
カネと名誉と権力がほしいために
辞められなかったと言った。


そしてヘンシュは、
「忘れるなよ。オレは必ず名をあげてみせるからな」
と言い放ったが、
この言葉にドラッカーは時代の行く末を見た。

ドラッカーは、
『わが闘争』にしたためた誓いを
ヒトラーは確実に実行に移すだろう、
と確信した。








「ヒトラーのこの著書には、

 数年後にヨーロッパを襲う

 大量虐殺の青写真が描かれていたのだ。」






(『ドラッカーへの旅 知の巨人の思想と人生をたどる』 エピローグ)