アース・アンド・ファイアの「アンドロメダ・ガール」を聴いたぞ! | ダラダー夫婦さぼちゃんとむしょくんの日記

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一緒にダ・ラ・ダ・ラしましょう。

アース・アンド・ファイア(Earth and Fire)の、”Andromeda Girl”と、
ルネッサンス(Renaissance)の、”Ashes Are Burnning”を聴きました。

ひと月ほど前に、なにか面白そうなプログレ作品がないかな?と、ヤフオクなどを徘徊していて、「アンドロメダ・ガール」の印象的なジャケットが目に留まりました。

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むしょくん、80年代後半の一時期、プログレにハマっていたことがあり、西新宿や御茶ノ水などのレコード屋に足しげく通っていました。

この ”Andromeda Girl” のジャケットはなかなか印象的で、とうじ何度も目にしていましたが、アース・アンド・ファイアのレコードは何故か投売り状態でしたので、安かろう悪かろうと思って、手を出さなかった記憶があります。

そんなこともあり、いままでアース・アンド・ファイアの名前はよく知りながら、一度も聴いたことがありませんでした。

そして、約30年のときを経て、amazon でプログレの面白そうな作品がないか物色していたところ、かの印象的なジャケットが一瞬、目に止まり、youtubeで視聴したところ、ボーカリスト:ジャーネイカーグマン(Jerney Kaagman)の美声と美貌に打ちのめされてしまったのです。

もちろん、すぐにamazon でポチりました。

つぎに、ジャーネイ姉さんの歌声を聴いて思い浮かんだのが、ルネッサンスのアニー・ハズラムでした。

ルネッサンスは、プログレにハマっていた時期に、御茶ノ水のディスクユニオンで「プロローグ」の色褪せたレコードを見つけて、その不可思議なアートワークに興味を惹かれジャケ買いしたのが最初でした。

そのレコードに針を落としてみると、そこからはけれんのない、朴訥な、古風な感じのピアノと女性の歌声が聞こえてきました。

しかし、そのピアノの旋律と女性の歌声の美しさは比類なきもので、そこではじめて、「ルネッサンス」を知ることになりました。

「プロローグ」は、聴きこむと、楽曲の細部の構成も、また演奏もよく練られていることに気づき、愛聴盤になりました。

その後、ルネッサンスのほかの作品も、レコード屋で見つけるたびに買い足していったのですが、こんかい、持っていなかった、”Ashes Are Burnning” という作品があることを知り、やはりyoutubeで試聴したところ、思いのほか「プロローグ」に近い作風に感じ、紙ジャケット版のCDを買ってみることにしました。

さてさて、”Andromeda Girl” と、”Ashes Are Burnning” のCDが、アマゾンから届きました。

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で、”Andromeda Girl”を聴いてみての感想ですが、これは大当たりでした。

もう毎日、ヘビロテ中です。

本作は、全編に漂うスペーシーな感触こそ、プログレの残滓が感じられますが、かつてのミュンヘンサウンドを思い起こさせるアップテンポの快調な曲も多く、しかもハズれ曲がありません。

そして何より、ジャーネイ姉さんの甘美かつ無垢な、しっとりとした歌声と、緩急自在、変幻自在な感情の表現力に惹きつけられてしまいました。

さて、ルネッサンスの、”Ashes Are Burnning”の方は、やはりハニー・ハズラムの歌声は「圧倒的」で、しかも楽曲の美しさ、気高さは「プロローグ」と双璧をなすもので、あらためてルネッサンスの力量に感じ入りました。

ルネッサンスの楽曲は、いつも英国らしい仄暗さを伴って、これ見よがしな演奏技術を誇る曲もありませんが、とはいえ技量に乏しいわけではなく、よく聴くととても細やかな構成や心づかいを感じる、リスナーを感動させる技術をもったバンドということができます。

どうやら、しばらくは、アース・アンド・ファイアとルネッサンス三昧の日が続きそうです。