サハラマラソン、最大の山場である2日間かけて81.5kmを行く「オーバーナイト」を無事乗り切れば、完走は目前!
すがすがしい朝を迎えるが、もう足は完全にアウト!
むくみと、破れたマメから入ったばい菌で膿んで腫れてます。
触るだけでも痛い![]()
靴を履くのが必死![]()
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一歩足を着くだけでも激痛![]()
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靴下も、血や膿で洗ってもキレイになりません。
これは捨てて、予備に持っていた普通の靴下を使う事に。
スタートに行くだけでも、激痛との戦い。
今日は最後尾からスタート。
ひとりの青年を十人ほどのにいちゃん達が、牽引します。
車イスと言うより、工事現場の一輪車って感じ。
彼らはみんな明るくて、急な登りや、川渡り、どんな所でも楽しんで進んでいました。
感動です。
今日は42kmほとんどが砂漠。
昨日の半分だ、フルマラソンと一緒だ。
と、簡単に思える反面、一歩一歩が激痛のこの足では遙か彼方に見える。
スタートから10kmもしないところで、突然爆発音が!!
と思ったら、救援灯を打ち上げた人がいた。
これは、もうダメだと言うときに打ち上げ、リタイヤを意味する。
精根尽きて座り込む男性に、何人かが話しかけていた。
あと2日でゴールなのに、ここでリタイヤとは、どんなに無念だろうか。
男性は小刻みに震えながら泣き崩れていた。
それを見たとき、
『自分はどんなに痛くても、まだ前に進める幸せ』を感じ、何があっても完走を決めた。
♪1万回ダメで、ヘトヘトになっても、1万1回目が来る~♪
途中、廃墟になった街もあった。
とにかく、一歩一歩が針の上を歩いているかの様な激痛。
痛み止めを飲むが、やっぱり痛い。
でもしばらく歩くと、痛みは変わらないが、痛いのに慣れる。
しかも、同じ痛いなら走ってもいっしょな事にも気付いた。
体力は全然残っているので、軽く走ってみたり。
しかし激痛に耐えられなくなって、やっぱり歩く。
そんな繰り返し。
チェックポイントでは、水を補給し、シューズや靴下を脱いで砂を取る。
しかし、そうするとシューズを履くのが地獄![]()
シューズより大きくなった足を、押し込み、ひもを結ぶ。
腫れ上がった指や足を見てしまうと、痛さ倍増。
ほんとに指が壊死してしまうんじゃないかと心配になるほどの酷さ。
でも「パリダカ」からのリベンジをかけた、人生前半を締めくくるチャレンジ。
指の1本や2本、夢の達成のためなら無くなってもいいか・・・とほんとに思った。
ただ、こんなに痛いということは、まだ大丈夫。
壊死するときは痛みもなくなるから・・・と変な安心感。
いつかはゴールが待っている。
そう信じて、9時間23分、5日目ゴール。
ランナー人生で一番長い、フルマラソンでした。
まずは砂だらけの足を自分で洗浄。
昨日の先生が「今日はこっちだな」
と、手術台のようなベッドに寝かされる。
治療の様子を見ようとすると「見るな、寝てろ」と言われ、不安が![]()
メスやピンセットとか出してるし~
なにか皮膚を引っ張られはぎ取られている感覚と激痛が![]()
途中こっそり見たら、小指の皮は剥ぎ取られ、肉見えてるじゃん!!
(モザイク入れときました)
最後に「日本に帰るのはいつだ」と聞かれ、
「それまでこれを飲め」と抗生物質を渡された。
さらに歩けませ~ん![]()
が、残るは明日一日!!
ここまで来たら、何があっても完走です!!




















