青森 津軽旅情6 | (続)ワタシ、サビてます。

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個人の日々の”よしなしごと”を、ただ綴っています。

(青森旅行 斜陽館備忘録)

 

名古屋の今日は、気温が20℃に達した。雪が舞い、最高気温が氷点下の青森を旅したのは2週間前。

 

青森2日目の朝は、念願のストーブ列車に乗り、金木駅で下車。乾雪と湿雪が交互になり、風も強い日だった。

 

ずっと下駄箱で眠っていた、日本野鳥の会のバードウォッチングブーツが大活躍。大き目サイズで持て余していたが、中底を敷き、厚手の靴下履けば防寒もOK。

 

 

(旧津島家新座敷)

 

太宰先生が戦禍を逃れるために疎開し、居宅とした家を通り過ぎ、生家の大豪邸へ。

 

 

(参考:五所川原市HP 太宰治記念館「斜陽館」)

 

とにかく贅を尽くした広い豪邸は、戦後、他家へ譲渡され、後に旅館となり、平成8年に五所川原市が買い取ったもの。没落貴族を描いた小説「斜陽」を読んでから訪れてみるのも良いかも。

 

”映え”用の演出もあり・・・

 

 

にぃさんに、太宰マントを着てもらう。

 


QRを読み込む「太宰おみくじ」が。

 

 

今日、まず、一生懸命努力しなさい、ということか?

 

太宰先生の作品は、小学生時代、学芸会で「走れメロス」が取り上げられた時に読んだのと、大学生の時、読みかけて挫折した「人間失格」、そして「ヴィヨンの妻」を原作にした映画「ヴィヨンの妻 〜桜桃とタンポポ〜」を観ただけで、残念ながら、他の作品を知らない。

 

冬は斜陽館に行く人は多くないのか?金木駅で降りる人も数えるほど。斜陽館内を見て、トイレから出た後には、誰もいなくなっていた。また、近くにある「津軽三味線会館」は冬季は休館。

桜の季節ならば、もう一つ先の「芦野公園」駅で降り、赤い屋根の駅舎喫茶店で一服し、公園の景色を楽しみ、金木方面へゆっくり散歩しても良さそう。

 

 

12時半頃の電車で五所川原駅へ戻るつもりでいたので、その前に物産館「産直メロス」で買い物をし、昼ご飯を食べに、以前は金木駅舎の2階にあったという「ぽっぽ家」さんへ。

 

(煮干しラーメン)


(しじみラーメン:十三湖産のしじみがたっぷり)

 

ホテルでしっかり朝食をとったので、麺類が丁度良い。どちらも美味しい。

 

(りんごぎょうざ)

 

青森といえばニンニクも有名だが、ここはリンゴで。アップルパイみたいなのかな、と思っていたけど、挽肉に、刻んだリンゴの果肉が入っており、あっさりと食べられる。

 

隣の席へ2人のご年配の女性が座った。メニューを見ながら、

「これ、スズメが入ってる?」と会話されている。

 

え、何、雀? と、よくよく聞いていると「スズメ」ではなく「しじみ」。その後も、何やら会話されていたが、地元の人の方言って、可愛いくて、ホッコリする。

 

お腹と心を満たしたので、「立佞武多の館」へ行くため、五所川原駅へ戻るよ~。