青森 津軽旅情2 | (続)ワタシ、サビてます。

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個人の日々の”よしなしごと”を、ただ綴っています。

(青森旅行、アップルパイ備忘録)
 

青森旅行を計画する際、にぃさんの希望は、八甲田山ロープウェイに乗って「スノーモンスター」を見ること(私の心の声:長野あたりで見れや!)。そうすると宿泊候補は酸ヶ湯温泉だが、すでに満室。八甲田ホテルは予算オーバーで、ホテル城ヶ倉が良さそうだった。

だけど、ウィンタースポーツを楽しむでもなく、温泉に入って、あとはロープウェイに乗るだけでは、ちょっと物足りない。

 

私はその土地の文化を楽しむことを提案。反応も薄く、人任せなにぃさんと喧嘩になり、”現地解散別行動!”となりかけたが、結局、私の計画案で動くことに。

 

青森と言えばリンゴ。弘前は収穫量日本一。駅前のポストにもリンゴが乗っている。

 

 

弘前の市場「虹のマート」で軽く昼食を済ませた後、ゆっくりアップルパイでも食べようと、”100円バス”に乗った。

 

にぃさんがスタバの優待券を持っていたので、弘前公園前にある登録有形文化財を利用したスタバに入る案もあった。

 

 

でも、その歴史的建造物の外観のみを拝見。その先にある、藤田記念庭園の大正浪漫喫茶室へ足を進める。

 

 

旧藤田家(日本有数の財界人、藤田謙一氏)別邸洋館は、明治、大正にかけて、弘前に建設された洋館の一つ。

(参考 HIROSAKI Heritage)

 

せっかくなので、サンルームでお茶を頂きたく、約20分待った。


 

市内複数のお菓子屋さんのアップルパイが提供されているので、好きなものを選び、ドリンクセット(990円)で注文。

 

(ティーラウンジ・オークレールのAP)

 

皮や芯まで丸ごと使用という、甘酸っぱいリンゴのシャキシャキ感が伝わる焼きリンゴパイは、私好み。アッサム・ティーと。

 

(クローヌ洋菓子店のAP)

 

サイコロ状の紅玉リンゴを、バリっとした皮で包んだパイ。こちらは、にぃさんの好み。ダージリンティーと。

 

 

ご馳走様。

 

 

道中、アップルパイ・コンシェルジュが運転するタクシーに遭遇。ベーカリーの前で停車していたので、オススメのパイがあるのかな。

 

大正浪漫喫茶室に隣接する庭園の倉庫「クラフト&和カフェ 匠館」で津軽塗やこぎん刺しなどを見た後、こぎん刺しの材料などが買える、街の手芸店「しまや」さんに寄ってみたり。

 

(道行く途中に飾ってあった、こぎん刺しの額)

 

「虹のマート」へ行く途中に通った地下通路床の模様も、こぎん刺し、道路やマンホール、いたる所で目にした。

 

 

「津軽天然藍染川崎染工場」さんには藍染のこぎん刺し糸が置いてあったが、そこで、こぎん刺しの糸が、他の刺し子の糸より太い(撚りが緩い)と知った。

 

「こぎん」は津軽の野良着を指す言葉で、刺し子の一つ。いろんなところで見かけ、何か一つ買おうかと思うも、「自分で刺してみたい」という思いの方が強く、今回は、買わなかった。

 

だけど、刺すのは老眼には辛いわ~、きっと。

 

弘前城のある公園周辺をクネクネと歩く。小雪がちらつくが、ちっとも寒くなく、かえって気持ち良い。

 

(弘前公園(城)追手門)

 

(雪を被る金魚ねぷた)

 

弘前公園は桜の名所としても知られる。4月には「さくらまつり」の見物客で賑わっていることだろう。

 

そんなことを思い、次の目的地へ。
(つづく)