目標管理とノルマ管理との相違
ノルマとはソビエトなどの旧社会主義国などで労働者に与えられていた仕事の分担のことであり、「一定期間内にどれだけの成果をあげなさい」という数値的な責任や義務を指している。
一方、目標とは「目的に、期間と達成レベルを加えたもの」であり、「何に取り組むか」だけでなく、「いつまでに何をどれだけやるか」を明確にしたものである。
この定義だけを見るとノルマも目標も同じように感じるが、「ノルマ」と「目標」の大きな違いは、上位者から与えられるか自ら設定したものか、ということである。
ただ、評価連動型目標管理では、上司の要望が優先することになるため目標設定段階では目標もノルマも同じようになってしまう。
それでは何が違うのか。
ノルマ管理は、ゴールを決めて、やり方や方法も決まっている。(汗をかくだけ)
目標管理は、ゴールはある程度会社の要望で決まるが、やり方や方法はある程度自分で考えて工夫する。(頭を使う)
ある程度の自由裁量がある方が目標管理であり、自由裁量がないのがノルマ管理と考えるとわかりやすい。
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