評価制度の見える化2 | 人事コンサルタントのブログ

評価制度の見える化2

 評価制度の見える化1からご覧ください。→ 評価制度の見える化1


 今回は、評価制度の導入についてのご相談ですが、まず、次のことを明確にするとよいと思います。

 

 その人、その立場、役割の担当者に対して、どのような成果を上げてほしいのか、また、そのためにどのようなことをして欲しいのか、この2点です。

 
私はこれを期待成果と期待行動と言っていますが、この2点を各役割について明確にすることが大切です。


○ 期待成果 (期待通りの成果を出してほしいという期待です)
 どんな成果を出して欲しいのか、明確にすればよいわけです。
 営業数値や生産性、不良率など仕事の結果について、評価するようにします。


○ 期待行動 (期待通りに業務を進めて欲しいという期待です)
 その仕事をどのように進めて欲しいのか、 どのよう仕事ぶりがよいのか明確にすればいいんです。

 これは文章で表現することになりますが、 後から判定できるように、表現に気をつける必要があります。

 

これらは職種によって異なりますので、職種ごとに作るとよいと思います。これが評価項目になります。また、その他、必要であれば、勤務態度に関する項目を入れるとよいと思います。


 評価に仕方については、評価をする人はもちろん、評価される人にも考課者訓練を行って評価ルールや基準の共有化をかかります。


評価される人にも基準やルールを公開することで、評価する方も安易にできなくなり、妥当な評価をするようになります。