評価制度の見える化1 | 人事コンサルタントのブログ

評価制度の見える化1

 順調に利益は出ているのですが、従業員には『やる気』、会社にとっては『業績や状況』に応じた給与体系を考えています。そこで、評価制度を新しく導入したいと思っていますが、何から手をつけていけばよいのでしょうか。

 

 利益も出ており成長中の企業であるとお見受けします。利益を出して成長しているということですから、立派な人事制度(賃金制度や評価制度)があるはずです。もしなければ、これだけ成長しないと思います。

 

 御社には、立派な人事制度(賃金制度や評価制度)があるのです。ただ、それが明文化されていなく、社長さんの頭の中にあるだけで、他人から見えない状態になっているのです。ですから、社長さんの頭の中にある立派な人事制度を、他人にもわかるように明文化すればいいわけです。

 

 そして、その明文化する時に、より今後の経営環境に合うように微調整すればよいわけです。
これまで業績を上げ続けてきたすばらしい実績がある現行人事制度(社長さんの頭の中にある仕組み)を無視して、全く違った新しい人事制度を導入すると、逆に混乱して業績が落ちてしまうことになります。

 

 人事制度の見直しを考えていらっしゃるということですから、次の3点を見えるようにするとよいと思います。


個人の賃金は


・ 会社の業績とどう連動しているのか


・ 自分の評価はどうなっており、その評価とどのように連動しているのか


・ 自分の役職や等級、(場合によっては年齢や勤続)などとどのように連動しているのか


ということです。