私はガンと診断されても、お医者さんの方から、ステージの話が出たことはありませんでした。
私の方からも聞きませんでした。
入院中、向かいのベッドの方も大腸がんでした。
その方はステージ2だったそうです。まだ私のことを知らない時に、見舞いの方に「ステージ3だったら、もうダメらしいけどね」と話すのが聞こえてしまいました。
そんな風に、一般的には思われているんだな、と初めて知りました。
私はリンパに転移があるので、自分でステージ3だとは思っていました。
切除の手術が終わってから、病理検査の結果がとても良かった(ガンが消えていた)と教えていただいた時に、一応ステージの話を聞いてみました。
わたし「先生、私ってステージ3だったんですよね?」
先生「3どころか3bだったんですよ」
わたし「じゃあ今は?」
先生「ステージゼロですよ」
わたし「えー、そうなんですか」
みたいな会話をしました。
本当にゼロというのかどうかはわかりませんが、とにかくそれくらい、きれいに消えていた、という事らしいです。
その会話を思い返すと、今の私は直腸癌患者じゃなくて、元直腸癌患者と言えるのかな、と考えて、ブログのタイトルを変えました。
もし、私のブログをもし目にとめる方がおられたら、ステージ3bでも、癌が消える事があるのだという希望になれば、とも思います。
私の様に、抗がん剤がよく効くタイプは、10人に一人くらいらしく、そういう抗がん剤が良く効くタイプは、予後も良いことが多いそうです。
私はガン保険にも入ってなかったし、経済的には、今、とても大変です。
でも、ステージ3b患者としては、ラッキーな展開でした。
まだまだ再発やら転移やらもあり得るので、抗がん剤は飲んでいます。
でも、新年は希望をもって迎えたいですよね。
今、苦しんでおられる癌患者さんすべてが、おだやかな新年を迎えられますように。