ステージ・ゼロ | 直腸がんなど

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2015年、直腸がん(ステージⅢb)と診断。術前化学放射線療法の後、切除手術をし、一時人工肛門でしたが閉鎖しました。治療は終了。2024年現在、再発なし。

私はガンと診断されても、お医者さんの方から、ステージの話が出たことはありませんでした。


私の方からも聞きませんでした。


入院中、向かいのベッドの方も大腸がんでした。


その方はステージ2だったそうです。まだ私のことを知らない時に、見舞いの方に「ステージ3だったら、もうダメらしいけどね」と話すのが聞こえてしまいました。



そんな風に、一般的には思われているんだな、と初めて知りました。


私はリンパに転移があるので、自分でステージ3だとは思っていました。



切除の手術が終わってから、病理検査の結果がとても良かった(ガンが消えていた)と教えていただいた時に、一応ステージの話を聞いてみました。


わたし「先生、私ってステージ3だったんですよね?」


先生「3どころか3bだったんですよ」


わたし「じゃあ今は?」


先生「ステージゼロですよ」


わたし「えー、そうなんですか」


みたいな会話をしました。


本当にゼロというのかどうかはわかりませんが、とにかくそれくらい、きれいに消えていた、という事らしいです。


その会話を思い返すと、今の私は直腸癌患者じゃなくて、元直腸癌患者と言えるのかな、と考えて、ブログのタイトルを変えました。


もし、私のブログをもし目にとめる方がおられたら、ステージ3bでも、癌が消える事があるのだという希望になれば、とも思います。


私の様に、抗がん剤がよく効くタイプは、10人に一人くらいらしく、そういう抗がん剤が良く効くタイプは、予後も良いことが多いそうです。


私はガン保険にも入ってなかったし、経済的には、今、とても大変です。


でも、ステージ3b患者としては、ラッキーな展開でした。


まだまだ再発やら転移やらもあり得るので、抗がん剤は飲んでいます。


でも、新年は希望をもって迎えたいですよね。


今、苦しんでおられる癌患者さんすべてが、おだやかな新年を迎えられますように。