2年ぶりのアメリカ

 

感覚のマンネリ(マンネリズム)を予防するため、定期的にアメリカには訪れるようにしている。

20年前に住んでいた時との変化を見てみたいのもある。

 

幾度となく訪れているが、今回は初めて尽くしの旅となった。

まずは、こんなところまで便乗値上げ!

関空にて両替をするも、レートが1ドル145円(2025年5月6日現在)で、1ドル150円の両替?!

これまでなら、2円程度だった手数料が、1ドル5円も!?

ガックリしながら、往路アメリカへと。

 

そして、アメリカ入国審査。

普段私は、入国審査時はナイスとスマイルでやり過ごすのだが、今回はそれが仇となった。

 

審査官:目的は何ですか?

  私:旅行です

審査官:旅行?

  私:ええ、観光です

審査官:それだけ?具体的には?

  私:具体的に??食べたり、観光したり・・

審査官:そのために来たの?何か目的があるでしょ?

  私:ええ?(しばらく考える)あ、犬を飼っているので "ペットコ" に行ってみたくて

審査官:そうです、そういうの(目的が)があるでしょ

  私:あ、あぁ・・

審査官:で、どこへ行くの?

  私:ポートランドへ少し行きます

審査官:いつまで滞在するの?

  私:9日までです

審査官:わかりました

 

ここまで聞かれたのは初めて。

審査官は、質問に対しての私のリアクションを見ている。

オドオドするか、焦ったりしないか・・、私の答えなどどうでも良いのだ。

 

ようやく通過後、乗り継いでポートランドへ。

ポートランドは、2017年2月ジョージ・リーのピアノコンサートで訪れて以来、8年ぶり。

この街は税金がかからず、いわゆる免税店のような感覚で観光できる。

額面通りの金額なので、なんだか安く感じてしまう?。

 

1泊だけして、サンフランシスコへ。

サンフランシスコは、とても様変わりし、以前の華やかさは感じることはできなかった。

滞在した時期が閑散期だったのか、ケーブルカーに並ぶ人影はなく、フィッシャーマンズワーフやピア39も賑わっている雰囲気はなかった。

また昔刑務所だった「アルカトラズ」は、今月トランプ大統領が再開させると指示し、注目を集めているようだ。

 

メインストリートは、空き店舗だらけで、ホームレスが多く、今アメリカで増加してきているゾンビ達があちらこちらに。

「フェンタニル」という薬物が横行し、それを接種すると、まるでゾンビのように身体がうつむいて固まった状態になるのが特徴。

ホームレスが増加するのも頷ける一因は、コロナ禍からの物価高騰ではなかろうか。

コロナ以降、職を失った者や、物価高に付いていけなく、貧富の差が拡大しているように思う。

 

大好きなベトナムのフォー(ラーメン?)を食べるためレストランに入ったのだが。

一杯12.59ドルに、1ドル(消費税)+2ドル(チップ)で、合計15.59ドル。

え~っと、日本円で150円で両替だったから・・、ラーメン一杯 2,338円!?!

しかも、チップは半強制的にディスプレイされるパーセントを選ぶのだが、"チップしない"項目はない。

もちろん最少の15%をタップ。

一見この金額は、円安だけかと思いきや、州によるだろうが現地の物価高もある。

そりゃ~、ホームレスも増えるだろう。

 

初めて尽くしの最悪事態は、最終日に訪れる。

ホテルから空港へ向かうため、通常はバートと呼ばれる電車に乗るのだが。

サンフランシスコは幾度となく来ているので、いつも通りプラットフォームで電車を待っているが、待てど暮らせど電車は来ない。

グーグルアプリで確認するも"遅延"としか表示されず、通常20分に一本は来るはずの電車が来ない。

「待てよ、駅に旅行者らしき人が全くいない。」

改札まで戻って駅員に尋ねると、「今日は空港行きの電車(バート)は来ないよ。」

 

なぬ!?よくもまぁ、ぬけしゃーしゃーと!!

 

グーグルに頼っていた私もバカだったが、先入観を持っていたのも拍車をかける。

今までの経験から、「空港行きの電車が来ない」なんて、有り得も、考えもしなかったからだ。

 

さぁ~て、どうする。

空港での荷物預けは、出発の1時間前にはクローズされる。

10:45出発のフライトなので、9:45までには受付しないといけない。

少し余裕を持ってホテルを出ていたが、電車を無駄に待ったおかげで、時刻はすでに8:30頃。

慌てて地上へ出て、空港までの手段を考えるが、もちろんウーバーや無人タクシーなどのアプリはダウンロードしていない。

ダウンロードしようとすると、なんとwifiが使い過ぎで制限がかかっている。

とりあえず、ローカルバスに乗り込み、バスの運転手に空港まで行く手段を聞く。

そしたら、このバスに乗ってこの先のバス停で空港行きのバスに乗り換えられるとのこと。

 

そして、乗り換えのバス停に到着するも、またもや遅延で空港行きのバスは来ない。

時刻は、9時過ぎ。

今からバスが来ても、バスではそこから空港まで50分はかかる。

荷物を預けるどころか、飛行機にすら乗れないかもしれない。

 

タクシーを呼ぶしかない。しかし、wifiがない。

とすると、後ろにマクドナルド様が。

貴社のwifiを拝借!

直ちに、ウーバータクシーをダウンロードし、タクシーを呼ぶが。10分以上かかるとのこと。

結局、空港行きのバスと呼んだウーバータクシーが同時くらいに到着。

もちろん、タクシーに乗車(9時18分)。

    

    私「空港まで何分ですか?」

ドライバー「20分ぐらいです。」

    私「時間がないので、なるべく急いでください。」

ドライバー「あぁ・・。」

 

9時45分、空港に到着。

大荷物を掲げ、チェックインカウンターまで猛ダッシュ。

しかし、時すでに遅し・・

9時50分、機械では受け付けてくれなかったのでカウンターへ。しかし、「もう締め切った」とのこと。

 

機内に持ち込めない物をたくさん買っていたので、これは大ピンチ!

没収されること覚悟で、セキュリティへ。

当然、バッグの中身をチェックされる。

係員「これらは持ち込めません。どうしますか。カウンターへ戻ってチェックインし直すか、すべて没収か。」

 私「(しばらく考え)没収で。。」

 

答えは一択しかなかったのだが、考えて答えを出して後で納得したかったのだろう。

ゲートに着くも、すでに搭乗が始まっていた。

 

復路の飛行機に乗れただけ、良しとするか・・(汗と涙)

 

今回学習したこと。

①機械(ネット情報や携帯)を過信しない

②状況判断する

③先入観を持たない

 

最後に、これは恩師の一人、コールマン大学創始者コールマンに言われた一言でもあるが。

Never Never Never Never  Give Up.(そのまま引用)

 

なかば諦めかけたフライト。

何事も最後まで諦めてはいけない。

これは、改めて人生の教訓にもしたい。

 

 

今日、大阪なんばの地下街で食事をしていたら…。


外国人が突然お店にやってきて、店員さんに

"Outside!" と何度もやや強い口調で言っている。

店員さんは英語が話せない上、意味も分からない。

私は、席で食事をしながら聞いていたが、

Outside??なんのこっちゃ?外で食べたいのか?

いやここは地下街、パティオなどあるわけがない。


すると、その隣に居た彼女?(この方も外国人)が、

How can I get Outside??


そういうことね。


あのね、日本語でもいきなり "外" と言われても意味が分からないよ。しかも飲食店の店員さんに。

お母さんに話してるんじゃないんだから、いい大人が、きちんと主語動詞使えないもんかね。


日本語話せないのは百歩譲るが、

まずはExcuse meでしょう。

そして、外に出たいとか、出口はどこ?

ではなかろうか。


しかも、やや苛々気味で…

それが人にものを尋ねる姿勢でしょうかねぇ〜


一言言ってやろうかと思ったが、巻き込まれたくないので、お蕎麦を堪能することにしました。


外国人が増えてきているが、我々も毅然と対応する必要がある。

英語が話せないなら、堂々と、

ノーイングリッシュ!!








先日、「11月半ばでGmailが使用できなくなる」と警告がきた。

普段連絡をしている方々には、その旨のお知らせをしたが、たまにしか連絡していない人には難しいものがある。

そのアドレスは、幅広く使用していたため、変更手続きに追われた。

ほぼネット上で手続きできたが、唯一厄介なサイトがあった。

それは、Agodaというオンラインホテル予約サイト。

長年、ほとんどの旅行の宿泊をこのAgodaで利用してきたが、メールアドレスの変更は初めて。

手続きしようも、そのカテゴリーはなく、別途検索をかけると「オペレーターでのみ変更が可能」とのアドバイス。

ん?メールアドレス変更をわざわざオペレーターにお願いするの?!!アルファベットも一つ一つ伝えるの!?ちょっと古すぎないか?

 

その悪夢はやってきた・・。

 

まずはサイトのヘルプセンターから、カスタマーサポートへ進み、そこからチャットへいざなわれ、さらに予約番号やカード情報を入力し、やっとのことで、連絡先をゲット。

しかし電話(有料)をかけるも、一筋縄ではいかない。

 

初めに、

「日本語をご希望のお客様は①を」 と言われたので、当然①を押します。

  ⇓

但し書きの様に、

「通訳を挟む場合があるので、その際はお時間を2分ほど頂く場合があります」 なぬ???

  ⇓

また「予約番号とクレジットカードの下4桁を入力してください」

え~っと、そもそもメールアドレス変更でお電話したんですけど、予約番号なければこの限りではない?!

(幸いホテルを予約したところだったから、入力できたが)

  ⇓

問題は、次。

「ただいま大変繋がりにくくなっております」 ここまでは、彼らの常套句。そして…

「ただ英語での対応ですと、繋がりやすいです」

 

と言い放ち、10分以上放置。

 

さすがに10分以上待てないので、一度電話を切り、これを2回繰り返す。


二度目も同様で埒が明かない。

「英語での対応ですと、繋がりやすいです」というのがどうも引っ掛かり、試してみることに。


「英語でのお客様は②を」とのことなので、ポチッ。

 

ものの数秒で繋がった。

どれだけ日本人スタッフが不足しているの?

電話番号は東京都だったので、日本ですけど~~

 

ネイティブではなかったが、ものすごくスマートで丁寧な迅速対応。

通話中に新しいアドレスに確認メールを送って下さり、あっさり完了。

 

今や、コンビニのスタッフも外国人の方を多く見かける。

うちの町も多くの外国人が住んでいる様で、そろそろ多国籍な日本になってきたか。

アメリカでは普通の光景だったが、日本も徐々に進んでいくのかな。

 

そういえば、思い出す。

留学中(約20年前)、韓国人の学生と仲良くしていた事があり、彼と約束した事がある。

「もし日本と韓国が戦争になったら、俺らで絶対に止めよう」と。

 

これからは、国や人種を越えて、人と人が繋がっていく時代。



他愛もないメールアドレス変更からの何気ない物語。