あやとり
こんにちは!明太子
です。
先日、詩子さんが
この本いいですよ!と
一冊の本を持ってきてくれました。
『そらをとんだ
けいこのあやとり』
(やまわき ゆりこ/さく・え)
という本でした。
そして、
「あやとり
ブームって時々ありますよね~」と
詩子さんはつぶやきました。
あやとりで、ほうき、はしごを作ったり、
ともだちと交代で
とりあったり
。
確かに私が小学生時代にも
あやとりのブームが何回か
きたな~と しばし思い出にひたりました。
●物語のなかの
けいこちゃんはおかあさんから
くさりあみのやりかたを教えてもらいます●
けいこちゃんは
赤い毛糸をかぎばりで
編んで、
最初、すずめのあやとりくらいの
長さでしたが、
どんどん編んで
お庭までのびて
大きいあやとりができました。
けいこちゃんは
自分が登れるくらいの
四だんばしごをつくりました。
はしごは、けいこちゃんを
のせたまま、空を
すいすい はしっていきます
はしごの上に寝そべって
空をとんでいく
けいこちゃん。いいなあ~
おすすめです
百まいのきもの
こんにちは、詩子です。
ベル子さんが、
カズオ・イシグロ/著
『忘れられた巨人』
の事を書いていましたが、
実は!詩子も、同時期に読み、ベル子さんと、感想を話し合いました。
私には、読みながら、
いったい、どこへ連れていかれるんだろう…
という感じがずっとありました。
でも、気になって読み進めてしまうのです。
読後、ひと月以上経ちますが、
未だ、忘れられない 何か が、残っています。
どちらかというと、日に日に増す感じです。
久々の、大人の文学。読んでよかったです。
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ところで、絵本の会、補足です。
『百まいのきもの』 は、その後、
2006年に、改訳され、『百まいのドレス』 となりました。
『百まいのドレス』 を手にされたら、是非、
「訳者あとがき」 を読んでください!
『百まいのきもの』は、1954年に、
「岩波の子どもの本」の1冊として出版されました。
戦後間もないこの時期に、石井さん、光吉さん等、
編集にたずさわった方々が、どんな思いで、
子どもの本を、送り出してくださったかが伝わってきます。
2006当時、百歳を目前にした石井桃子さんから、私たちへの贈り物です。
しっかり受け継いでいきたいですね。
ではまた。ごきげんよう。
話題作と戦後70年
こんにちは、ベル子です。
去年くらいから、記憶力の衰えを自覚しだしました。
きっかけは、時差出勤のため、遅く出勤してきた職員に
「朝礼で何か伝達あった?」ときかれ、
朝礼から2時間ほどしかたっていないのに、
「うーん?」と考えに考えてもいっこも思いつかず、 
全く伝えられなかった、という衝撃の体験をしてからです。 
以来、「自分は、記憶力が衰えている」という前提のもと、
朝礼をもっと真剣に聞き、

思い出せない事柄を知るために、安易にネット検索に頼らず、

じたばたと思い出す努力をしてみる、

というのを、自分に課すようにしています。
なので、 「忘却」 「老化」 などに関心が向くようになりました。
そんな私のハートをつかむ話題作を2編、夏の終わりに読みました。
ひとつは、著者10年ぶりの新作
という
『忘れられた巨人』 カズオ・イシグロ/著 (早川書房)です。
舞台は、アーサー王伝説がまだ生々しい中世イングランド。
主人公は、アクセルとベアトリスという老夫婦。 

二人は、昔のことも、最近のことも、
いろいろと思い出せないことが増えていました。 
ところが、思い出せないのは、二人に限ったことではなく、 
村の人たちも皆、あらゆることを忘れているようなのです。 
それは、不思議な霧のせいらしいのですが・・・。
老夫婦は、村を離れ、遠くに住む息子を訪ねる旅に出ます。
かなり読み進んでも、 「もやもやと思い出せない感じ」 が続きます。
根気強く、霧が晴れるのを期待して読みました。
ところが、思ってたのと全然違う感想が、ラスト手前くらいで
ブワーッとわきあがってきて、自分でもびっくりしてしまいました。

そうか、この物語は、壮大なたとえ話なんだ、と気づいた瞬間でした。
戦後70年の夏に読んだからか、
大きな戦争を忘れること、忘れないこと。
それはいいことなのか、悪しきことなのか。
そんなことを何度も何度も考えました。
本編では具体的にひとつも語られていない事柄について
考えをめぐらせることになる読書。
私には、はじめての経験でした。
「カズオ・イシグロ」恐るべし。
その後、あの芥川賞受賞作
「スクラップ・アンド・ビルド」 羽田圭介/著
(『文學界』 2015年3月号)
を読みました。
28歳の就職浪人の健斗が、同居の祖父を介護する話です。
私の「老化」への関心は、この小説のテーマ、「老人介護」にもひっかかったのです。
翻訳ものの「カズオ・イシグロ」の後だったので、
日本の若者が出てくる日本が舞台の小説は、大変読みやすく、
スピード感があり、コミカルでおもしろかったです。
ところが、祖父は戦争体験者ということで、戦時中のことを口走るシーンが。
戦後70年の影は、ここにも。
でも、祖父の言う話と、
伝聞ではあるが、親戚などが認識している、戦時中の祖父が食い違っている。
真相を知るような人は皆、もう亡くなっていて、確かめようがない。
記憶は、いいかげんなものなんだな、と思います。
でも、それをきっかけに健斗は「桜花」という特攻機について調べます。
それを読んだ私も「へえ」となります。
健斗と、私をはじめ多数の読者は、
間接的に、戦争を知ることに。
そういう積み重ねが、大事なのかもしれませんね。
図書館の資料は、「そういう積み重ね」の宝庫です。 
とっかかりは何であれ、まずは手にとって読んでみてくださいね。
9月 絵本の会
こんにちは、詩子です。
まさかこんなに涼しい九月を迎えるとは…思ってもみませんでした。
さて、今日は、9月 絵本の会 でした。
今日は、『子どもたちと絵本』
(長谷川摂子/著 福音館書店)
「心おきなく泣ける本」
(106p ~ 109p)
を 読み合わせしました。
今回は、
◆ 『ラチとらいおん』
マレーク・ベロニカ/ぶん・え
とくなが やすもと/やく 福音館書店
◆『しちめんちょうおばさんのこどもたち』
吉野公章/さく おのきがく/え 福音館書店
※鯖図には所蔵なし。
◆『百まいのきもの』
エリノア・エスティーズ/文
ルイス・スロボドキン/え
石井桃子/訳 岩波書店
の3冊でした。

… ほんとに 泣きそうになりました。
余韻 に、浸っていたかったです。
どんなに 言葉を尽くしても、この感じは
お伝えできないと思います。
ぜひ、ご一読ください。
ではまた。 ごきげんよう


