さばとごはん -217ページ目

話題作と戦後70年

こんにちは、ベル子です。ベルマーク



去年くらいから、記憶力の衰えを自覚しだしました。


きっかけは、時差出勤のため、遅く出勤してきた職員に

「朝礼で何か伝達あった?」ときかれ、

朝礼から2時間ほどしかたっていないのに、

「うーん?」と考えに考えてもいっこも思いつかず、 理解不能

全く伝えられなかった、という衝撃の体験をしてからです。 衝撃


以来、「自分は、記憶力が衰えている」という前提のもと、
朝礼をもっと真剣に聞き、まじめ 顔

思い出せない事柄を知るために、安易にネット検索に頼らず、Internet Explorer8 ぽち

じたばたと思い出す努力をしてみる、sss 考える

というのを、自分に課すようにしています。


なので、 「忘却」 「老化」 などに関心が向くようになりました。

そんな私のハートをつかむ話題作を2編、夏の終わりに読みました。


ひとつは、著者10年ぶりの新作 !! という


『忘れられた巨人』 カズオ・イシグロ/著 (早川書房)です。



舞台は、アーサー王伝説がまだ生々しい中世イングランド。


主人公は、アクセルとベアトリスという老夫婦。 おじいさん婆ちゃん

二人は、昔のことも、最近のことも、

いろいろと思い出せないことが増えていました。 ?


ところが、思い出せないのは、二人に限ったことではなく、 ?おまめ

村の人たちも皆、あらゆることを忘れているようなのです。 はてな


それは、不思議な霧のせいらしいのですが・・・。霧


老夫婦は、村を離れ、遠くに住む息子を訪ねる旅に出ます。


かなり読み進んでも、 「もやもやと思い出せない感じ」 が続きます。

根気強く、霧が晴れるのを期待して読みました。


ところが、思ってたのと全然違う感想が、ラスト手前くらいで

ブワーッとわきあがってきて、自分でもびっくりしてしまいました。 ええ!! びっくり


そうか、この物語は、壮大なたとえ話なんだ、と気づいた瞬間でした。



戦後70年の夏に読んだからか、 


大きな戦争を忘れること、忘れないこと。


それはいいことなのか、悪しきことなのか。


そんなことを何度も何度も考えました。


本編では具体的にひとつも語られていない事柄について

考えをめぐらせることになる読書。


私には、はじめての経験でした。 

「カズオ・イシグロ」恐るべし。



その後、あの芥川賞受賞作


「スクラップ・アンド・ビルド」 羽田圭介/著 

             (『文學界』 2015年3月号)


を読みました。


28歳の就職浪人の健斗が、同居の祖父を介護する話です。


私の「老化」への関心は、この小説のテーマ、「老人介護」にもひっかかったのです。


翻訳ものの「カズオ・イシグロ」の後だったので、

日本の若者が出てくる日本が舞台の小説は、大変読みやすく、

スピード感があり、コミカルでおもしろかったです。


ところが、祖父は戦争体験者ということで、戦時中のことを口走るシーンが。

戦後70年の影は、ここにも。


でも、祖父の言う話と、

伝聞ではあるが、親戚などが認識している、戦時中の祖父が食い違っている。

真相を知るような人は皆、もう亡くなっていて、確かめようがない。


記憶は、いいかげんなものなんだな、と思います。

でも、それをきっかけに健斗は「桜花」という特攻機について調べます。

それを読んだ私も「へえ」となります。


健斗と、私をはじめ多数の読者は、

間接的に、戦争を知ることに。


そういう積み重ねが、大事なのかもしれませんね。


図書館の資料は、「そういう積み重ね」の宝庫です。 本


とっかかりは何であれ、まずは手にとって読んでみてくださいね。






9月 絵本の会

こんにちは、詩子です。


まさかこんなに涼しい九月を迎えるとは…思ってもみませんでした。


   アカトンボ   


さて、今日は、9月 絵本の会 でした。



今日は、『子どもたちと絵本』

 (長谷川摂子/著 福音館書店)


  「心おきなく泣ける本」 

      (106p ~ 109p)


を 読み合わせしました。



今回は、



◆ 『ラチとらいおん』

     マレーク・ベロニカ/ぶん・え 

     とくなが やすもと/やく  福音館書店



◆『しちめんちょうおばさんのこどもたち』

     吉野公章/さく  おのきがく/え  福音館書店

      ※鯖図には所蔵なし。



◆『百まいのきもの』

     エリノア・エスティーズ/文

     ルイス・スロボドキン/え

     石井桃子/訳  岩波書店




の3冊でした。



 しずく    しずく


… ほんとに 泣きそうになりました。




余韻 に、浸っていたかったです。



    水たまり       



どんなに 言葉を尽くしても、この感じは

お伝えできないと思います。



ぜひ、ご一読ください。



ではまた。 ごきげんよう 菊


















夢のつづき。

こんにちは、詩子です。



8月最後の日になってしまいました~。


     ひまわり     ひまわり2


年々、夏休み期間が過ぎ行くのを

速く感じるようになっています。


この8月は、前半は、猛暑の日々でしたね。


それに比例するかのように、

高校野球100年 にあたる今年の大会も、

非常に 盛り上がりましたね~。



甲子園  いい夏でした。  甲子園




そして、今、甲子園で戦った選手たちが、

U18野球ワールドカップ でも活躍中。


個人的には、夢のつづき を見せてもらえているようで、

とても嬉しいです。 


福井県民としては、敦賀気比の篠原選手が

キャプテンを務めているのも、嬉しくてたまりません!


どうか、選手たちの頑張りが実って、

世界一☆オススメ☆ に なれますように。


   ぶどう     なし      カキ氷☆



夏休み、後半の、嬉しかったこと。



高学年の男の子が、児童室で、

静かに、熱心に読書している姿を見られたこと。


しかも、私も好きな作品!

思わず、声をかけてしまいました。


 「私も、その本、読んだよ~」


と。 男の子は、にこっと、笑顔を返してくれました。

その一瞬、心が通いあった気がしました。


本って、そういうところが、すごいのです。

世代を超えて、同じ物語を共有できてしまう。

共感できてしまう。


その日は一日、嬉しい気持ちでいられました。



   コスモス       コスモス    



さて、明日からは、9月。


少し穏やかになった日差しのもとで、運動をするもよし。

少しずつ長くなってきた夜に、読書をするもよし。


 どんなふうに過ごしましょうか。




ではまた。ごきげんよう。





 しずく  お 知 ら せ  こぐまちゃん      


9月の絵本の会は、


火曜日、9月8日  です。



『子どもたちと絵本』 長谷川摂子/著 福音館書店

 「心おきなく泣ける絵本」(106p~109p)



を、読み合わせする予定です。





































あお

こんにちは、浜子です くじら


今日は図書館に入りたてほやほやの本を一冊ご紹介します。



かっこあたしとあなたカッコ


       谷川俊太郎/著  ナナロク社 (911.5/タ)



手に持つのがうれしい。めくってうれしい。

そんな詩集です。


付録の特製しおりで谷川さんは、一冊の詩集は一個の工芸品だとも言える、と書かれています。


名久井直子さんという方がブックデザインをされています。

この本すてきだなぁ、と思うとこの方のデザインだったということがときどきあります。


しかもこの本、福井県の越前和紙を使っているのです。

なんともいえないきれいなブルーの紙 ぽわわん



みなさんも、ぜひお手にとって読んでみてくださいね 鳥



手ぬぐいまいて

こんにちは、民子ですこけし



今日は館内整理日で、図書館はお休みです。



本日は作業日なので、手ぬぐいを巻いている職員がちらほら。



特に、

先日大相撲に行った人たちがお揃いで巻いている

大相撲手ぬぐい力士8。

とってもうらやましい民子です(←手ぬぐい好き)いいなぁ







さて今日の主な作業は、



建物や消防設備の自主点検やじるし





夏休みで乱れに乱れた書架の整理やじるし





各種展示の入れ替えやじるし


1Fロビーでは健康に関する展示です。

今月のテーマは「がん検診」





児童閲覧室の壁面の飾りつけやじるし

こちらのテーマは運動会運動会




ほかにもいろいろ展示が変わりましたよ音譜


図書館にいらっしゃった時に、ぜひお楽しみくださいねビックリマーク




図書館で気持ちよく過ごしていただけるよう、

今日も手ぬぐいで汗をふきふき頑張ってますよ~グッド!