2023シーズン・6th ski/新潟・奥只見丸山スキー場【初】①初日編 | 鯖が行く!ゴルフ(+camp +ski +Diving)あっちこっち

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【今シーズン滑走日数:12日目】

子供たちの春休みと、鯖の有給休暇を使い、今シーズン最後のスキー旅行に行って来ました。

前回単独で行ったスキーが今年最後かなあと思っていたのでラッキーでした。

 

今回は、ずいぶん昔に嫁ゴン太が行ったことがあるという、新潟県魚沼市湯之谷芋川にある、「奥只見丸山スキー場」に行ってまいりました。

ここは春スキーの聖地?とも言われている、秘境感たっぷりの絶景ゲレンデでした。

 

↑絶景のスキー場

 
DAY①2023.4.3 (月) 晴れ 積雪:240㎝
 
奥只見は、公式HPのアクセスでは東京より3時間半かかると表記されており、かなり遠いようなので、当日は朝7時くらいに出ました。(鯖家は8時出発くらいが通例)
 
平日だけあって、渋滞もなく関越道を北上します。鯖家は長野エリアのスキー場へ行くことが多く、久しぶりに関越トンネルを使いました。湯沢などのスキー場が多いエリアを越え、「小出IC」でやっとこさ下車。
 
ここから下道を使って奥只見へ向かいます。雪深い地域のため、スキー場へは「奥只見シルバーライン」というトンネルだらけの道を使うことになります。
 
この道は、もともと「奥只見ダム」の建設用に作られたものです。
その「奥只見ダム」は1961年の完成当時は東洋一の人造湖とも言われ、長い間貯水量日本一だったそうな。(今は2008年に岐阜県の徳山ダムができて、第2位になったとか)
 
そういえばここは映画にもなった「ホワイトアウト」の舞台でした。日本版のダイハードみたいな内容で面白かったなー。映画はまあ、アレでしたけど…。原作をお薦めします。

閑話休題。その「奥只見シルバーライン」は19のトンネルが続き、全長22kmのうち18kmがトンネルという、国内でもまれな道路なんだそう。キレイなコンクリート壁の箇所もあれば、ゴツゴツした岩肌のところもあり、かなりアドベンチャーな感じがします。

 

↑カーブにはこんな矢印が灯る

 

やっとこさ、トンネルを抜けると、奥只見ダムと、そのすぐ近くに「奥只見丸山スキー場」が現れます。奥地まで来たなあ~と感じます。

 

到着は10時半頃だったかな?トイレ休憩とかコンビニ買い出しとか入れてそれくらいなので、3時間半ってところでした。うーん、やはり遠いなー

 

宿泊者用の駐車場が最奥にあり、鯖家はそこに車を止められましたが、遠い駐車場だとゲレンデまでのアクセスが長い登り坂になってやや大変かもしれません。

 

↑宿泊者駐車場

 

宿は「ネイチャーカレッジ 緑の学園」なる名前で、合宿所的な感じ?

だからなのか、アーリーチェックインは不可、荷物も置けないので、そのあたりはちと不便だったかな?(更衣室は外にプレハブ小屋があって使えるそう。我々は車内で着替えた)

 

天気は快晴!気温的には10度越えてるくらいだったので、肌着一枚にスキーウェアで十分でした。いや、それでも暑いくらい。春スキーの格好は難しいですねー。トレーナーみたいなのを着ただけのボーダーさんとか多かったので、あんな感じでいいのかも。

 

宿泊者駐車場の裏手みたいなところから斜面をテクテク上がって「第一ペアパラリフト」で上へ向かいます。まずは一番上まで行ってみようとリフトを乗り継いで山頂方向へ。

(乗り場が標高700~800mくらい?)

 

 

積雪はこの時で240㎝とのことですが、☝のようにすでに地面が露出している箇所も多々あり、今年は暖かいこともあって融雪はどんどん進んでいるような印象を受けました。

 

↑真ん中の「第2ペアパラリフト」

 

奥只見丸山スキー場は基本、3本のリフトで構成されていて、ゲレンデも大きく下部・中部・上部みたいになっています。上部が「丸山ゲレンデ」と言われるゾーンで、結局ここで一番滑りました。(☟マップ参照)

 

 

頂上の丸山の山頂(1242m)からの景色は絶景で、360度ぐるりと雪山に囲まれていて、それはそれは壮観でした。眼下には奥只見湖がちらりと見えます。撮影ポイントには大きな枠が置かれていて、額縁的な演出がなされています。粋ですねー

 

↑木製の「枠」がポツンと
↑枠の右下に奥只見湖が見える
 
気温が10度以上はあったので、さすがに雪質が悪いことは覚悟してましたが、麓と山頂ブロックではけっこう差があり、山頂ゾーンは想像以上に滑りやすい感じでした。
 
今回土壇場で塗った、マツモトワックスの春雪用ワックス「スプリングスノー」が多少は効いたかな?またこのワックスについては記事にしますが。案外イイかもしれません。
 
☟コレ
ただまあ、どの道ザラメ系の雪ではあるので、どんどん雪面は荒れ荒れのボコボコに。春スキーの宿命とはいえ、しんどかったかなあ。でもあの気温であの程度で済むのは上出来なのかも。
 
山頂エリアは丸山ゲレンデと呼ぶのですが、リフトが342mと短いので、距離的には物足りなさは否めません。ホントは下部エリアの八崎ゲレンデが824mと最長なので、ここで回せればいいのでしょうが、下のザクザク・ボコボコぶりはだいぶキツイので、ちと厳しいなあと。
 
中間の「第2ペアパラリフト」は786mとまあまあの距離なのですが、このリフトで回す場合は途中からすんごいコブコブ、ボコボコの急斜面の上級コース(E・A・Bコース)3つのどれかに行くか、狭くて微妙な傾斜の迂回路(C・Dコース)を使うしかありません。
 
ちょうどいいコースがないので、鯖のような3級オジサンにはちょっと厳しい…。特にAコースは上部はいいのだけど、下部は絶望的な気分になるハードな斜面です。
 
↑まあまあな難度のBコース
 
その上級コース、一応入ってみましたが、もうずりずり落ちていくだけでトホホ―、でした。
そんなのお構いなしに滑走していくツワモノもたくさんいましたが。すげえ…
 
よって、短くとも滑りやすい山頂エリアで回していました。ただ、バーンの3分の1ほどが、ジャンプ台がいくつも並んだパークになっていて、さらに3分1がポールの貸し切りになってるので、普通に滑れるのは3分1となっています。
 
↑左からポール、真ん中がフリー、右がパーク
 
あ、でも中部ゾーンに接続するAコースが途中まで使えます。でも、これだと山頂ペアリフトに戻るのにぐるっと遠回りするのでちょっとなあ。
 
この日のランチは山頂のそのまま「山頂ヒュッテ」で頂きました。☟写真
ちょっと狭めなので、平日なのにほぼ満席状態。味はまあまあ、でしょうか。
 
 
そんな奥只見丸山スキー場ですが、初日は16時頃まで滑って下山し、直結してる宿へ。
スキー脱いだらすぐ乾燥室に行けるというナイスな動線で、片付けとかが実にラクチンです。
 
奥只見丸山スキー場の唯一の宿、「ネイチャーカレッジ 緑の学園」ですが、今回は平日だったのと、全国支援割引もあって、家族4人・1泊2食付きで合計21,736円。素敵~
 
リフト券は別会計ですが、宿泊者割引で大人2900円、子供1300円とナイスな設定。
支援割引のクーポンが4人で8000円分ついたので、リフト券代に充てられました。グ~
 
部屋は和室で、トイレ・水回りは共用となっている民宿系スタイル。
水回りがないのはちょっと面倒ではありますねー。まあ、ちょっと、程度ですが。
 
お風呂はまあまあの広さがあり、ゆったり出来ます。温泉じゃありませんが、じっくり温まりまいした。15時~翌8時までの利用が可能です。
 
食堂での食事はなかなかに美味しかったです。やはり魚沼だけに米がうまかったー
食べ終わったらカウンターに戻す式でした。
 
 
そんなこんなの奥只見丸山スキー場、初日編でした。
さ、二日目は、どう滑りましょう?
 
つづく…