曇りがちになってきたスキー用のゴーグルを新調いたしました!鯖的には4代目。
モノは、オークリー「フライトデッキL」(Flight Deck L)です。
本稿では購入の決め手や、インプレッションなんぞを書いてみます。
※ホントはゲレンデでの使用後に記事を上げるつもりでしたが、子供の受験やらコロナ拡大もあって、しばらくスキーに行けそうにないので、とりあえず初稿としてアップいたします。
↑鯖的には4代目のゴーグルはオークリー
「Prizm Snow Torch Iridium レンズ」というオレンジ系のミラーレンズに、Matte Black ストラップの組み合わせの製品です。購入先はなんども試着させて頂いた、神田のスキー・スノボの専門店「フソウスポーツ」さんで、値引きとアプリ初登録のクーポン利用で23,640円でした。
だいぶお値段的にがんばってらっしゃると思いますし、何よりしっかり相談しもらえるのでフソウさんはナイスだなーと思います。(板もブーツも最近は全部フソウさんで買ってます)
さて、先代のスノーゴーグルは、スワンズ(SWANS) 「C2N」という、ジャパンブランドの「山本光学」が出している製品でした。2015年から使っていたのであしかけ7年かー。
↑愛用しておりましたC2N ↑フィット感とかグーでした
「C2N」のかけ心地や視野、デザインなど、とっても気に入ってました。が、鯖のメンテが雑だったせいか経年劣化なのか、その両方なのか分かりませんが、ちょいちょい曇り出すようになってきました。
レンズの内側に施されている、曇り止めのコーティング能力が落ちて来たようで、低温下など、一度レンズが曇り出すと、拭いても拭いても、上の方からもわ~っと結露するようになりました。
(飽和状態になる限界値が下がっているのかな?)
オマケに「C2N」はすでに廃版製品なので、レンズだけを別に取り寄せることも出来ず…。
もうちょっと前にスペアレンズを買っておけばよかったんだけどなー。
てなこともあり、ゴーグル買い替えを検討しました。昨今のゴーグルの中では曇りにくくて、見えやすさ等のレンズ性能がイイのはスミスとオークリーが2トップ、なんて話をお店で聞きました。
ならばその2社から選ぼうかなーと。
ただ、スノーゴーグルの曇り除去という点では、車のリアガラスように特殊な電熱線がレンズ内に仕込まれた「ABOM」という製品がスゴイとか。物理的な効果なので、曇り止めはパワーは圧倒的とか。
コレ👇
うーん、欲しい。そんなハイテクなゴーグルだけに、大いに気になりますが、価格が4~6万円はする、かなりの高級品なので、ちょっと鯖さんは手を出せないかな…。
さて、鯖が使ってたスワンズ製のゴーグルですが、おそらく全ての製品でベルトが後頭部のところでパチッと脱着できる、バックル式のゴーグルだと思われます。
バックル式はとても装着がしやすいので、次も同じバックルタイプにしようと思っていました。
となると、ブランド的にはスミスの一択となります。オークリーはバックルナシのベルト1本タイプしかないので。(DIYで別メーカーのバックルを付け替えしたというツワモノもいらっしゃいます…)
今やスノーゴーグルは、ヘルメットでの着用を前提としたものが主流なんだそう。結果、バックル式だとヘルメットの後頭部と干渉するリスクがあるので、1本ベルトが標準化してるそう。
(スミスは薄型のストラップで干渉を最小限にしてるという話です)
で、神田のスキー用品店を何店かハシゴして、あれこれスミス製品を試してみました。一応、今時のスワンズ製品もいくつか試しました。
が、鯖的にはC2Nのようなピタッとハマる装着感がある製品が現行モデルにはなかったのと、「曇り止め重視ならば、スワンズはないでしょうねー」、という話もどっかの店で聞いたのもあります。
あれこれ試してみたスミス製品の中では、「SKYLINE XL」や、「I/O MAG」あたりが鯖的にはなかなかイイ感じでした。(鯖的な装着感では「SKYLINE XL」>「I/O MAG」かなあ?)
また、スミスはレンズ性能がいいのか、透過率が低くても、やたらクリアに見えて、実にイイ感じだなあとも思いました。なので、上記機種の中からフレームカラーやレンズ等を絞り込むつもりでおりました。
そんな折、たまたま隣の棚にあったオークリーを、なんとなーくモノは試しと付けてみました。
慣れないバックルナシの1本バンドのゴーグルは、やはり装着でモタモタしてしまいます…。
「ほらな~、やっぱりバックル式じゃないとなあ…」と、ブツブツぼやきながら、なんとかセットすると、なんか装着感がとってもイイのです!カオへのアタリ感が均一なのと、鯖が重視する鼻の押さえ感がなく、なんかやたら快適。あれ~?
↑スポンジが3層構造と凝ってるオークリー
スミスでは微妙ながらも部分的に圧を感じる場所(鯖の場合は目のナナメ下あたり)があり、かつ鼻の穴の上?のぷくっとしたところが軽く押される感じがあって、微妙に鼻呼吸が阻害されてる感じがありました。鯖がだんご鼻のせい?
それが、オークリーには少なくて、何種か試しましたが、最終的には最初に付けてみた「フライトデッキL」が一番しっくりくる感じでした。
あ、でも、「フライトパス(Flight Path)」は鼻梁部分にわずかにすき間が出来るので、あれだとアカンだろうなと思いました。なんでもオークリーはアジアンフィットを廃止したそうで、モデルごとにかなりフィット感に差があるようです。ま、当て推量で買うのはかなりキケンですねー。
さて、今回鯖が買ったオークリー「フライトデッキL」ですが、レンズ部がだいぶデカいので、視野角が広くてグーです。これまで使っていたインナーレンズもキレイにハマってくれました。👇こんな感じ
(眼鏡対応のゴーグルだそうですが、鯖の眼鏡では押されて痛いのでないかなーと)
ちなみに、鯖の実測だと、レンズの一番高さのあるところが、フライトデッキLで10.2㎝(C2Nが9㎝)あり、横幅は22.8㎝(同19.6㎝)とだいぶサイズアップしています。
ちなみに重量は実測でフライトデッキLが163g、C2Nが149gでした。14g重くなった計算。
↑フライトデッキL、デカいな ↑C2N、フレームで大きく見える
↑比べるだいぶでっかいなー ↑バンドにシリコン?の滑り止め加工
👆のように改めて比べてみると、「顔ごとレンズ」みたいなデカさですが、視野の広さと内容積がある分、曇り対策にも有効だろうとみています。
ただ、フレームレスな構造な分、スッキリとしたカッコよさ、雪が乗らない等のメリットがある反面、レンズの上部などの端っこにどうしても指紋が付きがちなのが惜しいポイントです。
その点ではフレームがあるフライトパスやフライトトラッカーなんかのほうがいいです。
が、フィット感を重視して鯖は「フライトデッキL」にしました。
(ノーマルのフライトデッキより視界がだいぶ広く感じるので)
レンズは汎用型とされるオレンジっぽい色の「PRIZM TORCH IRIDIUM」(透過率17%)にしたのですが、見た目的には同じ汎用型でブルー系の「PRIZM SAPPHIRE IRIDIUM」(透過率13%)のほうが、見た目的にはクールでイイなーと思ってました。あれ、実にカッチョイイです。👇コレ
が、かけてみると透過率の数値通り、いくぶんの暗さを感じたので、悪天候時や夕暮れなどでの使用を考えて、より汎用性の高そうな「PRIZM TORCH IRIDIUM」をチョイスしました。
↑よーく見ると内部にうっすらインナーレンズが見えます
上の写真にもありますが、IRIDIUM(イリジウム)はミラーレンズのことを指すようですが、これだとインナーレンズが目立たないのでスマートです。
ゲレンデでの使用感はノーストレスです。曇りもないし、見やすさも自然。
ただ、雪面の凹凸感の見え方は、SWANSのほうがわずかに良かったような気もしますが、まあ誤差の範囲かなあ。ともあれ、長く使っていけそうです。
とまあ、こんな感じのゴーグル、「フライトデッキL」ですが、今はGIROのヘルメット「NEO MIPS AsianFit」と合わせて使っています。(過去記事こちら)
↑GIROのヘルメットと合わせた状態
異なるメーカー同士ですが、まあフィットしてると思います。が、ゴーグルの頂点部分とメットが多少干渉して、少し上下動のある動きがあるとカタカタ…と当たる音が多少するので、両面テープが付いた薄手のスポンジをメットに付けて対策しています。👇こんな感じで。
↑ヘルメットの黒い部分に貼り付けてます
ま、普通に滑ってる分にはこれで問題ナシですけど、購入時にはメットとゴーグルは合わせてみるのをおススメします~。
👇「フライトデッキL」、今はこういうモデルが出ています。青ベルト、カッコイイ…
👇「L」じゃないモデルはすこーし小さいが、こっちがスッキリしてるかも。
了