※ちょっと加筆したので再UPしました。(最後のブロック)
鯖家で昨年2018年10月に購入した、アクションカメラの代名詞、「ゴープロ(GoPro)」。
(ゴープロ購入時についてのあれこれの過去記事はこちら)
「GoPro HERO7」は2019年1月時点では最新モデルで、3つのグレードがあり、ウチでは「GoPro HERO7 Black 」という機種。これを使って、すでに2回ほどスキー場での撮影をやっております。
本稿では鯖的にゴープロをスキーストックにセットするためのやり方でのお話を書いてみました。
すでに世界中の先人たちがあれやこれやの方法でやってることなので、情報としては今更なのかもしれませんが、どなたかのお役に立てれば幸いです。
↑こんな感じでストックに取り付け ↑こんな自撮りが可能(セルフタイマー撮影)
もともと鯖はスキー場において、コンパクトデジカメで写真も動画も撮ってました。
家族4人の集合写真を撮る際には、自撮り棒?的なミニ一脚である、ベルボン「ウルトラスティック セルフィー」(↓これ)を使い、セルフタイマーで撮ってました。(過去記事こちら)
このウルトラスティックセルフィーは軽量・コンパクトながら、75㎝くらいに伸ばせるのと、雲台部分がボール状の自由雲台型なのでカメラの向きを調整しやすく、これはこれで便利です。
が、この自撮り棒を使っていざ撮影をするとなると、まず鯖のミニリュックを下し、その中からこの一脚を取り出し、カメラを雲台にセットして、カシャカシャと一脚を伸ばして、セルフタイマーセットして、ようやく撮影、というそれなりの段取りが必要。
(ホントはそのあたりの人に「スイマセン、撮ってください!」と頼むのが一番早いのだけろうけど…ハハ)
この一連の段取りがだいぶ面倒で、自撮りでのゲレンデ集合写真は1日2~3枚がいいとこ。
だったらば、常に手に持ってるスキーのストックが自撮り棒の代用になればいいのでないか?と思い付きました。(今更ですが…)
よくスキー場ではスノボーの人が自撮り棒にゴープロか何かのアクションカメラを付けて滑ってるのを見かけるし、やり方次第では鯖にもカッチョいい、面白い動画も撮れていいかも~、と考えました。
この手の接続を可能にするマウントやらアダプターのゴープロ関連製品は、純正品だけでなく、サードパーティー製がいろいろと出ています。
あとは専用のゴープロの↓こういう自撮り棒?的なアクセサリーを装着して撮ってる人も多いのですが、この場合スノボの方に多く、ストックを持っているスキーヤーはヘルメットのおでこのところにマウントをつけて、その上にゴープロとかを固定して撮影されてるようで、このスタイルはけっこう見かけます。
が、ストックにゴープロを付けて撮影してる人って、それほど多くないようで、鯖自身は実際にそれらしき人をゲレンデで見たことがまだありません。ネット上ではちらほらとストック装着をされてる方がいらしたので、そうした先人たちの情報を参考にさせてもらいました。
でも、やり方は様々あり、「これが王道・定番」的なものが今一歩分からず、あれこれ検討した結果、スキーストックに取り付けるために鯖が選んだのは、サードパーティー製ではなく、「ハンドルバー/シートポスト/ポールマウント」っていうゴープロの純正品でした。純正なのでちと高いのが難です…。
↑こんなパッケージ
ざっと調べてみたところ、スキーのストックのような径が細いポールに付けられるタイプは意外と少なくて、取り付け前にポールをテープ等で太くしてから付けるようなやり方もあるようでした。
(自転車や、バイクのハンドルに付ける用途が多いようです)
その点、この純正品は直径9~35mmのパイプに固定できるそうで、これくらい細い径で適合してる製品は少ないかと。(本体内部の取り外しできるゴム部品が2種類選べる点が小さいことだけど秀逸)
↑鯖は左を使用。ストックの先につけるなら右のゴムを付けかえる
さらにサードパーティー製は取り付ける部分のネジとかのパーツが、ザ・万力!的な造形で、ボテっとむき出しになるようなものも多く、ぶつかったら危なそうだし、バランス的にも今一つな感じがしました。
が、純正品はけっこうスッキリとして、面取りされて角が取れたようなデザインでグーなのです。
ストック等に固定するために締めつけるためのネジが本体に引っ付いている構造なので、落っことしたり紛失のリスクがないのもいいです。
ただ、径によって取り替え可能なゴム部分はポロリと取れることがあるので、鯖は保険変わりに両面テープで仮止めしています。(基本付け替えをスキー場ではやることがないので)
また、鯖家の場合、ゴープロだけでなく、これまで通りデジカメをつけてのセルフタイマー撮影とかもやりたいので、上記した自撮り棒のように、三脚ネジが付けられる状態にするため、ひと工夫が必要でした。
通常、マウントにゴープロを付けるだけならば、
「ポールマウント+垂直マウント用バックル +ゴープロ」で済みます。
ところが三脚ネジに付けるためには、
「ポールマウント+垂直マウント用バックル +三脚マウントアダプターA+三脚マウントアダプタB+ゴープロ」と、パーツが余計に必要でした。(デジカメを付ける場合、Bは不要。Aに直接ねじ込み固定する)
↑こういう構成になる
↓こっちがアダプター「A」(便宜上そう呼びます)
↑デジカメはこんなふうに接続
↓こっちが「B」。底面に三脚ネジ穴があいている
がしかし、パーツが増えた分、正直いって、ゴテゴテとしてだいぶ邪魔くさいです。
ホントは垂直マウント用バックルが、小さい自由雲台が付けられるのタイプでもあれば、もっとシンプルになるんですが、今のところそういうのが見つからなくて。(ご存知あれば教えていただきたいです…)
ともあれ、ストックのポールへの取り付けは、ゴープロ純正のポールマウントのバイス?っていうのかな、締め付けて固定するパーツの構造がにうまく出来ていて、ささっとセットも解除も出来ます。
盗難防止の為、食事や休憩時には、マウントごとゴープロをストックから外す必要がちょいちょいあるので、ささっと付け外しが出来るこの部分の利便性はグッドです。
また、この純正マウントの底部は、グルリと360度回せる構造になっており、様々なアングルを設定するのに役立ちます。この点においても純正品はよく練られているなーと感じました。↓な感じで。
↑ゴムのつまみみたいなのを押すと ↑上部をぐるりと任意の場所に回せる
話がちょっとズレますが、実際のフィールド(今回だとスキー場)で使ってみると、これは単なるゴープロの使い勝手の話になってしまって恐縮なんですが、音声操作、ボイスコントロールが実に便利でした。
スイッチ類でのON/OFFはスキーグローブをはめてると操作が難しい(というか出来ない)のですが、ボイスコントロールで電源のオンオフ、ビデオ撮影の開始・停止がやれるので、かなり機動性が高いです。
(ま、ご機嫌の問題か、一発で音声認識してくれないことも多々ありますが…)
あと、当たり前ですがゴープロ7は雪がガンガン降っていても防水だから、気兼ねなく撮影できるのもいいですね、ボタ雪や吹雪の中でデジカメを取り出すのは、やはり躊躇してしまうので。
その点、スキーストックにゴープロが固定されてて、天候に関係なくいつでも思い付いた時にさっと撮影できるのは実にグレートです。
また、画角の設定ですが、本来の「ザ・ゴープロ的な自撮り動画」を撮る場合、普通は「スーパービュー」がいいようです。が、人が滑ってるのを追っかけて撮ると、とても小さく映ってしまうので、「魚眼無効」ってやつが画角も自然な感じで、個人的にはちょうどいいかなと思います。
ブレを補正するハイパースムースもグッドで、ストックに付けてるだけでも十分ブレ感を抑えてくれてるなと思います。ジンバルとかのブレ防止装置は付けてないのに。
↓こんな感じのゴープロ動画になっています。作例として…追いかけ
↓ハイアングル気味にドローン並走「風」
↓途中にタイムラプスビデオ入ってます
↑広角自撮りだとちょっと広すぎかな?
ウチでは自撮りするのは集合写真用で、動画撮影では誰かの滑りを後ろから追いかけるのが多いので上のYouTube動画みたいな作例ばっかりですいません。ありゃただのホームビデオですね…。ハハ
ま、風景を入れ込みたい場合もあるでしょうから、いろいろ試してみたいと思っています。
ついでに、写真撮影についてですが、ヒーロー7ブラックの「スーパーフォト」というキレイな写真を撮るための、「HDR」機能をONにすると、露出補正的にはいいのですが、複数枚の画像を合成するためか、被写体のブレが出やすいので、スキー場みたいな場所や、動きのあるスナップなんかはオフでいいかなあと思います。
↑スーパーフォトだと周辺のブレが目立った
もう一つ、ゴープロの残念なポイントとしては、電池のモチ時間と、各種操作のタイムラグがやや気になります。ソニーとか電池もちがイイと聞いたことがあります。実際どうなんでしょうね。
ともあれ、あんなに小さなボディながらも多彩な映像表現が簡単に取れてしまうので、鯖家のスキーシーンでは大活躍してくれてる感じでおススメです。(ま、だいぶ春めいてきましたが…)
👇現行モデルのゴープロ10。そろそろ買い替えようかな…
===================
《追記 2019/3・8》
2回ほど↑のセッティングでストックに装着して使用したところ、ゴープロのカメラ機能のセルフタイマーで十分キレイな自撮り集合写真に撮れてしまうため、わざわざゴープロを外してデジカメをマウントに接続する必要がないことが分りました。(↓の画像の青いパーツとその下の三脚マウントアダプター部)
よって、カメラネジ締め付けホイール部(本稿では三脚アダプター部A)は不要だなーと感じました。
むしろ、段々とここのホールネジが緩んでいることがあり、注意してないとゴープロ本体がコロンと落っこちるリスクがあるくらい。(リフトの上とかだと、場所によっては回収出来なくなる可能性もある)
てなことから、安全面とシンプルさを考え、その部分をより単純なパーツである、延長アーム(ゴープロ用の延長アダプター)に交換しました。(↓の画像の赤丸部がそれ)
確かなことは言えませんが、どうやらこの手のパーツは純正品ではないようで、サードパーティー製(鯖は「HSU社」のモノ)にしました。シンプルになったし、よりしっかり固定出来るようになりました。
が、ネジのゆるみは時々チェックしないと、鯖は一度ゲレンデで落としました。回収出来てヒヤリでした。
ま、純正品じゃないせいか、微妙にサイズ感が合わないので、キツキツでキレイにはまらない。無理やりねじ込んだら割れそう。なので、買ったパーツのほうをヤスリでちょっと削って調整しました。ま、大小組み合わせ2セットで699円と安物だからこんなもんでしょう。(↓コレ)
ま、たまたま鯖が買ったロットが外れなのかもしれませんが、大量生産品であろうから、どれも似たような状態かもしれません。それでもプラスチック樹脂みたいな素材だから、多少なら削るのは簡単でしたし、セットしてしまえば全体的に多少スッキリ感が出て、締め付けもしっかり出来てイイ感じです。今のところ強度的にも問題なさげです。
てな部分を加筆いたしました。何かの参考になれば幸いです。
了