イザベラ・バードさん滞在の部屋も2階に残る

場所・ 栃木県日光市本町1−25

電話・ 0288−50−1873

竣工・ 江戸時代 武家屋敷

構造・ 木造2階建て

公開・ 3〜11月 9時30分〜17時(16時30分まで受付)
    12〜2月 10〜16時(15時30分まで受付)

休み・ 12月から2月は月2〜3回の休みあり

料金・ 550円 「日光田母沢御用邸」のレシートで100円引きはてなマーク

     *当時の御値段

人物・ イザベラ・バード 「日本の未踏の地」 イギリス人

最終訪問・ 2023.04

*国・登録有形文化財

 

部屋別 説明編


・湯殿 温泉



いわゆる
五右衛門風呂で、運んできた水を鉄釜に入れ、外から薪をくべて湯を沸かしていました炎
タイルが使われていることから明治以降に改修されたものと思われますラブラブ
家族用の浴室であり、宿泊客のは別にありました波

台所ナイフとフォーク

 



もともとは土間で、大谷石(宇都宮市大谷産)で作られた4連式の
かまどには鉄扉にアルファベットが見られますw
明治以降に設置され、家族の炊事に使われていましたお弁当

囲炉裏の間

 



台所から続く間で、天井はなく、囲炉裏の煙が屋根裏全体を燻してから排出されるようになっていますダッシュ
左側の障子の間にある柱がこの
屋敷の大黒柱ですクリスマスツリー
ここは囲炉裏を囲んで家族が団らんする場所でしたパー

正面玄関

屋敷の主人や客人が使った玄関ですキラキラ
客人が地面に下りることなく籠に乗れるように低い位置に広い
式台がありますおねがい

 

外観 右側の玄関が武家らしい式台玄関


 

玄関前にある石坂は一辺が150センチもある大きなもので、江戸時代創業時に設置されたものですびっくり
当主以外の家族や使用人は隣にあるもう1つの質素な玄関を使用しましたアセアセ

寄り付きの間

取次の間と呼ばれ、主人が客人を屋敷に迎え入れる場所ですウインク
天井が非常に低く造られているのは、刀を上段に構えられないようにするためと考えられていますガーン
右手の襖は閉めておけば単なる襖ですが、開けると2階への階段になっています上矢印

8畳和室(1階)

床の間や違い棚が設置された
書院造りの部屋で、客人の接待に使用されましたウインク
天井は2階の床板が一体で、耐震性の高い構造となっていますキラキラ

 



8畳和室(1階)

1887(明治20)年の増築で作られた部屋で、3方を障子で囲まれており、開けると
表庭・裏庭が両方見られますクリスマスツリー
畳の寸法が京間から江戸間サイズと少し小さくなり、天井は少し高くなりました上矢印

 



廊下と裏庭

昔は裏庭の滝から落ちる水が水路を通って家の下に入り、生活用水として使われていました温泉
それを物語る水路の跡が見られます波

 

 

廊下のガラス戸は明治時代後半に設置されたもので、歪んで見える手吹きガラスの多くが当時から現在まで割れることなく遺っています乙女のトキメキ

中央階段室

江戸時代に建築された建物と明治に増築された建物のつなぎ目部分にあたります目
らせん状の階段は、改築のため途中で途切れていますダッシュ

 



東側階段室

横幅が約180センチもある階段は緊急時に逃げやすくするため、あるいは大きな荷物を2階に上げるために広く造ったものでしょうかはてなマーク
天井のすぐ下には換気や採光のために無双窓と呼ばれる窓が設置されました乙女のトキメキ


6畳和室(2階)

階段室に面して障子をはめ込んだ六角形の窓があります乙女のトキメキ
花頭窓(かとうまど)と呼ばれ、お寺などによくある様式ですお願い


正面2段の襖は、上は普通はもの入れですが、下の段を開けると1階の囲炉裏の間が直下に見える奇妙な造りになっていますびっくり

その理由は諸説ありで、襖の左の壁の小さな引き戸は、屋根裏の構造を見ることができるよう屋敷の一般公開に際してつけられたものです乙女のトキメキ

8畳和室(2階)

1887(明治11)年に
イギリス人旅行家・イザベラ・バードが滞在した部屋ですイギリス
書院造りの簡素なお部屋で、廊下越に表庭がよく見え、居心地よくしつらえてあります乙女のトキメキ


 

バードが描いた屋敷のスケッチからは、増築前の屋敷の様子がよくわかります乙女のトキメキ

 



また著書の「日本の未踏の地」の中に描写されている地袋のボタン文様の小さな襖は、現在、資料室に展示されていますニコニコ

6畳和室(2階)

 



1887(明治20)年の増築で新たに追加された部屋です乙女のトキメキ
家具などは代々屋敷に伝わるものです上矢印

8畳和室(2階)

隣の6畳和室と同様に増築の際に追加された床の間と違い棚を有する
書院の造りです乙女のトキメキ

 



7畳和室(中2階)

通訳としてバードの旅に同行した
伊藤鶴吉が宿泊した部屋ですお父さん
中央に小さなこたつがあり、使われている鉄釜の底は階下の倉庫兼作業場に突き出ています下矢印

 


倉庫兼作業場

裏庭に面したこの部屋は家事や内職に使われていたと思われます乙女のトキメキ
2014(平成26)年公開前の補修工事の際に床を張り、ガラス窓を設置キラキラ

 

 

*画像は一部合っているかは謎です

 

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