★全国の稲荷社七社に入る稲荷神社で群馬の方も参拝済★
場所・ 栃木県佐野市田沼町1404
電話・ 0283−62−0306 HPあり 宮司さんは歯科医さん
創建・ 天慶5年(942) 文治2年(1186)にはあった
竣工・ 本殿 延宝3年(1675)の大火災後 再建
幣殿・拝殿・向拝 天保5年(1834)の大火災後 再建
構造・ 木造平屋建て 石造 鋳物 明神系鳥居
祭神・ お稲荷さん
社務所・ あり 七五三・御朱印・御祈祷あり
祭礼・ 5月15日 11月15日
最終訪問・ 2023.12
*栃木県・文化財(社殿)*佐野市・有形文化財
栃木県南部の佐野市の田沼町にある稲荷神社で、1000年以上の歴史があります
現在の宮司さんは歯医者さんで、神社のHPもその歯医者さんのHPの中にあります
参道 第一鳥居 目の前には土蔵の歴史ある店も
創建は天慶5年、942年に藤原秀郷が創建した稲荷社5社のうちの1つで、当初は唐沢山城南の富士村にあったといいます
境内 第二鳥居 鋳物鳥居
文治2年(1186)に、佐野氏が唐沢山の再興をしたときに城の後口の固めに塚を築き、社殿が創設されました
鋳物鳥居は国の重要美術品に指定されています
3月の初午祭りには多くの人出でにぎわい、しんこまんじゅうで有名です
国の重要美術品に指定されている鋳物鳥居の足元
なお、現在地は昭和43年(1968)から4年をかけて盛土をして後方に移転したものだそうです
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ここを知ったのは、地図に載っていたので重要神社かなということで行ってみました
現在は佐野市ですが、佐野の駅の周辺の市街地からは離れた田沼町の神社になるので、元は田沼町という別の自治体だったのでは
田沼町と言えば道の駅の「どまんなか田沼」が有名で、国道沿いにあるので、土曜日には賑わっていました
そんな国道沿いから旧市街地の方に入り、商店街になっている参道の奥にこの神社がありました
神社の前にも土蔵造りの歴史ある邸宅があり、現在は洋服店のよう
境内社 西宮神社 稲荷神社と同じく商売の神様
神社はそこまで大きくはないですが、江戸時代の建築で高さのある造りで立派な神社です
鋳物の緑青色の銅板の鳥居がこのあたりの鋳物産業らしく、国の重要美術品に指定されています
拝殿 江戸時代後期築 栃木ブルーが素晴らしい空
鋳物産業が盛んな地というのは、今回佐野に来るにあたり、ブラタモリを見ていたら知りました
鋳物産業の盛んな町だけに、社殿の屋根も鋳物で葺かれていて、関東の神社らしい感じでした
拝殿 向拝 彫刻類も見もの
当日は12月でもまだ七五三がいたので、冬でも天気がいい関東は12月に入っても七五三ができるんだなあと思いました
本殿 立派な門つき
社殿は栃木県の文化財に指定されているだけあり、立派なもので彫刻などが見ごたえがあります
背後の本殿に周るとやはり関東の神社だけに赤くて鮮やかで華やかな造りでした
幣殿から本殿へ
その本殿の足元にはものすごい量の小さな奉納されたお稲荷さんが並べられて、これを並べるのも大変だろうなあと思いました
本殿 彫刻類もすごく赤いのが関東ぽい
張れた土曜日の昼なので、参拝者の方も数名おられましたが、空いているので静かにお参りができました
この稲荷神社は、全国七社の稲荷神社のうちの1つだそうで、なかなか重要な稲荷神社のようです
付近だと群馬県太田市の「冠稲荷神社」も七社のうちの1つだそうで、そちらも参拝しました(後ほどUP)
本殿 足元にもすごい数のお稲荷様が
佐野市の神社巡りの一環にもいかがでしょうか
佐野市の中でも田沼というところには初めて来たので、来れて良かったです
佐野はこれで3回目ですね
Pにあった栃木らしい石蔵