★昭和４４年製のレトロなピアノでストーリーあり★
場所・ 新潟県見附市反田町２４８０
電話・ ０２５８−６２−０２２２ 要問合せ
開業・ 
竣工・ 平成期か
構造・ 鉄筋コンクリート２階建て
設置時期・ ２０２１年７月１４日
ピアノ・ YAMAHA アップライト 黒 U３E
解放時間・ ９〜１７時 １５分以内
備考・ 合奏禁止・マスク着用・手指消毒・個人情報記入
最終訪問・ ２０２３．０９
新潟県中央部の山沿いの町、見附市の田園風景の中にあり、隣は小学校という立地の公民館にあるピアノです
このピアノは、見附市新幸町・工業産業団地内にある株式会社えびすやにて、見附市に寄贈頂いたものです
この度、寄贈頂いたピアノは、昭和４４年製のYAMAHAのアップライトピアノU３E
これは以前の冬の時期の葛巻 農村でのどかです
もともと、代表取締役会長の佐藤さんが浜口さんより譲り受け、使用されていたものだそうです
浜口さんは佐藤さんの中学時代の恩師の御令嬢でもあったことから、幼い頃より兄妹のように育ったそうです
大人になっても親交は続き、佐藤さんの設計された一室で浜口さんがピアノ教室をされていたこともあるそうです
そんな浜口さんが結婚を機に遠方へ引っ越されることになり、その際に教室で使用していたピアノを佐藤さんに託したのは３０年前のこと
葛巻神社の記事
以降、「生きた形でこのピアノを使ってほしい」との浜口さんのご意向にて、佐藤さんはこのピアノを大事に使用してきました
葛巻地区ふるさとセンター 外観 右側に小学校
実のところ、ピアノを始め楽器全般に縁のない佐藤さんは「逆に自分が弾けないことでピアノを通してたくさんの人との出会いを運んでくれた」そうです
１階 ピアノは入ってすぐのロビーに
なかでも、４０回以上開催されているピアノの弾き語りの「話音（わおん）茶房」はピアノだけでなく、落語、朗読なども組み合わせたジャンルを超えたイベントで音（おん）をテーマにした市内でも人気のものです
葛巻地区のストリートピアノ
毎回、社員の方が新しい企画を考えたり、奥様が抹茶をふるまわれたりと、様々な趣向で来る方を楽しませてきました
そして、中心にはいつもピアノと、そこから生まれる出会いを楽しむ人の姿がありました
最後に、今回の寄贈について佐藤さんにお話を伺いました
「健幸な町つくりを掲げる見附市だからこそ、お金や物質的なことばかりでなく、みんなが心豊かに楽しめるものがある、そんな街になったらいいなと。このピアノがその一助になれば」とのことです
藤棚の隙間から優しい光が降り注ぐ社内、その一角に置かれたピアノが、今か今かと次の出会いを紡ぐ機会を待っているかのように思えました
このようなストーリーがピアノの横の掲示板にありました
次にこのピアノを弾く際の決まりについて
１・ 弾きたい際は職員に許可を得て下さい
ピアノのすぐ横に自習室があり、そこで勉強している方がいる場合、職員の方が許可を取りに行きます。
イベント等で弾けないときもあるので、事前に電話で確認した方がいいです。
申し出た後は、個人情報の記入（名前・住所・電話番号・年齢層・日にち・時間の記入）があります。
２・ ピアノに触る前に必ずアルコールで手指を消毒し、
それが乾いてから使用して下さい
コロナ対策もありますし、アルコールは鍵盤を傷めるので完全に手が乾いてから弾いて下さい。
３・ 使用中はマスク着用して下さい
コロナ対策です。
４・ 開放時間 ９〜１７時
使用できる時間は１人・１回・１５分までです。
職員の方が時間を指定してくるので、
それに従って下さい。
５・ ピアノ以外の合奏・連弾・複数人の合奏は禁止
６・ 以上、職員の指導に従えない場合は使用を中止
して頂くこともあります
藤棚の光が注ぐロビーで弾く様子
ということで、けっこうきっちりと管理されているピアノなので、普段は使用している方はいるのかはわかりません
祝日の昼間でもふるさとセンターはひっそりとして集中して弾くことができました
きっちりと時間を見てくれているので、誰かが勝手に長時間独占なんていうことは起こらないのは安心ですね
お役所のピアノなので、新発田市のピアノと同じようになかなか管理が厳しいです
ピアノ自体はレトロな感じなのでそこまで響きはないですが、弾いていて楽しいピアノでした
弾くのにけっこう難関なピアノ
＊
★SET LIST
１・ 「X JAPANメドレー」 X JAPAN
このメドレーは自分で好きな曲を６曲つなげて自分で考えて編曲しました
全部で６分弱ある曲なので、１曲１分くらいの割合です
一度にXの曲を６曲披露できるので、便利なメドレーで、楽しく弾くことができました
夏の間は暑いのでストピ活動はお休みしていたので、この曲はその間に練習していて、初めて外で弾けて嬉しかったですす
・「FOREVER LOVE」 ＃１ ト長調 Gmajキー
・「紅」 ＃１ ホ短調 Eｍキー
・「Ｒusty Nail」 調号なし イ短調 Ａｍキー
・「SILENT JELOUSY」 ＃５ 嬰ト短調 Ｇ#mキー
・「ENDLESS RAIN」＃３ イ長調 Ａmajキー
・「Ｔears」 調号なし ハ長調 Ｃmajキー
２・ 「THE LAST ROCKSTAＲS」THE LAST ROCKSTARS
こちらはYOSHIKIさん・HYDEさん・SUGIZOさん・MIYAVIさんで結成された夢のようなバンドのデビュー曲でYOSHIKIさんの曲です
こちらは弾きやすく乗りがよく、自分的に弾きやすいのでミスなく楽しく弾くことができました
この曲を弾いていたところ、この施設に来ていた子連れの方が座って聞いてくれて、弾き終わった際に小さい女の子が「すげー」といってくれました
ここでもYOSHIKIさんの曲は子供受けがいいです（おばあさんも別の場所でノリノリに）
この曲はノリがいいからかな
前に宮城県南三陸町の「さんさん商店街」で「ENDLESS RAIN」（雨漏りする会場でピアノの上にも雨が降る中で弾いたのが忘れられない）を弾いたら４歳くらいの子が拍手をしてくれて、子供受けもするYOSHIKIさんの曲はやはりすごいです
この曲か次の曲を旦那が聞いていて「強弱がつけられるようになって、聞いていてよかったよ」とのことで、成長できたようです
どちらの曲も自分で流れを考えているので、それが伝わって良かったです
・＃５ ロ長調 Bmajキー
３・ 「Angel」 X JAPAN
この曲は今年に入って出たばかりの新曲ですが、曲自体は２０１５年のライブ映像などにもあります
リリースだけのX再始動で、声はTOSHIさんのもので安心しました
これはYOSHIKIさんが戦争をなくすために書いた曲で、タイミング的にウクライナの戦争にも向けてリリースしたそうです
歌詞に「なぜ泣きじゃくる人をさらに僕らは傷つけるのか」と和訳できる部分があり（曲は全部英語）、人間というのはすでに泣いて悲しんでいる無抵抗な弱い人をさらに繰り返し殴り続けたりする残酷で狂暴なところがありますね
しかもストレス発散のために遊び半分で、まるで猫を脅かしたりしてもて遊ぶように
自分の強い力を使い相手を懲らしめて、自分のことを肯定したい、自分は力があるんだと実感して良い気分になりたい、という歪んだ勘違いをした力の示し方ですよね
そういうことをすれば必ず自分に返ってくるのに
(人はいじめをしたくてしょうがない）
弱い人間を力でねじ伏せ、自分が優位に立ち、いい気分を味わいたい（相手の心が理解できず相手を傷つけてまで）という最低な行為ですよね
それが人間の残酷な本質で、いつまでもいじめや戦争がなくならない理由ですよね（子供の頃から人間には本質としてある）
YOSHIKIさんがこの曲を思いついたのはけっこう前でNYでビルの屋上に行き、ここから飛び降りようかと考えて追い詰められていたとき
そんな思いをする人や、ご自身の父上（彼が１０歳のときに自死）のようなことをこの世界からなくしたくて、音楽で救いたくて、寄付なども続けているそうです
最近のYOSHIKIさんはファッション写真のよう
話がそれましたが、そんな世界に救いの光を示すような天使の愛を表現した美しい曲で、世界中の人を感動させています
元々はピアノの静かな曲ですが、中盤でハードな部分が出てくるのがポイントで、ここにこの世界のエグイ部分が表現されているのかなと
その部分の歌詞は「あなたがどんなに泣き叫んでも答えなど見つからない 愛のために血を流すのが運命なのか これが人生なのか この世界は私の血を吸うようにできているのか」と直訳するとなります
なかなか絶望的な歌詞ですが、暴力や争いをやめられない人類の宿命なのかな
ピアノでは、静かで美しい天使の光のような部分も高音のアルペジオなどで表現し、ハードな部分は低音の鍵盤で歪GTぽく表現しました
高音から低音まで幅広く、静かな部分からHM部分まで表現できて弾いていてメリハリがあり楽しい曲で、自分で耳コピでコード付できたのも嬉しかったです
・＃７ 嬰へ長調 F＃majキー
＊
ということで、暑い９月の３連休の最終日に制覇することができました
見附市のストピは新潟県のストピ一覧になく発見するのが遅くなりました
もう１台の市内のピアノ「ネーブルみつけ」の県内限定の中継の際に後ろにピアノが写っていて、それを調べていたらこちらも見つかり、施設に電話して確認を取った、という形で発見しました
「ネーブルみつけ」のストピ 次にUP予定
市内１台目のストピ「ネーブルみつけ」もここから２キロ以内にあるので、セットでどうぞ
ストピ・公民館・歴史あるピアノ好きの方にもおススメです♪
＊残念ながら現在のアメブロのアプリに、自分のスマホが古くて対応ができなくなり、動画は新たな曲は取りこめなくな
りました