★江戸からの本館は普段は高級料亭で４月は移動CAFEに★
場所・ 新潟県加茂市仲町４−１５
電話・ ０２５６−５２−０１０４ HPあり
創業・ 江戸時代（１８４０）
竣工・ 本館・江戸末期か・ 仲町通店・大正時代（１９１２）
構造・ 木造２階建て、土蔵造り 大広間・１３０畳
料金・ 本店料亭・昼御膳 ８０００円〜 （席料、サービス料込）飲み物代、税別
Yama cafe ドリンクのみでもOK ６６０円くらいから （仲町通店）
＊当時の御値段
最終訪問・ ２０１５．０４ 外観のみ ２０２１．０４
ランチ利用 ２０２１．０５ カフェ利用
・館内
２階への階段の天井 地元の組子欄間も
２階 個室席も
１１時のオープン・アタックで、大広間の無人の画像も撮れました
大広間は２階の大半を占めていて、まるで船の屋形船のような造りで、両側に窓、天井は船底天井で、加茂川に浮かぶ屋形船を意識したのでしょうか
２階 廊下
２階 窓からの風景 玄関上 まるで良い老舗旅館
元は江戸末期の創業以来の建物のようですが、きれいに改装されているので清潔で気持ちの良い空間です
階段などそこここに加茂市の伝統産業である組子細工なども展示されています
２階 大広間 １３０畳 ランチ会場
２階 大広間 当日はここに２組のみ 要予約
館内も江戸時代の面影を残し、とても風情があります
WCはきれいに改装されていますが、有田焼のような絵の書いてある陶器の便器があり、とても凝っていました
２階 大広間 予約席 正面に山々が見える
窓からの風景 しだれ桜の葉櫻
よく、こういう便器は大正時代から昭和初期の邸宅に行くとあるのですが、それが現役で使われています
でも、ちゃんと水洗トイレなので、きれいで使い勝手が良いです
２階 大広間
２階 大広間 後ろ側の席 見晴らしはない
加茂は江戸末期は城下町で、青海神社という大きな神社もすぐ近くにあります
城下町といえば、鉄砲の鍛冶産業、神社と言えば宮大工、加茂川があり舟運があるので、船大工もいます
これが、この料亭の舟底天井の建物や、産業の桐たんすや組子細工に活かされたのかなと思いました
・接客 
接客もさすがの高級料亭、丁寧なもので、お値段は一人・２８００円ほどなのにサービスはそのままなので、とてもお得な感じがしました
私はやっぱり接客が良いのが一番で、また来たいと思います
後はお値段がコロナ後はどうなるか、ですが
・桜ランチ ２２００円 ドリンク、デザート別
お料理は館内を見学している間に、あっという間に運ばれてきました
お刺身、鮭、茶わん蒸し、天ぷら、胡麻和え、自家製豆腐、お漬物、白ご飯、味噌汁などいろんなものが少しずつで、レディース御膳的な量で、旦那には足りなかったようで、白ご飯をお代わりしていました
もちろん、新潟産コシヒカリのご飯のおかわりは無料です
私にとってはちょうど良い量だったので、女性には良いかと思います
味も料亭の味なので、鮭も胡麻和えも天ぷらも茶わん蒸しも豆腐も美味しいものでした
全体にあっさりとしたもので、健康的な和食で大人の方に好まれる献立です
お刺身は新潟で定番の南蛮えび、鯛、季節もののホタルイカ
私はホタルイカが好きなので、嬉しかったです
桜ランチ ２２００円 Yama cafe 大人向けの献立
女将さんが、食後に「お飲み物はいかがでしょうか」と推してくるので、デザートとランチを注文した方は３３０円になるので、注文してあげた方が良いかも
単品だと６６０円からになります
お席よりの風景 遠くに雨にかすむ山も見える
旦那は美味しいロールケーキとカフェラテを注文し、これで１０００円プラスになります
私はお腹がいっぱいで飲み物もあんまりきつかったんですが、空気を読んでダージリンティーのアイスを注文（２人で合計５７００円）
ダージリンティー アイス ３３０円
半分は旦那にあげましたが、食後にゆっくりと雨の葉櫻と遠くの山々を２人で眺める時間はとても素敵なものだったので、この時間にお金を払ったと思えば
ロールケーキ カフェラテ １０００円
お味噌汁が酸味のある美味しい味噌だったので、もし加茂市の地元のものなら購入して帰りたいと思い、聞いてみると、料亭からすぐ近くの「小池味噌」さんのものとのこと
さっそく、料亭を出た後に購入しに行き、「越後味噌」が１キロ・６４０円ほどでした
料亭に味噌を卸している「小池味噌」さん
私は「山重さんでランチをしてきたのですが、そのときにお味噌汁がとても美味しかったので、ここのみそと聞いたので、さっそく買いに来ました」と伝えたので、喜んでもらえたといいな
城下町なので、きっとこのお店も老舗かな
お土産 青海神社前の菓子店で大福も毎回購入
料亭って、旅館と同じく地元のいろんな業者と取引があって、料亭の仕事が減ると他の卸業者の方たちに影響が出るんですよね
和風の豪華絢爛なWCがある
WC 男女の表示 目黒雅叙園ぽい
でも、一次産業の方や、卸し業者の方たちには補助金は出ない
事業継続一時金みたいなのは出るかもですが、そんなことも考えた地元の業者とのつながりでした
WC 男女のお手洗い 陶器で統一されている
・まとめ
今回は本当にお得なお値段で美味しいランチと素敵な空間を体験できて、自分の目ざとさに大満足
お店にとっては大変な時期ではありますが、新しいお客さんをつかむチャンスでもあると思うので
玄関では、ちゃんと消毒と体温測定もあり、大広間もコロナ対策もバッチリで安心でした
WC こちらも便器が有田焼のような陶器
次は、仲町通店のyama cafeに行きたいと思います（１枚前に記事あり）
そちらなら、気軽に予約なしでも大正時代の酒蔵の建物でカフェなど頂けるので（ランチは要予約）、街歩きの際にもオススメです♪
もちろん、チャンスがあれば本店も体験されてみて下さい
WC 男子 こちらもレトロな彩色陶器で
ランチ・料亭・桜好きの方にもおススメです♪
