☆木造3階建ての国・登録有形文化財の湯治宿☆
場所・ 新潟県阿賀野市出湯802
電話・ 0250ー62-3833
泉質・ アルカリ性単純弱放射能泉(ラジウム泉)33度
PH9 140L 加温 かけ流し 独自源泉(低張性・アルカリ性・高温泉)
開湯・ 809年(大同4年)弘法大師が杖で地面を突いたら
創業・ 明治時代(1880)
竣工・昭和3年(1928) 宮大工 1975年、2011年改築
構造・ 木造3階建て
風呂・ 貸切 内湯2 昭和タイル・檜風呂
料金・ 2食付き 11000円くらい~ 立寄り 1000円
当時の御値段
昼食入浴プラン 5000円~ 11~15時 要予約
最終宿泊・ 2014.02 RTC誕生日会 出湯温泉街5回目
*日本秘湯を守る会 *日本温泉遺産を守る会認定
*国・登録有形文化財
「清廣館」P側から
白鳥の越冬する湖として有名な瓢湖のある阿賀野市の五頭連峰の麓に点在する3つの温泉のうちの一つです
この五頭連峰は新潟市内から福島県側を日本海を背に眺めると見える山々です
2014.02の様子 玄関戸が新しくなった
その中でも出湯温泉は、新潟県内で最も古い歴史を持つ温泉と言われています
大同(809)4年に巡礼の弘法大師が五頭山を開いたとき、地面を杖で突いたところ、湯が湧き出たというトンデモ伝説のある温泉です
弘法大師が開いたとされる曹洞宗の古刹「華報寺」の門前で参拝客から親しまれてきた温泉は、もちろん源泉かけ流しの質の良いものです
日本秘湯を守る会や日本温泉遺産を守る会認定の温泉だけあります
建物右側 昭和3年(1928)築
ぬるめの無色透明の柔らかい温泉は長い湯治に向く誰にも優しいものです
浴感はゼリーの中にいるみたいな、本当に柔らかい湯で気持ちが良いです
ラジウム泉なので匂いや湯の色の特徴はあまりありませんが、戦時中には市内の新発田陸軍・水原病院の出湯分館「清山寮」として指定されていたこともあり、効能は期待できます
こんな田舎にも戦争の影響は、くまなくあったのです
右側部分見上げ 昭和3年(1928)築
2005.12の写真にはこの位置に提灯がない
現在の「清廣館」の建物は昭和3年(1928)に建て直したという木造3階建ての楼閣風のものです
当時の最高級の銘木と宮大工の匠の技で建てられました
その技は客室の床の間、欄間、雨戸、階段の手摺、各客室ごとに違う材質の床柱は専門家も唸るほどだそうです
曲がり部分見上げ 昭和3年(1928)築
当時の職人さんは自分の腕を誇るために、頼まなくても色々な造作をしてくれたそうです
さすが国指定・登録有形文化財の建物だけあり、建物自体が芸術品なので一見の価値があります
玄関横にある「日本秘湯を守る会」提灯
2011年には若女将に経営が変わり、1階が和モダン風のおしゃれに生まれ変わりました
日帰りは現在、昼食プラン5000円ほどと、立寄り1000円でやっていますが、秘湯スタンプも貯まりますし、ぜひお泊りになってみて下さい
鄙びた温泉街の雰囲気も風情が漂います
次は2005・12に実際に宿泊したときのレポートです
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