☆2人で初めて泊まった古い建物のかけ流し温泉宿☆
場所・ 新潟県阿賀野市出湯802
電話・ 0250ー62-3833
泉質・ アルカリ性単純弱放射能泉(ラジウム泉)33度
PH9 140L 加温 かけ流し
独自源泉(低張性・アルカリ性・高温泉)
開湯・ 809年(大同4年)弘法大師が杖で地面を突いたら
創業・ 明治時代(1880)
竣工・昭和3年(1928) 宮大工 1975年、2012年改築
構造・ 木造3階建て
風呂・ 貸切 内湯2 昭和タイル・檜風呂
料金・ 2食付き 11000円くらい~
当時の御値段 立ち寄り 1000円
昼食入浴プラン 5000円~ 11~15時 要予約
最終宿泊・ 2005.12 X‘mas
*日本秘湯を守る会 *日本温泉遺産を守る会認定
*国・登録有形文化財
ここからは2005・12に実際に宿泊したときのレポートの続きです。
その分、鮮度には期待ができるというものです
檜の浴槽には無色透明の源泉かけ流しの湯が注がれています
なんて贅沢な組み合わせなんだと感動しながら入りました
ぬるめの柔らかい湯には茶褐色の銅チリのような湯の花が舞っていました
これは2つの共同浴場とは違うこの宿の独自源泉です
当時はそういうことも知らず、同じ温泉街であれば同じ泉源であると思っていました
もちろん、そういうところもありますが、それが全てではありません
アルカリ性なので、肌がツルツルになる滑りのある湯でした
ゆっくりと外の雪景色を眺めながらの湯浴みでした
夕食 1階の昭和スナック風の食堂で頂く
箸袋には「出湯の四季」
この日の他のお客さんは2組だけで、夕食は当時の昭和中期な雰囲気の食堂で出ました
現在はこの場所は和モダン風の雰囲気に変わっています
出湯温泉の名物は「鯉料理」で、これは阿賀野市一帯の名物です
独特の風味があり、好きな人にはたまらないものです
このときは初めて鯉を食べましたが、この後信州でも食べることになります
箸袋には「出湯の四季」という歌の歌詞が書いてありました
これを集めている方もいるそうですね
1階 昭和タイル風呂の脱衣場にある意匠
他には鍋料理・刺身・天ぷら・山菜など全9品の純和風懐石でした
現在は若女将の代になりましたが料理の内容はあまり変わっていません
量はたっぷりで当時20代の旦那も満足できました
2階 宿泊した部屋 この書に見覚えあり
寝る前にもう一度、大浴場の方を貸切にしてもらいました
こちらの方はまあ古いので昭和中期くらいのタイル張りです
タイルの大きさでだいたい最近は年代がわかるようになってきてしまいました
でもこのときはこれは昭和初期からのものと思って、その当時の人と同じ湯船に浸かっているとタイムスリップしたようで不思議な感じがしました
こちらの方もシャワー・シャンプーなど完備で使い勝手が良いです
なぜか、ここで長岡の英雄・山本五十六元帥は立派だという話に。。。昭和初期からの連想でしょうか。。。
2階 夜の部屋の様子 昼食入浴プランで再訪
夜は静かな環境で眠れましたが、WCが廊下で共同なので夜中怖かったです。。。鏡とかあって。。。2014年現在もそのままありました
1階 ロビーの様子 昭和の改装前 Before
朝食は鮭・のり・温泉卵などの定番の和食でした
群馬ではないですが「生こんにゃく」が手作りで、どんどん食べろと沢山盛られてしまいました。。。
窓の外を見ると昨日より雪が積もっていました
会計を済まし、靴を履いていると女将さんたちが私たちのファッションを見て話かけてくれました
私はこういうふれあいが好きなのでとても嬉しかったです
つい、遠距離恋愛中だとか色々話してしまいました
車にもとても雪が積もっていたので女将さんが源泉で融かしてくれました
後日、年賀状を送って来て下さいました
「清廣館」外観 昭和3年(1928)築
ここは私たちの思い出の原点の宿なので家からも近いし、またいつか行ってみたいと思います
湯の質も建物もとても良いものなので、皆様にもオススメします
9年後の2014年に両親と昼食入浴プランで再訪した記事もあります
温湯・建物・湯治宿好きの方にもオススメです♪゜・*:.。. .:*・♪
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