ローカル路線バス乗り継ぎの旅第Z9弾を見て | sa19830701

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ローカル路線バス乗り継ぎの旅のファンで、この影響を受けて、各地区が運行されるバス会社、運行する区間の国道や都道府県道の路線についても興味を持つようになりました。
私は、常に日本全国の道路地図、鉄道地図、時刻表を所持して、経路のリサーチをしています。

 9月26日にBSテレ東でローカル路線バス乗り継ぎの旅Z第9弾が放送されました。

 初回放送は2019年3月16日(平成時代最後の放送)です。

 

 田中羽田コンビのバス旅はこれまで8回放送されて、通算成績4勝4敗、今回の第9弾も失敗=3連敗を喫したら、田中羽田コンビのバス旅は即打ち切りという緊急事態が発令しました。

 この田中羽田コンビの存続のかかった経路は、太川蛭子コンビで散々苦しめられてきたローカル路線バスの旅最大の強敵、北関東と福島県中通りから会津地方を跨ぐという最大の鬼門です。

 更には、太川陽介さんにとっては、この千葉県で行われた県境を跨がない路線バスで対決旅4戦{陣取り合戦2戦(房総半島)、7戦(旧下総国)}、{鬼ごっこ2戦(千葉市と葛南地区)、6戦(房総半島)}を戦って、これまで通算成績4戦全敗と正に大苦戦中です。

 スタートは千葉県南房総市(旧安房郡白浜町)野島埼灯台から、目指すゴールは福島県南会津郡下郷町大内宿までを3泊4日で路線バスのみを乗り継いで行く行程です。

 マドンナは真琴つばささんです。

 

スタート地点(千葉県南房総市(旧安房郡白浜町)野島埼灯台)

ゴール地点(福島県南会津郡下郷町大内宿)

 

 スタートの南房総市(旧安房郡白浜町)野島埼灯台からまず、JR東日本内房線安房白浜駅から9時15分に出る館山日東バス(2020年10月より鴨川日東バスと統合により木更津市・君津市周辺を管轄する日東交通に改称)白浜亀田線(放送前日の2019年3月15日を以て廃止)で鴨川市方面へ向かいました。

 鴨川市から内房に沿って行くか、外房に沿っていくか重要なところですが、直ぐにも来た鴨川日東バス(2020年10月より館山日東バスと統合により木更津市・君津市周辺を管轄する日東交通に改称)と千葉市緑区・若葉区や大網白里市を主に運行する千葉中央バスの共同運行で、高速千葉鴨川線(カピーナ号)が来ましたが、そのバスは途中市原市天羽田(あもうだ)杉浦までは一般道区間で、姉崎袖ヶ浦インターチェンジからE14館山自動車道~京葉道路を経て、千葉市中央区松ヶ丘インターチェンジまではNEXCO東日本管轄の道路を経由します。

 なので、上記のバスは途中市原市天羽田(あもうだ)杉浦までは一般道区間なので乗車可能でしたが、見送ってしまいました。

 もうひとつの急行鴨川木更津線で木更津方面のバスが11時35分発と鴨川市に10時29分にいる時点では1時間06分の待ちです。

 定刻になり、11時35分に出る鴨川日東バス(2020年10月より館山日東バスと統合により木更津市・君津市周辺を管轄する日東交通に改称)急行鴨川木更津線で木更津市へ向かいました。

 13時15分頃に木更津市に到着し、ここから先千葉市に向かう経路を知らないまま経路探索したいが、小湊鐵道さんの案内所は休憩中で、何も網羅できず、困り果てたところでした。

 結局時刻表を見つけたのは、小湊鐵道木43で袖ヶ浦市方面で、その先発時刻が13時40分発です。

 袖ヶ浦市を出た後、小湊鐵道長05で袖ヶ浦市長浦~同じく長02で市原市姉ケ崎までは行けられます。

 定刻になり、木更津市から小湊鐵道木43で国道16号線を通って袖ヶ浦市へ向かい、14時30分に袖ヶ浦市に到着、ここから先、小湊鐵道長05で袖ヶ浦市長浦方面の代宿団地行きの先発時刻が15時30分発、その他日東交通さんでも市原市姉ケ崎へは馬来田(まくた)線で国道409号線を通って袖ヶ浦市高谷(2021年9月末を以て東横田~高谷~茅野の区間は廃止)まで行けられ、ここから姉ケ崎線で市原市姉ケ崎へ2本乗り継ぎはできます。

 定刻になり、15時30分に出る小湊鐵道長05で袖ヶ浦市長浦方面の代宿団地行きのバスに乗り、結局は途中のけやき台で下車しました。

 ここから市原市姉ケ崎までの約3.5キロメートルは徒歩移動で、平成の次の元号(2019年4月1日に菅義偉当時の官房長官の発表で「令和」に決定)に改元されて以降もバス旅はやっているのかも気になるところですが、それはゴールの福島県南会津郡下郷町大内宿に辿り着かなければ分かりません。

 16時46分に市原市姉ケ崎に到着し、ここから小湊鐵道八22で国道16号線を通って市原市八幡宿への先発時刻が16時55分発と9分後に出ます。

 17時30分頃に市原市八幡宿に到着し、ここから小湊鐵道千22(2023年5月より現在深刻な状況となっている乗務員の絶対数の人員不足を背景に市原市八幡宿から千葉市方面の路線バスは全便運休(その他、千葉市中央区JR東日本内房線浜野駅から千葉市方面についても約3割ほどは運休))で千葉市方面の先発時刻が19時20分発と1時間50分程待たなければなりません。

 その千葉市から先は国道16号線を通って柏市へ向かうにしても、途中柏市内は東武バスイースト(2021年10月より東武バスセントラルに統合)の管轄になるので接続が悪くなる可能性はあり、つくば市へ向かうにしても、国道464号線は避けられないところであり、茨城県潮来(いたこ)市へは千葉市から乗り継いでも順序は京成グループ千葉内陸バスC70千葉四街道線で四街道市、京成グループちばグリーンバス臼井線で佐倉市、同じく本佐倉線で印旛郡酒々井(しすい)町、富里市循環バス(さとバス)酒々井駅線(京成グループ千葉交通委託業務)で富里市、京成グループ千葉交通住野線で成田市、同じく吉岡線で香取市(旧佐原市)、京成グループ関鉄グリーンバス高速あそう号一般道区間で潮来市経由の鉾田市の順で行きます。

 20時00分前に千葉市に到着して、この先の経路探索をしたいが、案内所は全て閉所しており、結局見つけたのは京成グループ千葉内陸バスC70千葉四街道線で国道51号線を通って四街道市方面でその先発時刻が20時45分発です。

 この先も京成グループちばグリーンバス臼井線で佐倉市方面のバスが当日中にあるということで、そのまま京成グループ千葉内陸バスC70千葉四街道線で四街道市方面のバスにそのまま飛び乗りました。

 21時14分に四街道市に到着し、ここから京成グループちばグリーンバス臼井線で佐倉市方面のバスが最東端の京成佐倉駅まで行かず、途中京成グループちばグリーンバス本社車庫である田町車庫停まりですが、その時刻が21時38分発があり、ここから京成佐倉駅までは約1.3キロメートル離れています。

 翌朝、佐倉市からの先の北上経路も精査し、本数的に多そうな国道464号線を印西市を経て茨城県取手市方面を決断しました。

 ということで、京成佐倉駅を7時18分に出るなの花交通バス六合路線で印西市(旧印旛郡印旛村)方面のバスに乗ることになり、宿泊する佐倉市内は京成佐倉駅より、JR東日本総武本線佐倉駅の方が多く、京成グループちばグリーンバス本社車庫である田町車庫からJR東日本総武本線佐倉駅まで約3キロメートル歩き、初日目は佐倉市に泊まることになり、足止め時刻が23時40分と日付が変わるまで稼働しました。

 今回は失敗も完全に許されないという正に正念場ということで、行けられるところは絶対に行くという概念は貫いてきたかと思いました。

 

 二日目は佐倉市からの開始で、まず、京成グループちばグリーンバス(複数の路線系統存在)JR東日本総武本線佐倉駅を6時54分に出る京成佐倉駅行きのバスに乗りました。

 京成佐倉駅から7時18分に出るなの花交通バス六合路線で印西市(旧印旛郡印旛村)方面の途中印旛日本医大駅下車のバスに乗り、ここから印西市ふれあいバス印旛支所ルート(京成グループちばレインボーバス委託業務)で国道464号線を通って北総鉄道印西牧の原駅で下車、同じく南ルートで国道464号線を通って北総鉄道千葉ニュータウン中央駅、同じく布佐ルートで我孫子市布佐へ辿り着きました。

 我孫子市布佐に到着し、ここから大利根交通バスで北相馬郡利根町へ向かい、10時17分に途中とねっ子公園前で下車、この後の取手市方面の先発時刻が11時52分発と1時間35分の待ちでそのバスに乗りました。

 12時20分に取手市に到着し、ここから京成グループ関東鉄道さんで、取手・守谷線で国道294号線を通って守谷市に向かうにしても、この先常総市(旧水海道(みつかいどう)市)にかけては路線バスはありません。

 あっても谷田部車庫・取手線でつくば市(旧筑波郡谷田部町)にしか行くことができず、その先発時刻は13時00分発です。

 定刻になり、13時00分に出る京成グループ関東鉄道谷田部車庫・取手線でつくば市(旧筑波郡谷田部町)へ向かい、ここから土浦市方面へは2通りの行き方があり、京成グループ関東鉄道で国道6号線(旧水戸街道)を直接土浦市方面と、つくば市のコミュニティバス(つくバス)南部シャトル(京成グループ関東鉄道委託業務)で国道408号線をつくば市、京成グループ関東鉄道10系統で茨城県道を土浦市方面へ繋がります。

 その京成グループ関東鉄道で国道6号線を直接土浦市に向かう先発時刻が15時00分発と1時間程の待ちとなり、結局14時23分発つくば市のコミュニティバス(つくバス)南部シャトル(京成グループ関東鉄道委託業務)で国道408号線をつくば市、関東鉄道10系統で茨城県道を土浦市方面のバスを選びました。

 定刻になり、14時23分に出るつくば市のコミュニティバス(つくバス)南部シャトル(京成グループ関東鉄道委託業務)で国道408号線をつくば市に向かい、そのつくば市に14時45分に到着、この後京成グループ関東鉄道10系統で茨城県道を土浦市方面の先発時刻が15時02分発と、結局、土浦市へはつくば市(旧筑波郡谷田部町)から直接でなく、つくば市経由が早く辿り着けられそうです。

 15時41分に土浦市に到着し、ここから京成グループ関鉄グリーンバス石岡・土浦線で国道6号線を通って石岡市方面の先発時刻が16時00分発です。

 16時56分に石岡市に到着し、京成グループ関東鉄道水戸・石岡線で茨城県庁のある水戸市方面へ16時55分発のバスが既に出ており、その次発が17時55分発と正に1時間のロスタイムとなりました。

 その茨城県庁のある水戸市に到着したのは19時10分です。

 ここからが太川蛭子コンビにとって散々苦しめられてきたローカル路線バスの旅最大の強敵、水戸市周辺を通ることになり、この先の選択は正に重要な局面です。

 その水戸市からの北上経路を探索するために、水戸駅の案内所は閉まっており、結局、茨城交通34系統のバスで茨城交通茨大前営業所に立ち向かいました。

 水戸市からの北上経路は茨城交通61系統で常陸大宮市方面の途中飯田中新田下車のバスに乗り、ここから那珂市のコミュニティバス(ひまわりバス)しどり総合公園循環コース右回り(茨城交通委託業務)(2020年3月末を以て廃止)でJR東日本水郡線上菅谷駅までは行けられます。

 そのまま茨城交通11系統で水戸駅に戻り、ここから茨城交通61系統水戸線で国道118号線を通って常陸大宮市方面のバスは終わっており、二日目は水戸市に泊まることになりました。

 

 三日目は水戸市からの開始で、当初7時47分に出るの1本遅らせて、8時35分に出る茨城交通61系統水戸線で常陸大宮市方面の途中飯田中新田下車のバスに乗り、ここから那珂市のコミュニティバス(ひまわりバス)しどり総合公園循環コース右回り(茨城交通委託業務)(2020年3月末を以て廃止)でJR東日本水郡線上菅谷駅まで行く先発時刻が9時25分発と順調かと思ったら、想像以上の大回りとなってしまい、結局JR東日本水郡線上菅谷駅に10時10分に到着しました。

 JR東日本水郡線上菅谷駅からこの後国道349号線を通って行く茨城交通上菅03系統上菅谷太田線で常陸太田市方面の先発時刻が13時35分発と3時間25分も待たなければなりません。

 仮に歩いて行っても路線バスを待っても時間的には何も変わりません。

 ここは待つ以外何もありません。

 定刻になり、JR東日本水郡線上菅谷駅から待ち時間の間になか健康センターに立ち寄ったため、その最寄りのJA菅谷支所前から茨城交通上菅03系統上菅谷太田線で国道349号線を通って常陸太田市方面のバスに乗り、その常陸太田市に14時00分に到着し、ここから久慈郡大子町へはまず、茨城交通水府24系統水府線で茨城県道を通って常陸太田市(旧久慈郡水府村)馬次入口方面が15時44分発と1時間40分以上も待たなければならず、結局、茨城県水戸市周辺はローカル路線バスの旅最大の強敵という烙印は再三にわたり押されることになりました。

 17時00分に常陸太田市(旧久慈郡水府村)馬次入口に到着し、直ぐにも出る茨城交通で国道461号線を通って久慈郡大子町に向かうバスに乗車し、その久慈郡大子町には17時40分頃に到着しました。

 久慈郡大子町から国道118号線を福島県東白川郡矢祭町にかけては路線バスがなく、茨城交通さんで最北で行けられるのは久慈郡大子町下野宮までです。

 国道118号線を福島交通さんの最南端は東白川郡矢祭町高地原からです。

 久慈郡大子町を19時00分に出る茨城交通で国道118号線を通って久慈郡大子町下野宮まで移動し、19時12分に到着、ここから福島県東白川郡矢祭町高地原まで約4キロメートルの歩きとなり、約1時間程の移動です。

 19時30分過ぎ頃に茨城県と福島県境を跨ぎ、20時01分に東白川郡矢祭町高地原入口のバス停に到着、翌朝は7時24分に出る福島交通17-1系統上茗荷(かみみょうが)線で国道118号線を通って東白川郡矢祭町に向かうバスに乗ることに決め、三日目は東白川郡矢祭町泊まりとなり、何とか三日目に福島県には入りましたが、結局、三日目はローカル路線バスの旅最大のジンクスでもある「魔の三日目」、更には水戸市以北はローカル路線バスの旅最大の強敵という烙印は再三にわたり押されることになりました。

 

 最終日の四日目は東白川郡矢祭町からの開始で、高地原入口を7時24分に出る福島交通17-1系統上茗荷(かみみょうが)線で国道118号線を通って東白川郡矢祭町に向かい、7時47分に東白川郡矢祭町に到着、ここから福島交通11-1系統東舘線で国道118号線を通って東白川郡棚倉町方面の先発時刻が8時09分発と阿武隈山地内は進み具合としていいところです。

 8時50分に東白川郡棚倉町に到着し、ここからJRバス関東白棚線で国道289号線を通って白河市方面の先発時刻が9時35分発と45分の待ちです。

 定刻になり、東白川郡棚倉町を9時35分に出るJRバス関東白棚線で白河市に向かい、その白河市には10時28分に到着しました。

 白河市からゴールの南会津郡下郷町大内宿にかけては成功して続投なのか、失敗して打ち切りなのか、非常に重要な局面です。

 その路線経路を探った結果、白河市からゴールの南会津郡下郷町大内宿へ直で福島交通さんが運行する便がありますが、季節運行のため、冬季は全便運休で、仮に会津若松市に向かったとしても乗り継ぎが非常に多くなり白河市からの乗り継ぎ順序は、途中の郡山市熱海町か大槻までは福島交通さんで、まずは7-1系統新白河・石川線で福島県道を石川郡石川町、5-1系統竜崎経由石川線と5-2系統母畑(ぼばた)経由石川線で須賀川市、1-1系統新国道経由須賀川線と旧国道経由須賀川線で郡山市、郡山市から郡山市湖南町にかけては2通りの行き方があり、福島県道を通って福島交通20系統大槻線(1が市役所経由、2が西の内経由、4が麓山(はやま)経由)で郡山市大槻に行くか、国道49号線を通って福島交通10-1系統玉川経由熱海線で郡山市熱海町、郡山市湖南町へは郡山市大槻からも郡山市熱海町からもいずれも会津バスさんで、郡山市大槻からは261系統湖南郡山線、郡山市熱海町からは上戸熱海駅線で郡山市湖南町へ、河東湊線(2020年9月末を以て高坂~湖南高校の区間は廃止)で国道294号線を通って会津若松市に向かわなければならないが、ここから国道118号線と国道121号線の重複区間である会津若松市と南会津郡下郷町の市境には途中の会津バス芦の牧線の最南端会津若松市芦ノ牧温泉から会津バス大内・小沼崎・枝松線の最北端南会津郡下郷町小沼崎の間の約5キロメートルにわたり、路線バスはありません。

 上記の経路で行ったら失敗確定ラインです。

 結局、白河市からゴールの南会津郡下郷町大内宿へは、国道289号線を通って、12時30分に出る福島交通32-1系統追原経由甲子線で西白河郡西郷(にしごう)村新甲子(しんかし)に着くのが13時15分、ここから会津バス182系統南倉沢線の最東端、南会津郡下郷町南倉沢(なぐらさわ)まで、甲子峠を跨ぐ甲子トンネルを含む約13.7キロメートルを歩いて貫き通す以外何もありませんでした。

 そして、会津バス182系統南倉沢線の最東端、南会津郡下郷町南倉沢(なぐらさわ)から南会津郡下郷町に向かう発車時刻も16時45分発です。

 これを3時間30分も貫き通すには相当急がれる計算です。

 これが太川蛭子コンビだったら、この結果を受けて、間違いなく、白河市で足止め=失敗せざる得なかったでしょう。

 定刻になり、12時30分に出る福島交通32-1系統追原経由甲子線で国道289号線を通って西白河郡西郷(にしごう)村新甲子(しんかし)に向かい、ここから南会津郡下郷町南倉沢(なぐらさわ)まで、甲子トンネルを跨ぐ甲子峠を含む約13.7キロメートルを時刻表の接続上は約3時間30分を歩き通さなければなりません。

 その南会津郡下郷町南倉沢(なぐらさわ)に16時15分に到着し、ここから会津バス182系統南倉沢線で南会津郡下郷町方面の先発時刻が16時45分発と何とかそのバスに間に合いました。

 17時10分に南会津郡下郷町に到着し、ここからゴールの南会津郡下郷町大内宿へ直接行くバスがなく、まず、会津バス187系統大内・小沼崎・枝松線で17時40分発のバスで主に国道118号線を通る枝松行きのバスで途中新湯入口で下車してから198系統大内・小沼崎・枝松線のバスに乗り換えてゴールの南会津郡下郷町大内宿へ辿り着けられそうです。

 新湯入口に18時00分に到着し、直ぐにも会津バス198系統大内・小沼崎・枝松線でゴールの南会津郡下郷町大内宿に向かうバスに辿り着き、何とか成功を果たし、そして、太川蛭子コンビでも成功に辿り着けられなかったローカル路線バスの旅最大の強敵、北関東と福島県会津地方を打破し、田中羽田コンビのローカル路線バスの旅Zは3連敗=失敗=打ち切りを回避し、成功=続投になりました。

 

 今回の概況を見て、太川蛭子コンビでも失敗を打破することが永遠にできなかったローカル路線バスの旅最大の強敵、北関東(特に茨城県と栃木県)と福島県会津地方を田中羽田コンビは成功に繋がったという、正に奇跡的なゴールでした。

 特に難しかったのは茨城県水戸市以北を運行する茨城交通さんの管轄でした。

 もうひとつは奥羽山脈を跨ぐ国道としては、国道118号線を岩瀬郡天栄村から南会津郡下郷町までの蝉峠は、須賀川市から福島交通10-3系統二岐(ふたまた)線で岩瀬郡鏡石町経由で岩瀬郡天栄村湯本(現在は岩瀬郡天栄村竜生で分割)まで乗車した後、ここから南会津郡下郷町枝松まで約2.5キロメートルと上記の経路の方が徒歩移動としては楽な展開でした。

 但し、そのバスは須賀川市を9時20分発、岩瀬郡鏡石町を9時41分発なので、そのバスに辿り着くためには三日目の夜には白河市に到着しなければならないため、実際はその時刻に間に合わなく、最終的には、白河市から12時30分に出る福島交通32-1系統追原経由甲子線で国道289号線を西白河郡西郷(にしごう)村新甲子(しんかし)へ向かって、ここから南会津郡下郷町南倉沢(なぐらさわ)まで甲子トンネルを跨ぐ甲子峠を含む約13.7キロメートルを徒歩で、更には南会津郡下郷町南倉沢(なぐらさわ)から会津バス182系統南倉沢線で南会津郡下郷町方面が16時45分発と正に急がなければ難しい計算でした。

 その須賀川市を9時20分に出る福島交通10-3系統二岐(ふたまた)線で岩瀬郡鏡石町経由で岩瀬郡天栄村湯本(現在は岩瀬郡天栄村竜生で分割)に辿り着くためには、常陸太田市から15時44分に出る茨城交通水府24系統水府線で茨城県道を通って常陸太田市(旧久慈郡水府村)馬次入口でなく、14時27分に出る茨城交通里美03か里美04系統小中・里美線で国道349号線を通って常陸太田市(旧久慈郡里美村)里川を経て、ここから福島交通大垬(おおぬかり)線の最南端、東白川郡矢祭町大ぬかり明神まで約1.2キロメートル徒歩移動、東白川郡矢祭町大ぬかり明神から福島交通大垬(おおぬかり)線で東白川郡矢祭町、国道118号線を通って行く福島交通11-1系統東舘線で東白川郡棚倉町、JRバス関東白棚線で国道289号線を通って白河市へと乗り継ぎ、その白河市には19時30分前には到着できた計算でした。

 逆に、那須塩原市(旧那須郡西那須野町)から国道400号線を日光市(旧塩谷郡藤原町)上三依を経て、ここから国道121号線を北上するにしても、乗り継ぎ順序は、那須塩原市(旧那須郡西那須野町)からJRバス関東塩原線で塩原温泉、那須塩原市のコミュニティバス(ゆ~バス)塩原・上三依線(JRバス関東委託業務)で日光市(旧塩谷郡藤原町)上三依へ、国道121号線に入ってから会津バス桧枝岐線で国道121号線と国道400号線の重複区間の最南端にあたる途中南会津郡南会津町(旧南会津郡田島町)早坂までの県境を跨ぐ山王峠の約13.6キロメートルは歩かなければならず、ここから会津バス桧枝岐線で国道121号線と国道400号線との重複区間を通って南会津郡南会津町(旧南会津郡田島町){但し、2021年4月末を以て、会津バス桧枝岐線は主に国道121号線と国道400号線との重複区間全線にわたって廃止され、現在は野岩鉄道会津鬼怒川線と会津鉄道会津線の境界線である会津高原尾瀬口駅から会津バス332系統桧枝岐線で国道352号線を通って南会津郡南会津町(旧南会津郡伊南(いな)村)内川、同じく378系統山口・内川線で国道401号線を南会津郡南会津町(旧南会津郡南郷村)山口~国道289号線を通って南会津郡南会津町(旧南会津郡田島町)へと大回りして経由する}へと、那須塩原市(旧那須郡西那須野町)から国道400号線~国道121号線を経てゴールの南会津郡下郷町大内宿へ現在の路線経路から見れば、成功は非常に難しいです。

 今回特に終盤に奥羽山脈を跨ぐ約10キロメートル以上の徒歩移動は避けられません。

 奥羽山脈を跨いて歩く距離を短くするなら、国道118号線を須賀川市から福島交通10-3系統二岐(ふたまた)線で岩瀬郡鏡石町経由で岩瀬郡天栄村湯本(現在は岩瀬郡天栄村竜生で分割)まで乗車した後、ここから南会津郡下郷町枝松まで蝉峠を跨ぐ約2.5キロメートル以外、何もありませんでした。

 結局言葉通り、北関東(特に茨城県と栃木県)と福島県会津地方はローカル路線バスの旅最大の強敵と言ってもおかしくないくらいでした。

 全体として振り返って、太川陽介さんと全く同じように一案だけでやってては、最終的に大きな落とし穴に嵌ることが待ち受けていたのでした。

 それを打破するためには、当然ですが、他の経路ももう少し拾い集めれば、もっと楽に移動できたかと思いました。