ローカル路線バス乗り継ぎの旅Z14弾を見て | sa19830701

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ローカル路線バス乗り継ぎの旅のファンで、この影響を受けて、各地区が運行されるバス会社、運行する区間の国道や都道府県道の路線についても興味を持つようになりました。
私は、常に日本全国の道路地図、鉄道地図、時刻表を所持して、経路のリサーチをしています。

 10月31日にBSテレ東でローカル路線バス乗り継ぎの旅Z第14弾が放送されました。

 初回放送は2020年9月5日です。

 

 スタートは北海道虻田郡倶知安町ニセコグランヒラフから、途中田中要次さんと志村けんが共演していた「鉄道員(ぽっぽや)」の映画のロケ地でもある「幌舞駅」と記載されている北海道空知郡南富良野町役場がある幾寅駅へ立ち行き、目指すゴールは北海道斜里郡斜里町知床五湖に行く行程です。

 今回、太川陽介さんと蛭子能収さんのレギュラーと復活版を含め、通算4回目の北海道でのローカル路線バス乗り継ぎの旅です。

 マドンナは元AKB48かつNGT48のキャプテンでもある北原里英さんです。

 

 スタート地点(北海道虻田郡倶知安町ニセコグランヒラフ)

 チェックポイント(北海道空知郡南富良野町JR北海道根室本線幾寅駅)(2024年3月末を以て富良野駅から新得駅間の鉄道事業を廃止する予定)

 ゴール地点(北海道斜里郡斜里町知床五湖)

 

 今回はロケ当日最終日の四日目を除いて土休日だったため、時刻表は前述の通りに基づいて精査させていただきます。

 

 スタートの虻田郡倶知安町ニセコグランヒラフから7時41分に出る道南バス倶知安・東山線で虻田郡倶知安町方面のバスに乗車しました。

 虻田郡倶知安町に到着して、この後、国道5号線を通っていく北海道中央バスのグループ会社であるニセコバス小樽線があり、そのバスに9時10分発のバスで小樽市に向かいました。

 10時50分頃に小樽市に到着し、ここから北海道の主要都市、札幌市に向かいたいが、北海道中央バスさんは全てE5A札樽自動車道経由で、国道5号線経由はJR北海道バスさんがあり、その小樽市から直接札幌市の市街地に行くバスはなく、まずは宮65系統小樽線で札幌市西区にある札幌市営地下鉄東西線の最西端である宮の沢駅行きの先発時刻は11時15分です。

 定刻になり、JR北海道バス宮65系統小樽線で国道5号線を通って札幌市西区にある札幌市営地下鉄東西線の最西端である宮の沢駅へ行き、その宮の沢駅には12時30分頃に到着、ここからJR北海道バス61系統西町線で札幌市に向かう先発時刻が10分後の12時41分に出ることとなり、その北海道の主要都市、札幌市に13時00分過ぎに到着しました。

 札幌市に到着後、ここから国道12号線を通って江別市に向かうか、国道36号線を向かって千歳市に向かうか、選択肢が分かれ、案内所に尋ねたところ、江別市方面は北海道中央バス90系統札江線以外何もなく、その江別市から岩見沢市にかけても路線バスは何もないと案内されていますが、それは北海道中央バスさんのことしか情報がありません。

 江別市から夕張鉄道新札夕線(2023年9月末を以て廃止)で夕張郡栗山町まで行った後、ここから国道234号線を通って行く北海道中央バス25系統岩見沢長沼線及び26系統と27系統岩見沢栗山線で岩見沢市に行くバスはあります。

 結局、案内されたのも江別市へ向かった後、ここから岩見沢市幌向(ほろむい)までの約10キロメートルほどの徒歩移動、北海道中央バス11系統幌向線で岩見沢市へはつながるという結果です。

 顧客が相手である以上、目的地に向かうからには自社のことだけでなく、他社の案内もきっちりとするべきだと思いました。

 その札幌市から北海道中央バス90系統札江線で江別市に向かう発車時刻が16時18分と非常に遅いです。

 結局は14時47分に出るJR北海道バス1系統新札幌線で国道12号線を通って札幌市厚別区にある札幌市営地下鉄東西線の最東端である新さっぽろ駅行きのバスに乗ることになりました。

 15時39分に新さっぽろ駅に到着、ここから北海道中央バス60系統江別・新さっぽろ線で江別市方面の先発時刻が16時00分発と21分後に出ます。

 17時00分頃に江別市に到着し、ここから札幌ターミナルで案内されたように、当初は岩見沢市幌向(ほろむい)までの約10キロメートルほどの徒歩移動のつもりが、そのバスの乗務員さんに岩見沢市方面の乗り継ぎ方を親切に教えてくれて、江別市からは夕張鉄道新札夕線(2023年9月末を以て廃止)で夕張郡栗山町まで行って、ここから北海道中央バス25系統岩見沢長沼線及び26系統と27系統岩見沢栗山線で国道234号線を通って岩見沢市に向かうバスを案内されて、結局、徒歩移動済むことなく、路線バスで乗り継ぐことになりました。

 その夕張鉄道新札夕線(2023年9月末を以て廃止)で夕張市に向かう途中の夕張郡栗山町で下車する最終発車時刻は17時36分発です。

 18時35分に夕張郡栗山町に到着し、ここから北海道中央バス25系統岩見沢長沼線で国道234号線を通って岩見沢市に向かう最終発車時刻が5分後の18時40分です。

 19時30分に岩見沢市に到着し、ここから国道12号線を通って滝川市方面へ行きますが、まずは北海道中央バス24系統岩見沢美唄線で美唄市方面の最終発車時刻が過ぎており、翌朝は7時25分発のバスに乗ることに決め、初日目は岩見沢市に泊まることになりました。

 

 二日目は岩見沢市からの開始で、まずは国道12号線を滝川市にかけて、最初は7時25分に出る北海道中央バス24系統岩見沢美唄線で美唄市方面のバスに乗車、その美唄市に8時00分に到着、ここから北海道中央バス滝川美唄線で滝川市方面の先発時刻が9時50分発と1時間50分の待ちとなりました。

 そして、その待ち時間の間に尋ね、滝川市から北海道中央バス滝芦線(滝川市~芦別市)と砂芦線(砂川市~滝川市~芦別市)で国道38号線を通って途中の赤平市で降りて、ここから札幌市から滝川市まではE5道央自動車道を通りますが、滝川市からは主に国道38号線を通って行く北海道中央バス高速ふらの号一般道区間で富良野市方面に行けられます。

 定刻になり、9時50分に出る北海道中央バス滝川美唄線で滝川市方面のバスに乗り、ここから国道38号線を通って行きますが、まずは北海道中央バス滝芦線で途中の赤平市で下車する先発時刻が11時45分発です。

 その待ち時間の間に滝川市で有名なグライダーを体験しました。

 定刻になり、11時45分に出る北海道中央バス滝芦線で途中の赤平市で下車するバスに乗り、赤平市に12時20分に到着、ここから北海道中央バス高速ふらの号一般道区間で富良野市方面の先発時刻が13時11分発です。

 14時30分に富良野市に到着し、ここからが究極の選択になり、富良野市を11時02分に出る1日1本しかないJR北海道根室本線(2016年8月末に台風10号で被災した東鹿越駅から新得駅までは2024年3月末を以て富良野駅から新得駅までの区間の鉄道事業を廃止する予定)の代行バスで行くか、国道237号線を通って行く占冠村営バス富良野線で勇払郡占冠(しむかっぷ)村方面が17時15分発までなく、ここから占冠村営バストマム線でチェックポイントの空知郡南富良野町幾寅へ翌朝には行けられます。

 結局、選んだのは16時20分に出るふらのバス西達布線で国道38号線を通って富良野市西達布に向かうバスに乗り、その後、チェックポイントの空知郡南富良野町幾寅駅までの約13キロメートルは歩くことになりました。

 17時05分に富良野市西達布に到着し、チェックポイントの空知郡南富良野町幾寅駅まで、市境の樹海峠を跨ぐ約13キロメートルは徒歩移動となりました。

 この後、チェックポイントの空知郡南富良野町幾寅駅からJR北海道根室本線(2016年8月末に台風10号で被災した東鹿越駅から新得駅までは2024年3月末を以て富良野駅から新得駅までの区間の鉄道事業を廃止する予定)の代行バスで上川郡新得町への最終発車時刻が20時02分発と、約13キロメートルを約3時間で突き切るには非常に険しい戦いです。

 20時08分にチェックポイントの空知郡南富良野町幾寅駅に到着し、JR北海道根室本線(2016年8月末に台風10号で被災した東鹿越駅から新得駅までは2024年3月末を以て富良野駅から新得駅までの区間の鉄道事業を廃止する予定)の代行バスで上川郡新得町への最終発車時刻が20時02分発に辿り着けらなかったが、急いで写真を撮り、そのバスは定刻の遅れにより、何とか乗車に踏み切りました。

 20時56分に上川郡新得町に到着し、この先、北海道拓殖バス53系統新帯線で帯広市まで一本で行けられることが判明し、翌朝は7時40分に出るバスに乗ることとなり、その次は土曜休日便では15時25分発と約8時間もバスがなく、急ぎ足で辿り着いたのはよかったのかは分かりませんが、二日目は上川郡新得町泊まりとなりました。

 

 三日目は上川郡新得町からの開始で、7時42分に新得役場前バス停を出た北海道拓殖バス53系統新帯線で帯広市まで一本で移動しました。

 十勝地方の主要都市、帯広市に9時10分頃に到着しました。

 帯広市からはゴールの斜里郡斜里町知床五湖へは、釧路市へ向かうにしても、屈斜路湖へ向かうにしてもE38道東自動車道経由しかなく、路線バスで乗り継げられても、国道242号線を通って行く十勝バス17系統帯広陸別線(2006年4月21日に北海道ちほく高原鉄道ふるさと銀河線廃線に伴う代替バス)で足寄(あしょろ)郡陸別町へ、北海道北見バス陸別線(2006年4月21日に北海道ちほく高原鉄道ふるさと銀河線廃線に伴う代替バス)で北見市に行けられます。

 その十勝バス17系統帯広陸別線(2006年4月21日に北海道ちほく高原鉄道ふるさと銀河線廃線に伴う代替バス)で足寄(あしょろ)郡陸別町方面へ、約3時間も移動するバスの発車時刻は9時59分発です。

 12時50分に足寄(あしょろ)郡陸別町に到着し、ここから北海道北見バス陸別線(2006年4月21日に北海道ちほく高原鉄道ふるさと銀河線廃線に伴う代替バス)で北見市方面は5分後の12時55分発はロケ当日は休日で運休日にあたり、その次の14時25分発です。

 その待ち時間の間にトロッコ乗車体験を堪能しました。

 定刻になり、14時25分に出る北海道北見バス陸別線(2006年4月21日に北海道ちほく高原鉄道ふるさと銀河線廃線に伴う代替バス)で北見市へ向かい、そのオホーツクの主要都市、北見市に16時00分頃に到着しました。

 北見市から北海道北見バス女満別空港線で国道39号線を通って網走郡大空町(旧網走郡女満別町)にある女満別空港への先発時刻が16時35分発のバスに乗り、17時17分に女満別空港に到着、ここから網走バス女満別空港線で国道39号線を通って網走市に向かう先発時刻が17時35分発です。

 網走市に18時20分頃に到着し、ここから斜里郡斜里町方面のバスはあっても網走バス小清水線で国道244号線を通って斜里郡小清水町方面のバスしかなく、その網走市からは斜里バス網走線で国道244号線を通って斜里郡斜里町方面のバスがありますが、そのバスは正午過ぎに出る1日1便しかありません。

 結局、斜里郡斜里町方面の情報が分からないまま、三日目は網走市泊まりとなりました。

 

 最終日の四日目は網走市からの開始で、案内所に尋ねたところ、網走バスさんの情報しかなく、肝心な斜里バスさんの情報がないのは、地元の人は分かっていても、観光客から見れば、どのように行けばいいのか全く分からないほどです。

 初日目の札幌市の北海道中央バスさんに続いて、今度は網走バスさんの情報もかなりの不適切な情報管理のようにも思えました。

 その網走市から斜里バス網走線で国道244号線を通って斜里郡斜里町方面が正午すぎに出る1日1便しかなく、非常に遅いと感じ、結局7時15分に出る網走バス小清水線で国道244号線を通って斜里郡小清水町方面のバスに真っ先に乗車しました。

 7時51分に斜里郡小清水町18線バス停に到着、ここから斜里郡斜里町までの約16キロメートルの徒歩移動で11時39分に到着、ここからゴールの斜里郡斜里町知床五湖まで国道334号線を通って行く斜里バス知床線で一本で行けられるバスがあり、その発車時刻が到着9分前の11時30分に出てしまい、その次発が最終の14時10分発があり、ゴールの斜里郡斜里町知床五湖に到着=成功、そして、3度目の2連続成功となりました。

 今回は特に初日目の北海道中央バス札幌ターミナル、最終日四日目の網走バス本社・営業所がある網走バスターミナルの案内所の方々の勉強不足が非常に目立ちました。

 案内の仕方を見ても、全部自社のことしか案内できていません。

 私から見れば、路線バスの乗り継ぎ方が親切に教えてくださったのが、北海道中央バス60系統江別・新さっぽろ線で江別市方面のバスを運転していた乗務員さんでした。

 自社のことだけなく、他社の路線バスについても詳しく説明してくれたことが、江別市から岩見沢市幌向(ほろむい)までの約10キロメートルほどの徒歩移動は避けられました。

 正解経路を探したところ、今回二日目の富良野市西達布からチェックポイントの空知郡南富良野町幾寅駅までの約13キロメートル、斜里郡小清水町から斜里郡斜里町までの約16キロメートルの徒歩移動は最終的に意味ありませんでした。

 今回、勝敗を分けるデッドラインは初日目に夕張郡栗山町、二日目に富良野市、三日目に帯広市とゴールが遠ざかるかのようには思いますが、上記の通りに辿り着けられれば成功可能でした。

 実際行った経路以外でも、その他、旧JR北海道札沼線経路でもある国道275号線沿いは、札幌市からこの後、北海道中央バス22系統あいの里篠路線で札幌市北区あいの里、当別ふれあいバスあいの里金沢線で石狩郡当別町、シモダンバスとべ~る号月形当別線で樺戸郡月形町、美自校観光バス月形浦臼線で樺戸郡浦臼町、北海道中央バス滝川浦臼線で滝川市の順に乗り継ぎます。

 札幌市から国道231号線を通って留萌市経由で、後に国道233号線を通って旭川市へはいずれも沿岸バスさんで、札幌市から特急ましけ号で留萌市、その後、56系統留萌旭川線で旭川市へ辿り着きます。

 仮に実際行った滝川市から国道38号線を通らず、そのまま国道12号線を旭川市へ向かった場合は、北海道中央バスのグループ会社、空知中央バス音江経由滝深線、または雨竜経由深滝線で深川市、同じく深旭線で旭川市へとつながり、旭川市からはふらのバス快速ラベンダー号で国道237号線を通って富良野市には実際と同刻に繋がることはできました。

 仮に虻田郡倶知安町から登別市に向かった場合はいずれも道南バスさんで、まずは胆振線(1986年11月に国鉄胆振線廃線に伴う代替バスで、2022年9月末を以て国道276号線を通る虻田郡喜茂別町から伊達市大滝区の区間は廃止)で伊達市、室蘭・伊達線で国道37号線を通って室蘭市拠点のバスターミナル、東町ターミナル、室蘭・登別線で国道36号線を通って登別市、登別・苫小牧線で国道36号線を通って苫小牧市、国道235号線に沿って、苫小牧・平取区間で沙流郡平取(びらとり)町、日高縦貫線で沙流郡日高町(旧沙流郡門別町)とここまでが道南バスさんの便、沙流郡日高町(旧沙流郡門別町)から日高町営バス占冠線で国道237号線を通って勇払郡占冠村に二日目の夕方に着き、翌朝は占冠村営バストマム線でチェックポイントの空知郡南富良野町幾寅の順に接続します。

 ただ、問題は沙流郡日高町(旧沙流郡門別町)から勇払郡占冠村を経てのチェックポイントの空知郡南富良野町幾寅へは日高町営バス、占冠村営バスと接続になるので、非常に難儀になるかもしれません。

 これで、太川陽介さんと蛭子能収さんのレギュラー3弾(函館市~稚内市宗谷岬)と20弾(虻田郡洞爺湖町~目梨郡羅臼町)、復活版の4弾(札幌市~網走市)と北海道のローカル路線バスの旅は通算4戦全勝となりました。

 今回は、経路選択としては概ね正解といってもよいが、ただゴールへのデッドラインから見れば、二日目の富良野市西達布からチェックポイントの空知郡南富良野町幾寅駅までの約13キロメートル、斜里郡小清水町から斜里郡斜里町までの約16キロメートルの徒歩移動は不要だったかのように思いました。