昨日は、新月。
十二湖の青池が見たくて、
急きょ思いたって、日本海側へドライブしてきました。
十和田から、紅葉の始まった八甲田を通り、
岩木山を眺めつつつ弘前を抜け、日本海へ。
十和田からは、太平洋のほうが近いので、
あまり、日本海側にはきたことがなかった。
そして深浦の千畳敷へ。
吹き上げる海水!
日本海を眺めつつ、さらに小一時間車を走らせ、
十二湖へ。
途中車をおいて、歩いていくと、
野生のサルに遭遇!
間近に見るサルに、
息子も大興奮!
十二湖は、世界遺産である白神山地の西のすそ野にあり、
33ある湖のうち、
崩山から見えるのが十二個だったので、十二湖と名付けられたとか。
そのうちの一つ鶏頭の池。
天気も良く、
景色は最高です。
そしていよいよ青池。
その青は、
どこまでも深く蒼く、
澄んだ水は、水深90mもあるというのに、
湖底に沈む倒木や、
苔が透けて見えるのです。
この時期、落葉もあり、
湖面が隠れて、
ちょっぴりわかりづらいのですが、
それでもその美しさは、何とも言えません。
「思った以上に青かった」と、
息子も大絶賛。
青池を後にし、さらに行くと、美しいブナ林が。
太陽の光が差し込み、
深呼吸したくなる、
そんな澄んだ空気。
見上げると、そこには、「クラウン・シャイネス」。
それぞれの枝葉が、
譲りあうように茂らせ、
空が割れたように見える現象。
少し行くと、
甘い綿菓子のような香りが漂います。
桂です。
まあるい葉っぱがかわいらしいけど、
驚くほどの大木になる桂の木。
甘い香りは、桂の葉の落ち葉から。
「枯れてる方がいいにおいいがするよ。」
あたりを見渡すと、
すごくきれいなブルーの実。
人工的なブルーだけど、
自然の色。
おそらくクサギ。
白花と、赤花がありました。
そしてお次は沸壺の池。
ここも、青池のように澄んだ蒼の池でした。
流れ込む水のせせらぎを聴きながら、
きらきら湖面に移る日の光に、
しばしうっとり。
そばにある木を見上げると、
苔と緑の美しさ。
森と湖がほんとに美しい。
戻ってきてから、
白神山地の水をいただき、
のどを潤します。
ほんのり甘くておいしい水。
沸窪の清水。
ここの水で、抹茶を淹れてくださるのをいただきます。
ほっと一息。
素晴らしい眺めの中、
おいしい野点。
最高です♪
十二湖を後にし、
日本キャニオンを眺めつつ、
再び日本海へ向かいます。
残るミッションは、
日本海に沈む夕日を眺めること。
徐々に沈みゆく夕日。
厚い雲に阻まれ、
海面に沈みゆく夕日を見ることはできませんでしたが、
十分きれい。
沈む夕日を待ちながら、
千畳敷で探検していると、
ヤドカリ発見!
魚もいっぱい!
夕日そっちのけで夢中になる息子。
大量のヤドカリ。
この日は新月だからかな?
日本海ツアーの締めは、
鯵ヶ沢にあるなおじろうラーメン。
海鮮がボリュームたっぷり。
大満足の一日。
自然を守りましょう!
って言われても、当たり前に言われ過ぎてて、
分かった!そうしよう!
とはなかなかなりづらい。
その前に、自然は美しいなあ、気持ちいいなあ、
あの人にも見せたいなあ、とか、
そう感じる心を育むことが大切で、
それがこの自然を守りたい!って
そういう思いにつながるんだと思います。
そのためには、きれいだね、かわいいねえ、
気持ちいいねえ、いい匂いだねえ・・・
子どもと一緒に
思いを分かち合う経験を積み重ねることが
大切じゃないかなあって思います。
きれいなお花、
ちょうちょやトンボ、
オタマジャクシ、カエル、
ヤドカリ、魚、
いろんないきもの。
鳥や森の動物たち、
木、風、音、空、虹、
黄金色の稲穂、
美しい夕焼け、
森の澄んだ空気、
いろいろ・・・。
うわ~、きれい!
見てみて!すごい色!
何かいい匂い。
つめた~い!
か~わいい!
なんかつるつるだよ、さわってみて!
いろんな感覚をフル稼働して、
ワクワク、
楽しい、
きれい、
気持ちいい。
プラスな感覚が育まれていくことは
とっても大事なこと。
そして、子どもだけでなく、
それは、忙しい大人にとっても、
エネルギーチャージするには大事なこと。
摺り切れそうにつかれた自分を、
自然はしっかり包んでくれます。
自然ってありがたいです。
おうちに連れてこられたヤドカリ君。
意外とかわいいです♪