【時代を先読み、生きる力を持った子供を育てるための本】
今日は、新藤家の本棚より、
子育てに役立った本達を紹介します。
ただし、何歳までにこうすればいいとか、
何歳までにこんな事ができるように、
というような一般的な子育て本ではありませんよ。
もっと子どもが育つことを長い目で見たとき、
きっと役に立つ本達だと思っています。
1冊目は
『10歳までが勝負!「生きる力」をはぐくむ子育て』
10歳までが勝負!「生きる力」をはぐくむ子育て/SSコミュニケーションズ
¥1,404
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小学生の学習教室を「花まる学習会」を主宰している
髙濱正伸さんの著書。
外遊びは学力のもとになる力をつけることにつながる、
五感+αで、心豊かで魅力的な子どもを育てよう。
学力は「生きる力」。
「生きる力」とは、「知識や技能を身につけ、活用する力」
「学ぶ事へのやる気や意欲」
「自分で考える力」
「自分を表現する力」
「問題を解決し、自分で道を切りひらいていく力」
子どもを伸ばすために、
親がどうか関わればいいか、
ヒントがたくさん詰まった本です。
2冊目は
『「子どものために」は正しいのか』
「子どものために」は正しいのか (学研新書)/学習研究社
¥799
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NHKスペシャル「涙と笑いのハッピークラス 4年1組命の授業」で話題になった
金森俊郎さんの著書。
いじめや、苦しかったとき、悩んだとき、
「自分をわかってくれる人を求めている」という子どもの気持ちがあり、
著者が心の「溜め」と言っている、
自分自身への肯定感や、助けてと言える力を育むことが大事だと。
心の「溜め」は、
親が「いつもあなたを見守っているよ」という事を示すことで育まれます。
「安心感」「安定感」を子どもに示して上げる事が大切だと。
今日から「こどものためにできること」は、
子どもと一緒にしゃがむこと。
子どもは「無駄」「無茶」で生きているということを理解すること。
子どもに社会や仕事に触れさせること、
親は自分の仕事を子どもに語ること。
子どもに夢を聞くとき、
それは、職業ではなく、どんな生き方をしたいか、どうなっていたいか、
どんな人間になりたいかをきいてあげること。
子育てを楽しむには
「ハッピーになろう」を追求すること。
などなど、子育て、子どもの関わりへのヒントが満載です。
金森学級の動画もあわせてご覧下さい。
ナレーションは英語ですが・・・
3冊目は、一番衝撃的だった本、
『強烈なオヤジが高校も塾も通わせずに、3人の息子を京都大学に放り込んだ話』
強烈なオヤジが高校も塾も通わせずに3人の息子を京都大学に放り込んだ話 (一般書)/徳間書店
¥1,512
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一風変わったオヤジさんが、
タイトル通り、3人の息子を高校に通わせずに京都大学に入れるまでの話です。
オヤジさんがしたことは、
たくさんの人との「出会い」を通じて、「生き様」学ばせた事。
偉人の物語を学ぶ機会を与えたこと。
映画や小説、本、漫画、なんでもありです。
興味を持つように誘導しつつ、子どもが乗ってくるのを待つ。
きっかけを与え、種を蒔き、待つのです。そして、対話する。
標準化するのではなく、
長所を伸ばし、個性を伸ばすこと。強みがあるのはいいことだ。
それまでの常識を覆すような衝撃的な本でした。
でも、これからの社会、
子ども達が生き抜くには、
個がしっかり育つようにする必要があると感じます。
でこぼこの、足りないところは、別の人が補えばいい。
自分の好きなことは何か、
自分の得意なことを社会に活かせる子どもを育てる、
そんな視点が必要になってくるのだと思います。
今日の最後は、
『2022-これから10年できる人の条件』
2022―これから10年、活躍できる人の条件 (PHPビジネス新書)/PHP研究所
¥907
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2012年に発行された神田昌典さんの著書。
ビジネスマーケティングのプロの目から見て
世界の時流を読み解き、
これからの日本がどなっていくか、
何が必要とされてくるのかを読み解いた本です。
私の生き方に変化をもたらされたとき、
読んだ本です。
ビジネスをしていないから、関係ないや、
で済む話ではなく、
これからの子ども達が大人になった未来の社会が
どんな社会になるのかを長期的な目で見通すことで、
子ども達にできるアドバイスは変わってくるのだと思うのです。
いい高校、いい大学に行って、いい企業に勤めることが
こどもの幸せ、子どものゴールじゃないということです。
本当に、ワクワクして、熱中できる仕事を作り出せるような
子どもを育てていく、
という視点が必要になってくるのだと思います。
今日紹介した本達は、
「子どもの生きる力をつけるためにはどうすればいいか?」
という問いに、ヒントが詰まった本であり、
「これからの子ども達が生きる社会はどんな社会になるだろうか?」
という予想を立て、
「今、子ども達に親として伝えるべき事は何だろうか?」
という問いに答えてくれる本だと思っています。
機会があれば、
是非読んでみて下さいね。
きっとたくさんのヒントをもらえると思います。