幸せな記憶 | 子ども達と自然に暮らそ!

子ども達と自然に暮らそ!

十和田で耳つぼジュエリーのおうちサロンをする傍ら、
子育てがラクに楽しくなるように、
自然食、自然療法などを取り入れながら、
子ども達との自然な暮らしを提案しています。

ゴールデンウィークも後半、

フェイスブックのやりとりをしていて沸き上がった想い。

きっかけはこの方の投稿→☆

「57年間の人生の中の、

感動的だった場面を思い出してみたら、

後頭部から首筋、両手にじわりとしびれるような感覚があった。

その直後、疲れが吹っ飛び、若者のように立ち上がることが出来た」

とのこと。


この投稿を見て、

料理研究家の引頭佐知先生のブログ→☆を思い出した。


『子供のころ、

母は毎日、昆布とかつおのだしを取って料理してくれてました。

歳でしょうか、歳でしょうね。

最近、その母の味を恋しく思うようになりました。

ああ、いまの季節はあれがおいしかった、

これがおいしかったって。

とくに懐かしいのが、

子供のころ飲んだ、すまし汁や味噌汁や煮物なんです。

これ、だしが必要ですよね。

もう、母はいませんし、

味の記憶をたどって、

自分でだしを取って母の味を再現してみたいと思っても、

まずは、だしの取り方がわかりません。

~中略~

よそったばかりのお椀を両手でつつみ、

口元に寄せ、目をつむり、湯気が運ぶ香りを味わい、

少しずつ少しずつ飲み進まれました。

飲み干されたとき、

.

「あーー、なんておいしいんだろう。

のどを、すぅーーっと通って、

すぅーーっと胃に降りていくね・・・・・」

そして、あらためて

慈しむように、お椀を大きな両手でつつみ、

お椀をみつめて

.

「このお吸物・・・・・・・・

わたしの命、洗ってくれました・・・・・・・・・」』







年を重ねても、舌に残る出汁の味。

台所に香る出汁のにおい。

幸せな記憶。

五感で感じた幸せな記憶は、いつまでも残り続け、

いつでも幸せな感覚を呼び覚ましてくれる、

そう確信しています。



子ども時代に野山で遊んだ記憶。

裸足で川に入った川の冷たさと石ころの感覚、

どろんこに裸足で入った生暖かいどろの感触、

シロツメクサの冠を作った花のにおい、

雨上がりの土のにおい、

外遊びして帰ってきた子どもを抱きしめたときの

服にしみついた外のにおい、

つないだ小さな手のしっとり湿った暖かな手のぬくもり、

小さな手で摘んでくれた野の花束、

家族でおなかがよじれるほど大笑いした記憶

すべてが愛おしく、

楽しく、

幸せな記憶。





この幸せな記憶があれば、

どんな疲れも吹っ飛ぶし、

いつでも幸せな時間に戻れる。



子ども達には、

今この時を、

大切な時間を、

大切な幸せな感覚を、

ひとつひとつ刻んでいって欲しい。


私達大人は、そのお手伝いをしているのかも知れませんね。


子ども達と過ごした楽しいGWを想いながら、

そんなことを感じています。


どうか皆さんも、お子さんと、

楽しい時間、

やさしい記憶、

幸せな時間を大事にお過ごし下さい。


自分のなかの幸せな記憶であると共に、

子どもの幸せな記憶を作っているのですから。