宣伝のされ方、天国と地獄 | 肩書職人のひとりごと

肩書職人のひとりごと

個人事業主やフリーランスとして
人の役に立ちながらも
自分らしく生きていきたい人に向けて
仕事やビジネス、人生観など、
肩書職人から見た話を綴っています。

おはようございます、ウスイです。

日頃から、情報源がネットニュースなので
今回の話も、目に入ってきてしまいました。

巷で騒がれてるYouTuber飲み会ってヤツです。

 



最初はほとんど気にも留めてなかったんですが
繰り返しネットニュースに上がったり
テレビでも取り上げられたりと
妙なザイアンス効果が効いてきて
少し気になるようになりました。

加えて、よくYouTubeも見てるので
おすすめ動画のとこにも今回の件について
いろんな人が動画を上げてるのが視界に入り
31人のYouTuberが気になったので
リストだけ見てみました。

僕が見ているYouTubeの傾向としては
主にビジネス系のチャンネルと
エンタメ系では、ワンピース、MARVELなど
映画・アニメ系のやつが多いので
今回のリストにある人たちは

ほとんど知らない人ばかり。


かろうじて名前を知ってたのは

水溜りボンドくらいです。

といっても、チャンネルを見たことないので
何系のYouTubeでどんな配信をしているのか
何で人気あるのかなどは、よくわかりません。

他のメンバーについては、知らん人ばかりです。

そうは言っても、登録者数だけ見ると
かなりの人が見てるみたいですね。

仕事柄、ブランディングや認知度の視点から
ついつい、モノを考えてしまうので
今回のニュースも、そこに目がいきました。

YouTuberは、登録者数を伸ばして
自分たちのファンを拡大し
YouTubeという自分メディアを使い
自分発信で何かを提供・展開していく。

そこに広告を流すことで広告料が発生する
というビジネスモデルを基にした仕事です。

たぶん。

大袈裟でもなく、テレビに出ている芸能人と
稼ぎ方は似てますよね。
というか、ほぼ同じです。

多くのYouTuberが
それを個人でやっているだけ。

参加メンバーは
事務所所属の人だったみたいですが。

認知度というか、知名度は
業界ではそれなりにあったのかと思いますが
今回のような騒動では
あたりまえですが、その知名度が裏目に出る。

だからこそ、普段の行いや仕事に対する姿勢
人との接し方や発信の内容など
自分資本をしっかり守りながら
活動する必要があります。

ニュースを見ながら
ふと、昔のことを思い出しました。

以前、ラーメン屋の雇われ店長だった時代。

店長昇格で、前任の店長から引き継いだ後
前任の店長は、僕もいろいろお世話になった
気さくな人でした。

優秀店長にも表彰されたりして
スタッフからも好かれていた人だったため
後任で店長を任されてからしばらく
スタッフとの距離や温度差を感じていました。

会社組織の場合、異動配属後はどうしても
前任と比べられてしまいますからね。

それが、優秀で人気のあった人なら
なおさら比較されます。

ケンカや言い合いはしないまでも
意思疎通に苦労し、コミュニケーションが
なかなか取り切れない中
就任後しばらく、店のサービスレベルが
段々下がっていきました。

そうなると、店の営業にも
少しずつ影響が出てきます。

もちろん売り上げにも影響がある。

そこを打開するために
本部の上司にチラシを入れたいと
打診したことがありましたが
却下されました。

当時、納得いかなかった僕は反発して
理由を問い詰めましたが
出てきた言葉が意外なものでした。

お前は、店の状態が悪いのに
チラシを撒くことで
わざわざそれをお客様に見せるのか!

チェーン店のラーメン屋は
商品の提供は一人ではできません。
(暇な時間は別です)

ラーメンは提供時間の早い商品なので
ランチタイムのラーメン屋は
想像以上の忙しさがあります。

特に、厨房は戦場です。

ホールはホールで
仕切るスタッフがいますが
商品提供の面から
メインの指示は厨房から出します。

なので、目の前に水があっても
それを飲む暇もないくらい
連続指示と連続作業の繰り返し。

11時半くらいから来店が増え
13時半までの2時間は
それこそ息つく暇もありません。

土日になると
それが夕方まで続きます。

だから、スタッフとの連携は大事で
コミュニケーションが良いことは
店舗運営の面から見ても
重要なことだったりします。

そこがグダグダな状態で
チラシを入れるとどうなるか?

コミュニケーションの取れた
最高の状態でのおもてなしが
出来るわけもなく
ただ、忙しさだけが増える。

ホールも厨房もヒートアップして
イライラが段々重なっていく。

急いで提供することだけに意識が行き
商品やサービスのクオリティが下がる。

結果、お客様から厳しい評価を受ける。

グルメサイトなんかで書かれてしまうのは
そういう時が多いです。

良い評価と悪い評価は
悪い評価の方が書かれやすかったりします。

満足した時は、気持ちも満たされるので
気持ちよく帰ってもらえる。

満足できない、頭にきたなど
お客様の中に不満が溜まっている時は
それを書きなぐる対象として
レビューに書かれやすい。

良コメントを書いてもらえるのは
満足ではなく、感動した場合が多いです。

だから、レビューの高いお店というのは
お客様の予想通りの満足ではなく
満足を超える感動を与えている
そういうお店であるということです。

まだ、新米店長だった頃の僕は
そんなことも知らなかったので
安易にチラシを撒けばお客様が増える。

そんな風にしか、思ってませんでした。


話を戻すと、YouTuberの存在というのは
いまやマスコミからニュースのネタとして
芸能人のように見られているということ。

そして、そのマスコミというのは
記事にされる当人の意思とは関係なく
チラシを配られてしまう存在だということ。

ラーメン屋が自分の意思で
折込チラシを入れるか入れないかどころの
問題ではないです。

良いニュースはあまり表に出されず
悪いニュースは喜んでバラまかれる。

飲み会に参加したYouTuberは
今回その対象であったってことです。

印象的だったのは、同じ事務所所属の
トップYouTuberであるヒカキンさんが
飲み会に参加せず、本人は至っては
普通の配信をしていたらしいということで
評価が上がっているとか。

仕事に対する姿勢や責任を
ちゃんとわかったうえで
普段の行動をしている。。。らしい。

光と影というか、マスコミは
そういうところもニュースにします。

はじめしゃちょーもそうですかね。

自分たちの行動がYouTuberの
イメージを左右するかもしれない。

自分たちの持つブランドの影響力を
ちゃんと理解しているのかなと
個人的には思いました。

個人でビジネスをしている人にとって
今回のニュースは、大事なことについて
警鐘を鳴らしているとも取れるものです。

ブランド力と影響力。

個人起業家にとっては、
一見関係なさそうで実は
襟を正す内容のニュースであることとして
自分の考え方や行動を見つめなおす機会に
してみるといいかなと思います。

----------------------

《60分無料個別相談》
オリジナルコンテンツの作成や
ブランディング相談も受付中。
7月から、有料相談になります。
https://bit.ly/3cqq0kd


《私だけのホームページ作成初回割キャンペーン》
初めてご利用の方に限り
通常価格から10000円引き
コミコミ制作費40000円(税込)でご提供。
あと2日で終了(6/30受付分まで)
https://bit.ly/3ijuRat