「ガンダムの感動の名セリフ150を収録」と銘打たれた本書。
「機動戦士ガンダム」「機動戦士Zガンダム」「機動戦士ZZガンダム」「機動戦士ガンダム~逆襲のシャア」という、スタートから続いた一連の4作品の中から、名セリフを抽出している。
6~7年前に購入して以来、時に読み返している。セリフを読むだけでシーンが蘇り、胸がワクワクし、元気が出るんですよね。
最近、お疲れモードだったこともあって、カンフル剤的効果を期待して読んだ・・・やっぱり、いいっス。
興味ない人にはなかなか分からないだろうけど、僕らファンにとって、ガンダムは特別な作品。年齢を重ねてなお、その素晴らしさを感じている。
いや、年齢を重ねるほどに、より実感していくというか・・・
本書もまさに、そういう意味合いで作られた本だと思う。
単にセリフを集めているわけではない。そのスタイルには、賛否両論ありそうだ。
いわゆる「語録」と呼ばれる本は、セリフが言われたシーンの説明、その背景、物語の中での位置付け、解釈といったものが綴られているケースが多いと思う。
本書はその辺と一線を画す。解説は最小限。様々なライターが、そのセリフから感じたこと、共感したこと、自分になぞらえたこと、大人になった今だから思うこと・・・など、所感を述べているのだ。
作品の中身とは関係ない話もあったり、凄く他愛ない自分の思い出と重ねていたり。好みは分かれるだろうなぁ。。
僕はこの感じ、好きです。何か、大人の読み方な気がして、悪くないと思います。それぞれのセリフに対し、状況や年齢によって味わい方が変わるって、素敵だなぁと。
もちろん、書かれている所感の全てに共感するわけじゃないけど、いろんな読み方・感じ方があるなぁと、楽しんで読めているので。
さて、僕も「名セリフを自分になぞらえたこと、大人になった今だから思うこと」を、3つ。
「やれるとは言えない。けど、やるしかないんだ!」 by アムロ・レイ
今、仕事をしているときに、よく抱く心境。「やれる」という自信はないし、不安の方が大きいけど、「やるしかない」ということ。
自分を力づける言葉ですね。最近、常にこんな意識が心にあります。
「貴様が勝ったのではない!そのモビルスーツの性能のおかげだということを忘れるな!!」 by ランバ・ラル
はい、その通りって思うね。。言いかえるなら、「個人の力でうまくいったと思うな、会社の名前や上司や組織のおかげなんだってことを忘れるな」っていう感じでしょうか。
過信はいけない。自分はいろんな人のおかげで、仕事ができていることを忘れちゃいけない。自分への戒めになる言葉です。
「まだ、僕には帰れるところがあるんだ。こんなに嬉しいことはない・・・」 by アムロ・レイ
このセリフは「機動戦士ガンダム」のラストシーンでアムロが言うもの。あのラストシーンは、何度観ても泣けます!!
そして、僕の実生活でもこのセリフと同じ状況があった。
2年前の冬、育ちのふるさとである徳島へ、15年ぶりに帰って感じたことそのまま。
僕は実家も徳島から引っ越していて、向こうに親戚もいないので、「帰れる家」はない。だから、ふるさとになかなか行くことができず、縁遠くなっていた。
だが、このときの帰省で、同窓会に参加して思った。
「僕には故郷に帰れる家はなくとも、帰れる場所があるんだ。こんなにありがたいことはない」って。
「帰れる場所」は、自分の支えにもなっている。いろいろ悩んだり、うまく行かないことはあるけれど、僕には帰れる場所がある。
もちろん、故郷に甘えるのではないけれど、支えがある感じはしている。
アムロのセリフ、噛み締めています!だから未だにあのシーンで泣けるのかなぁ。。
やっぱり元気の出る一冊。
これからも繰り返し読むことでしょう。
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