NHK Eテレ 『徹底討論!ニッポンのジレンマ』 | 流れに任せて雑然と

流れに任せて雑然と

日々の出来事や読書について、雑然と綴っていきます。

テレビの討論番組なんて、めったに見ることはないけれど、この番組を見逃してしまったのは残念だなあと思う。今年の元旦、深夜にこんな討論番組があったんですな。。。


NHKのEテレ(いつのまに「教育テレビ」って言わなくなったのか・・・)で放送された、「徹底討論!ニッポンのジレンマ」という番組。この本は、そのときの模様を、カットされた部分も含めて収録した一冊。


日本の今、そしてこれからにどうやって希望を見出していくか・・・という、ありがちと言えばありがちのテーマなんだけど、今回の特徴は、集まった論客12人が、全て1970年以降の生まれだということ。


日ごろの討論番組で見かける、失礼な言い方をすれば年老いた方々ではなく、30代~40代前半という、こういう番組の出演者としては若い方で固めた。


時代を創っていく、希望を見出していくのは、この年代方から下なんだっていうメッセージが込められている。


何が興味深いって、1975年生まれの僕も、この年代なんすよね。


いわば同年代の語る「ニッポンのジレンマ」。当事者感覚が近いはずで、その人たちが真剣に、格差だとか貧困だとか、経済だとか政治だとか、そしてこれからどう希望を見出し、行動していくべきかを語り合っていて。。。うーん、やっぱり見逃したのは残念だ。



難しい話にはなっているけど、決して分からないような話ではなかった。


議論が揺れ動いて、まとまりが難しくなった理由は、国とか政治レベルでの問題と、個人や地域レベルでの問題があって、それが同じ舞台で行ったり来たりしたからだろう。


国に何かしてもらえる、国が何とかしてくれるという時代ではない。国にできることは、やたらと規制する今の法律や仕組みを変えること。


そして、実際に動いて何かを生み出していくのは個人。国ではない。


でも、国にしかできないこともあって・・・。


そんな感じで、議論がウロウロしていた。しかし、そのウロウロは、読んでいる方からすれば頭が回転し、考えの深みを増してくれる要素となった気もする。



一つ感じたことは、僕らは決して無力ではないこと。僕らが何かを変えようとすれば、きっと変わること。それは政治を変えようとかではなくて、社会を動かしていくという意味で。。。



今回の議論をまとめて語る力は僕にはないので、曖昧な感じの感想を述べておいた。


同世代の論客たちの話は、僕には良い刺激になった。是非、この本を読み返したいし、番組の第二弾があることを望みたい。



ジレンマは・・・突き破るためには、動いていくべし!動きながら考えるべし!



徹底討論!ニッポンのジレンマ/著者不明
¥1,575
Amazon.co.jp