セメントの日 | ペコちゃん

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5月19日の記念日は「セメントの日」です。セメントの日は、 国産初のポルトランドセメントの製造に、宇都宮三郎さんという方が成功したことで制定された記念日です。

 

コンクリートは現代建築には欠かせないものです。一般によく使われる「ポルトランドセメント(Portland cement)」は、セメントの強固材として200年近く前から使われています。

 

 
コンクリートは水、骨材(砂、砂利など)などを混ぜ合わせて作ります。
これは水で混ぜ合わせたイフタフのコンクリートと違い、水を使わず石灰と焼きせっこうと火山灰などに砂や泥などを混ぜたものが使われています。このようにセメントは古くから人間の生活に利用されていました。
 

建物の造りには、木造、鉄筋コンクリート造、鉄骨造とありますが、主な使い分けとしては、

●一戸建て=木造、

●マンション=鉄筋コンクリート造

●ビル、物流施設、商業施設=鉄骨造

となります。

最近では「木造の高層建物」も出来るそうです 

そして鉄筋コンクリート造の建物を建てていく際に用いられる一つの工法にプレキャストコンクリート(PC)工法あります。プレキャストコンクリートとは、規格化された壁などをあらかじめ工場で量産し現地で組み立てることを指します。この規格化された壁などはPCパネルとも呼ばれます。

    

これに対して、現場で型枠を設けてコンクリートを打設する現場打ち工法(在来工法)もありますが、PC工法は以下の通り数々のメリットがあります~

  
【メリット1:高品質の部材を安定して生産可能】
プレキャストコンクリート工法のメリットとしては、
工場量産による高い品質のPCパネルなどのコンクリート部材が安定的に得られることがまず挙げられます。

   

現場で型枠を設置してコンクリート打設する在来工法の場合、屋外での作業となることからどうしても天候に左右されたり、職人の技術によってもコンクリートの質が変化しやすくなりがちです。さらに、工場生産では壁も寝かせてコンクリートを打つことができるなど、高品質のコンクリートは安定して生産できる環境が揃っています。
  

【メリット2:コストの安さ】 
PCパネルが規格化されていることで工期が短くなることや現場で必要となる人数が在来工法よりも少ないことが挙げられます。工場で規格化されたPCパネルなどのコンクリート部材を量産し現場へ持ち込み躯体を組み立てる工程は、天候に左右されることも少なくなり、工期が短いだけでなく、計画的に工事を進めることができます。また現場でコンクリートを打つ必要がないことから、現場での工程も少なくなり、少ない作業員で早く工事を進めることができます。
 
【メリット3:環境に配慮した工法】
現場でコンクリートを打設する在来工法の場合、
型枠を木材でつくり、一度使ったその型枠を再度利用することが難しいため、建物ごとに新しい木材が必要となります。

それに対してプレキャストコンクリート工法は、工場において規格化された鋼製の型枠を使用し繰り返し同じ型枠でコンクリートを打設することが可能となるので、在来工法に比べて資源の浪費が抑えられることになります。

  
【メリット4:効率の良い断熱性】
工場量産されるPCパネルやコンクリート材は、
主に集合住宅に使用され「壁式PC造マンション」と呼ばれます。コンクリート住宅では、しっかりと外断熱で熱を入れない対策が必要になりますが、工場生産されたコンクリート材には隙間なく断熱材を張り付けられているので、通年冷暖房効果が高く快適な居住空間が出来上がります。
 
【メリット5: 遮音性の高さ】
プレキャストコンクリートの防音は「遮音性」という面で
優れています。マンションでは近隣への生活音に気を使う必要がありますが、構造体が重く密度が高い安定したプレキャストコンクリート材の防音は、軽量鉄骨や木造建物に比べて非常に優れた遮音性と耐振動性を備えており、生活の中で生じる様々な音への心配が軽減されます。

プレキャストコンクリートの防音は、多様なライフスタイルに対応できる住まいをつくることができます。今住んでいるマンションもプレキャストコンクリート造なのですが、快適に住むことが出来ています(笑)古代エジプト時代から続くセメントの技術が、現代のマンション工法まで綿々と続いていると思うと感慨深いです(笑)

 

本日も来て下さって読んで頂きありがとうございました、心より感謝しています。