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9月16日は「競馬の日・日本中央競馬会発足記念日」です。1954年(昭和29年)9月16日、日本中央競馬会(Japan Racing Association:JRA)が農林省(現:農林水産省)の監督の下で足しました。
それまでは、農林省蓄産部が運営する国営競馬でした。日本中央競馬会は日本中央競馬会法に基づく特殊法人で、公共性の強い法人で農林水産大臣の監督下に置かれています。
日本中央競馬会は事務局を東京都港区六本木に置き、その資本金は政府全額出資で約49億円となっています。
主な目的には、競馬の健全な発展、畜産の振興、国や地方公共団体の財源の確保、馬文化の普及、スポーツとしての楽しみの提供などがあり、主催する競馬は馬券の売り上げ、レースの質など世界的にも高い水準を誇っています。
競馬に興味の無い方でも「有馬記念」はご存じだと思います。「有馬記念」はスターホースが一堂に会する国民的行事です。有馬記念の前身にあたる中山グランプリの時代から、千葉県船橋市(一部・市川市)の中山競馬場で毎年12月最終週に開催されています。
当時の日本中央競馬会理事長であった有馬頼寧さんが中山競馬場の新スタンド竣工を機に「暮れの中山競馬場で日本ダービーに匹敵する大レースを」と提案。当時としては他に類を見ない「ファン投票で出走馬を選出する方式」が採用され、1956年(昭和31年)に「中山グランプリ」が創設されました。
しかし、第1回中山グランプリの興奮も冷めやらぬ1957年(昭和32年)1月9日に創設者の有馬理事長が急逝したため、有馬の功績を称えて第2回から「有馬記念」に改称。以来、中央競馬の一年を締めくくるレースとして定着~有馬記念は競馬界のみならず日本の年末の風物詩として、社会的な認知を得るに至っています。1996年には売上額が約875億円となり、日本競馬における1レースの売上最高額としてギネス世界記録に登録されました。
過去のレース結果ですが全部載せると長くなり過ぎるので(笑)グレード制が導入された1984年以降という事に致します。
<回数 優勝馬 性齢 優勝騎手>
(中略)
第29回 1984年12月23日 シンボリルドルフ 牡3 岡部幸雄
第30回 1985年12月22日 シンボリルドルフ 牡4 岡部幸雄
第31回 1986年12月21日 ダイナガリバー 牡3 増沢末夫
第32回 1987年12月27日 メジロデュレン 牡4 村本善之
第33回 1988年12月25日 オグリキャップ 牡3 岡部幸雄
第34回 1989年12月24日 イナリワン 牡5 柴田政人
第35回 1990年12月23日 オグリキャップ 牡5 武豊
第36回 1991年12月22日 ダイユウサク 牡6 熊沢重文
第37回 1992年12月27日 メジロパーマー 牡5 山田泰誠
第38回 1993年12月26日 トウカイテイオー 牡5 田原成貴
第39回 1994年12月25日 ナリタブライアン 牡3 南井克巳
第40回 1995年12月24日 マヤノトップガン 牡3 田原成貴
第41回 1996年12月22日 サクラローレル 牡5 横山典弘
※売上高【875億円】がギネス記録になりました~
第42回 1997年12月21日 シルクジャスティス 牡3 藤田伸二
第43回 1998年12月27日 グラスワンダー 牡3 的場均
第44回 1999年12月26日 グラスワンダー 牡4 的場均
第45回 2000年12月24日 テイエムオペラオー 牡4 和田竜二
第46回 2001年12月23日 マンハッタンカフェ 牡3 蛯名正義
第47回 2002年12月22日 シンボリクリスエス 牡3 O.ペリエ
第48回 2003年12月28日 シンボリクリスエス 牡4 O.ペリエ
※引退レースで史上最強・9馬身差での圧勝!
第49回 2004年12月26日 ゼンノロブロイ 牡4 O.ペリエ
第50回 2005年12月25日 ハーツクライ 牡4 C.ルメール
第51回 2006年12月24日 ディープインパクト 牡4 武豊
第52回 2007年12月23日 マツリダゴッホ 牡4 蛯名正義
第53回 2008年12月28日 ダイワスカーレット 牝4 安藤勝己
第54回 2009年12月27日 ドリームジャーニー 牡5 池添謙一
第55回 2010年12月26日 ヴィクトワールピサ 牡3 M.デムーロ
第56回 2011年12月25日 オルフェーヴル 牡3 池添謙一
第57回 2012年12月23日 ゴールドシップ 牡3 内田博幸
第58回 2013年12月22日 オルフェーヴル 牡5 池添謙一
第59回 2014年12月28日 ジェンティルドンナ 牝5 戸崎圭太
第60回 2015年12月27日 ゴールドアクター 牡4 吉田隼人
第61回 2016年12月25日 サトノダイヤモンド 牡3 C.ルメール
第62回 2017年12月24日 キタサンブラック 牡5 武豊
第63回 2018年12月23日 ブラストワンピース 牡3 池添謙一
第64回 2019年12月22日 リスグラシュー 牝5 D.レーン
第65回 2020年12月27日 クロノジェネシス 牝4 北村友一
第66回 2021年12月26日 エフフォーリア 牡3 横山 武史
第67回 2022年12月25日 イクイノックス 牡3 C.ルメール
ちなみに私は【奇跡の白毛馬】と言われる、純白のサラブレッド「ソダシ」を応援しています(笑)
・2020年に「阪神ジュベナイルフィリーズ」、
・2021年に「桜花賞」、
・2022年に4歳以上の牝馬たちによる春のチャンピオン決定戦「ヴィクトリアマイル」に勝利し、ソダシは白毛馬としてだけでなく競走馬としても輝かしい3年連続でのGⅠ勝ちという偉業を達成しました。
ソダシは「白毛馬で初めてGⅠ勝利した馬」として有名ですが、それがなぜここまで注目されるのでしょうか?実は、今までも白毛の競走馬は居たものの記録はなかなか伸びず。世間にも競馬ファンにも「白馬は走らない」というイメージが付いたと考えられます。
しかし、考えてみれば栗毛でも鹿毛でも上位に入れない馬はたくさんいます。白毛は目立つ上に稀少だからこそ、結果が振るわない場面でも注目されてしまったというのが真相でしょう。
騎手やトレーナーなど関係者の視点からすると目立つ=マークされやすいという点は不利とされていますが、生物学的な視点からは白毛の馬が特に脆弱であったり筋肉量や体力が劣るというデータは無いようです。
なかなか優勝できないとはいえ、やはり白毛馬は美しいもの。特に牝馬ともなれば一躍アイドルホースとして注目が集まります。そんな中、2001年にデビューしたのが「シラユキヒメ」でした。
ソダシの祖母にあたるシラユキヒメは、北海道・ノーザンファームで生まれた突然変異による白毛馬。しかも、その父親がアメリカのGⅠで6勝を挙げた名馬・サンデーサイレンスという点も注目を集めました。
中央競馬で白毛の出走自体が珍しい中、優勝こそできなかったものの3着という好成績を残したシラユキヒメ。引退後は繁殖牝馬となり、ユキチャンやマシュマロなど注目の白毛馬を次々と出産します。
そのなかで、シラユキヒメとキングカメハメハの間に生まれた「ブチコ」がソダシのお母さん。名前の通りブチのある白毛で、その愛嬌のある姿から人気を博しました。では、ソダシのお父さんは…?というと、なんとダートで比類なき強さを見せた怪物・クロフネ。
そんな血統から生まれたソダシは、見た目の美しさだけでなく血統という面からも十分に結果を期待できる馬だといえますね。ちなみに、ソダシという名前は、サンスクリット語で「輝き」「純粋」という意味があるそうですよ。
競馬界で名をあげることができる馬は、産まれてくる競走馬の中でもほんの一握り。さらに、稀少な白毛馬が結果を残すことができる確率は非常に低いとされています。そんな常識を覆したソダシ、いつかお母さんとしての姿を見ることができる日も楽しみですね。
本日も来て下さって読んで頂きありがとうございました、心より感謝しています。