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7月10日は「納豆の日」です。1992年(平成4年)に全国納豆協同組合連合会が7月10日「なっ(7)とう(10)」の語呂合わせと共に記念日として制定しました。
納豆の健康効果は万人が認めるものと思いますが(1)免疫力増強作用(2)整腸効果(3)高血圧、血栓予防(4)骨元気(5)美肌効果(6)コレステロール制御(7)糖尿病~中性脂肪制御 等が挙げられています。
納豆は煮た大豆の表面に納豆菌が増殖し「納豆の糸」と言われる独特な粘質物が出来ると共に特有の風味を生かした食品です。
納豆菌は増殖する時に大豆タンパクを分解し吸収しやすくすると共に各種ビタミンや酵素類などを作り出し、栄養に富んだ食品にします。納豆の発酵は味噌や醤油と異なり短時間です。納豆の発酵は開始からよそ20~22時間程度で終わります。製造開始から出荷まで最短で3日程度です。
それでは納豆の製造工程について写真と簡単な説明を入れてみますね。
(1)原料大豆
一番多く使われるのは小粒~極小粒です。ご飯に絡みやすく口当たりが良い為です。
(2)洗浄
選別機械により虫食い豆、割れ豆、着色豆や異物が取り除かれ、豆洗い機でもう一度ゴミが洗い流されます。
(3)浸漬(しんせき)
洗った大豆は水に浸され、大豆に水を十分吸収させる事で熱の通りを良くし、大豆は2~2.3倍位の重さになります。
(4)蒸煮(じょうしゃ)
大豆は十分水を吸わせた後、高圧の圧力釜で蒸しあげられます。蒸煮によってふっくらし、納豆菌が栄養を摂り易くなります。
(5)納豆菌噴霧
雑菌の混入を防ぐ為に煮豆の温度が70~90℃で接種するのが理想的で、純粋培養した納豆菌を煮豆に噴霧して表面に付着させます。
(6)発酵容器充填
容器は発泡スチロール、紙カップ、ポリ袋、経木などで雑菌の混入を防ぐために煮豆が熱い内に充填を終わらせます。
(7)発酵
容器に盛り込んだ大豆を発酵室に入れ、38~42℃で16~24時間じっくりと寝かせ発酵させます。
(8)熟成
通常5℃以下の低温で熟成させます。納豆が上手く出来るかどうかは発酵から熟成までの温度管理にあります。
(9)包装
容器に詰められ熟成を終えた納豆はラベルをかけて出荷されます。発泡スチロール容器では2~3段重ね、カップ容器では3コ入りのシュリンク包装になります。
(10)出荷
新鮮で安全な納豆を冷蔵庫に入れ小売店などに納品します。輸送は全て冷蔵~冷凍庫を使い品質の劣化を防ぐ為の細心の注意を払います。
本日も来て下さって読んで頂きありがとうございました、心より感謝しています