ほおずき市 | ペコちゃん

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毎年7月9日・10日は、「ほおずき市」です。東京都の浅草寺で、ホオズキの販売が行われます。なぜ販売するのが「ホオズキ」なのかと言うと、ホオズキは信仰と縁が深いからです。

昔はホオズキの実を水で丸飲みすれば、大人は持病が治り、子供は細菌などによる腹痛が治ると考えられていて、その信仰が現在まで受け継がれています。

 

では、なぜほおずき市は7月9日・10日なのかと言うと、7月10日は浅草寺の「縁日」だからです。縁日とは、その神社にとって縁があり、供養や祭りを行う日付のこと。

浅草寺を例にすると、毎月10日が縁日(功徳日)とされており、その中でも7月10日は一年で最大の徳が得られる日だと言われています。通称「四万六千日」と呼ばれ、7月10日に参拝すれば、人の寿命の限界である46,000日分(約126年分)のご利益があるという言い伝えです。

かつてはほおずき市で、「赤とうもろこし」を売る屋台がありました。「赤とうもろこしは落雷除けになる」という民間信仰があったためです。現在は赤とうもろこしの御札として販売されています。

ほおずき市で有名なのは浅草寺ですが、それ以外の場所でもほおずき市は行われています。ここでは、有名なほおずき市を紹介します。

●浅草寺


全国で最も有名なほおずき市は、浅草寺です。東京都台東区にある浅草寺のほおずき市は、毎年多くの屋台が出店し、多数の参拝客が訪れます。

●神楽坂まつり


同じく東京都で行われる神楽坂まつりでも、ほおずき市は開催されます。こちらの開催日程は浅草寺とは異なり、7月中旬から下旬に行われます。

●愛宕神社


同じく東京都港区にある愛宕神社(あたごじんじゃ)のほおずき市も有名です。こちらの開催日程は、6月23日・24日です。愛宕神社の公式サイトによると、ほおずき市の発祥は愛宕神社だそうです。

 

ほおずきは3月頃芽を伸ばし、5月から6月頃に伸びた茎の各節に薄クリーム色の花を咲かせます。花が受粉すると果実と一緒に萼(ガク)も成長し、ガクは袋状に果実を包み込みます。袋状に育ったガクは緑色から8月頃にかけて朱赤に色付きます。

よく熟したほおずきのガクを数日水につけておくと柔らかい組織が溶けて葉脈だけが網状に残り、非常に美しい飾りとなります。これを「網ほおずき」といいます。繊維をより白くさせたい場合は漂白剤に浸けると良いですよ。インテリアとして飾るととてもおしゃれです。


また、水に浸けずに上手にライトをガクの中に入れると、うっとりするほど幻想的なライトになります。
 

「ほおずき」の名前の由来には諸説ありますが、朱赤になったガクが人の頬の紅色に似ていることから「顔つき」や「目つき」などと同じ用法で「頬つき」とする説や、頬を連想させ鳴らして遊ぶ子どもたちの様子から「頬突き」、ホホというカメムシが付きやすいことから「ホホ付き」と呼ばれる説が有名です。

ほおずきは代表的な盆花で、キュウリの馬やナスの牛と一緒お盆に飾ります。盆花を盆棚に備えることで精霊やご先祖様が憑依するのだとか。漢字で「鬼灯」と書くように、灯りという意味があります。ご先祖様を迎え入れる際の誘導灯としての役割があるともいわれています。

ほおずきは日本では観賞用として古くから親しまれてきましたが、ガクの中の実は食べることができます。食べられる品種は観賞用とは異なる品種で、食用ホオズキのガクは一般的な観賞用ほおずきのように赤くなく、枯れた感じでカサカサしています。

 

その実は「ストロベリートマト」と呼ばれており、フランスやイタリアなどのヨーロッパでは、古くからスイーツの材料やジャム、サラダ、肉料理の付け合せとさまざまな料理に使われています。名前の通り、プチトマトやイチゴのような甘酸っぱい味なのだとか。

日本でも北海道や長野県、愛知県などで栽培されています。旬の時期は8月~10月にかけてなので、気になる方は購入してみてはいかがでしょうか。

 

余談ですが、ほおずき市と同時期に、東京都で朝顔市(入谷朝顔まつり)が開催されます。

 

朝顔市とは、7月6日〜8日に、東京都の入谷鬼子母神で行われる朝顔の販売市です。こちらも東京では夏の風物詩となっているお祭りです。

 

ほおずきも朝顔も、鉢植えで楽しめます。日当たりのいい窓際に置いて朝晩たっぷり水をあげれば夏の間楽しめますよ。お近くのフラワーショップやネットショップで探してみてくださいね。本日も来て下さって記事を読んで頂きありがとうございました。心より感謝しています。