北京で飲食店の店舗設計を行っているS8設計の土屋哲朗です。

18年間、北京を拠点に数多くの飲食店づくりに携わり、現場だからこそ見える“リアルな知恵”を日々発信しています。

 

このブログでは、これから中国で出店を考えている方や、飲食店デザインに興味のある方に向けて、現地の最新事情や、実際のプロセスで役立つポイントをわかりやすく共有していきます。今回の記事も、あなたの店舗づくりのヒントになれば嬉しいです。

 

 

本プロジェクトは、コストを抑えつつも洗練された空間を創出することを目的とした伝統的なカクテルバーのインテリアデザインである。空間設計においては、開放的なレイアウトとクラシックなバーの意匠を融合し、視覚的な広がりと機能性を両立させた。

 

■空間構成とゾーニング戦略

店舗内の設計では、過剰な間仕切りや視覚的な障害物を極力排除し、一体感のある空間を構築。これにより、来店客がリラックスしやすく、自由な動線を確保することで、ストレスフリーな滞在を実現している。また、空間の奥行きを活かしたレイアウトにより、グループ利用から個人利用まで対応可能な柔軟な設計とした。

 

■マテリアル選定とコスト最適化

無加工コンクリートの使用:

表面仕上げや塗装を施さず、素材本来の質感を活かすことで、コストを削減しながら洗練されたインダストリアルデザインを演出。

 

耐久性とメンテナンス性の向上:

コンクリートは耐久性が高く、摩耗や汚れに強いため、長期的なメンテナンスコストの低減にも貢献する。

 

照明とのコントラスト演出:

コンクリートの無機質な質感に対し、ウォームトーンの照明を組み合わせることで、冷たさを緩和し、落ち着いた大人の雰囲気を演出。

 

■空間演出と体験価値の向上

ミニマルデザインの採用:

必要最小限の装飾にとどめることで、シンプルながらも洗練された空間を実現。家具や什器には、ウッドやメタルを組み合わせ、視覚的なバランスを確保。

 

心地よい滞在を促すレイアウト:

カウンター席とテーブル席の配置にメリハリを持たせ、来店客がそれぞれのスタイルでカクテルを楽しめる環境を構築。

 

音響と照明の最適化:

間接照明を効果的に用いることで、コンクリートの質感を際立たせつつ、温かみのある陰影を演出。BGMにはジャズやクラシックを採用し、バー特有の落ち着いた雰囲気を強調。

 

■総括

本インテリアデザインは、コストコントロールを意識しながらも、洗練された空間体験を提供することを目的としている。コンクリート素材の活用により、施工費用の最適化とインダストリアルな空間美を両立させ、来店客がカクテルを楽しむだけでなく、空間そのものの魅力を体感できる設計を実現した。

 

 

北京で18年間、飲食店の店舗設計と工事に携わってきた経験から、今後も現地のリアルと実務に役立つ情報を発信していきます。

もし興味を持っていただけましたら、他の記事も読んでいただけると励みになります。

 

 

■当社S8設計について

中国を中心に飲食店のデザインおよび施工を請け負うS8設計です。

飲食店の開店や、改造を検討中の方、気軽に連絡&相談ください。

 

■当社S8設計の特徴

・2006年創業、豊富な実績とそれに基づくタスク管理

・日本人デザイナーによる高品質な店舗設計、および施工管理

・中国北京市を中心に、合計1000件以上の店舗設計実績

 

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