安定的な皇位継承 に向けた動きを握り潰していた 細田博之 が衆議院議長を退いた時点で、何かしらの動きはあると見ていましたが、

停滞していた議論が活発化するなら好ましいことであります。



 自民党は、安定的な皇位継承策と皇族数の確保策を検討するため、岸田文雄首相(党総裁)直属の新組織を党内に新設する方針を固めた。麻生太郎副総裁をトップとする方向。複数の党幹部が27日、明らかにした。党内論議の停滞を打破し、国会での議論を活性化させるのが狙いだ。

岸田首相、総裁任期中の改憲に意欲 皇位安定継承「自民も率先議論」

 自民は昨年1月、皇位継承の安定化策について「皇室問題等についての懇談会」で検討を始めたが、今は休眠状態となっている。森山裕総務会長は27日の記者会見で、党則79条に基づく総裁直属機関として新設する方向だと明らかにした。
 皇位継承の在り方は、自民内や与野党内の意見の隔たりが大きく、議論は停滞している。(2023/10/27-18:36)




自民党総裁 である 岸田文雄 の意向が強く反映されたものになることが予想されるものの、

新たに、衆院議長に就任した 額賀福志郎「各党の状況を把握した上で、立法府の考えを整理していきたいと述べていることからも、男系固執 による独断専行が避けられることを期待したいところであります。

 


 額賀福志郎衆院議長は20日、就任を受けて国会内で記者会見し、安定的な皇位継承策に関する与野党の議論を前進させる考えを示した。「各党の状況を把握した上で、立法府としての考え方を整理していきたい」と語った。

岸田政権、皇位継承たなざらし 担当内閣参与が退任

 政府の有識者会議は2021年12月、皇族数の確保策を提示。衆参両院議長は22年1月に政府から報告を受け、各会派に検討を求めたが国会での議論は滞っている。
 憲法改正に関しては「各党の議論を踏まえながら、立法府としての考え方を整理できればよいと思う」と強調。世界平和統一家庭連合(旧統一教会)との関わりについては「調べた結果、接点はなく、(自民)党にそういう報告をしている」と説明した。(2023/10/20-18:08)





「各党の状況を把握した上で、立法府の考えを整理していきたい

衆議院議長 の発言に対し「今頃になって呑気に構えている」と憤る人も多いかと思われますが、
今まで耳目を塞ぎ、数の暴力で議論すらさせようとしてこなかった自民党 が折れたことに対して、私は好意的に受け止めています。

現実問題、世論の圧倒的多数が 女性天皇 を容認し、女系天皇 ・ 女性宮家 にも反対していない状況を踏まえれば、
前政権の意に沿った、結論ありきの「有識者会議(笑)報告書」でいくのがマズイ事ぐらい、否が応でも理解できそうなものですからね(笑)。



 


女性宮家だけではなく、女性天皇・女系天皇にも踏み込んで、皇室典範改正を進めてください。

保守系の方のなかには、男系男子による皇位継承が伝統だと思い込んでいる人もおられるようですが、
記紀(古事記・日本書紀)に登場する天皇陛下は、必ずしも男系で継承されていたわけではありません。



仲哀天皇の父は日本武尊ですが、日本武尊が薨去してから30年以上後の時代に仲哀天皇が生まれています。

仲哀天皇は両道入姫命(垂仁天皇の皇女)の「女系」と解釈可能です。


この事からも、伝統の観点からみても、男系男子に固執する理由はありません。



旧宮家「活用案」は、憲法14条に違反する疑義が挟まれており、誰が皇族になるのかも明らかにされていない時点で話になりません。

そもそも、天皇から五世以上離れた傍系が皇位継承した前例はありませんから、
伏見宮系の「旧宮家」の復帰を「伝統」というのは過言どころか詐欺なのです!!

男女の別なく、直系長子優先で、世襲で皇位を継承する方向で、皇室典範改正を達成するよう強く求めます。