古代神話で武勇に優れた英雄として日本人に親しまれてきたヤマトタケルの功績を顕彰する「日本武尊(やまとたけるのみこと)を仰ぐ会」(しろとり会)の総会が10月3、4日に堺市内で開催される。今年は会発足30年の節目で、ヤマトタケルの伝説が残る大阪府内の各所をめぐる。一方、ゆかりの地ではヤマトタケルをテーマにした映画の製作も進むなど、伝説を生かした地域おこしも始まっている。

【写真】ヤマトタケルの墓との伝承がある白鳥陵古墳

ヤマトタケルは第12代景行天皇の皇子で、現在の九州にいたクマソの征討のほか、東国への征討を行った英雄とされる。その活躍は「古事記」や「日本書紀」を中心に親しまれ、各地に伝説が残る。

同会には、ヤマトタケルを祭る各地の神社の宮司ら約250人が参画。文献だけでなく各地に残る伝承を後世へ伝えることなどを目的に、平成5年から活動している。

大阪府内には、ヤマトタケルの墓との伝承がある世界遺産・古市古墳群の白鳥陵(はくちょうりょう)古墳(羽曳野市)や、死後に白鳥となったヤマトタケルが最後に舞い降りた地とされる大鳥大社(堺市西区)などに足跡が伝わっている。

同会は活動を年1回の会報にまとめている。同会の常任理事も務める大鳥大社の水無瀬(みなせ)忠俊宮司は「ヤマトタケルノミコトは『古事記』『日本書紀』で記されているように『武』のイメージがあるが、連歌の発祥にかかわったとされる伝承もあるなど文化にも造詣が深かった。各地の伝承を集め、人間味のある人物像も残していきたい」と話す。

一方、白鳥陵古墳のある羽曳野市では、ヤマトタケルを生かした地域活性化の取り組みが進む。その一つとして、ヤマトタケルを主人公にした子供向け映画「ヤマトタケル~白鳥伝説~」の撮影が11月から始まる。

同市出身の映画監督、岡田有甲(ゆうき)さんが手掛ける、同市を舞台とした人形劇シーンと実写シーンを組み合わせた作品。現代の小学生が羽曳野を舞う白鳥に導かれて古代にタイムスリップ。魔物退治に向かうヤマトタケルとともに困難や悲しみを乗り越えて成長する物語という。来春の上映を目指す。

「羽曳野」の地名は、白鳥になったヤマトタケルが「羽を曳(ひ)くが如(ごと)く」天高く飛び立ったことが由来とされ、中心部には「白鳥」の地名が残るなど同市はヤマトタケルとのゆかりが深い。

大阪はびきの観光局の東伸事務局長は「羽曳野の観光コンテンツの一つとしてヤマトタケルの伝承も広くアピールしていきたい」と話している。(小泉一敏)





ヤマトタケルノミコト(※倭建命、日本武尊)能褒野で薨去された際に、白鳥 となった伝説から、ヤマトタケルノミコト ゆかりの地には「白鳥」を地名に関するものが多い。





映画は人形劇で、ヤマトタケルノミコト は、
アニメ「ポケットモンスター」初代主人公「サトシ」役 を長年務められた 松本梨香 さん が担当するそうです!!



子育て世代を中心に、記紀(※古事記・日本書紀) に対する関心が高まり、地域振興国威発揚 に繋がることを期待するとともに、
安定的な皇位継承 の実現のためにも、幅広い層に、伝説上の英雄である 皇子・ヤマトタケルノミコト(※倭建命、日本武尊) の偉業を伝えていただきたいと強く願います。


 


ヤマト王権(※大和朝廷) の 大王(※天皇) は、男系継承・万世一系 の見地に立てば、わりと早い段階で 何度も断絶していた と解釈しなければならないものであり、
歴代天皇 の 血縁関係 を維持する上で、后・妃 となる 女性皇族 が果たしてきた役割 (※所謂 「女系」) は決して無視すべきではありません。

男系固執神武天皇 のY染色体」と主張するものの、記紀(※古事記・日本書紀) に対する理解は驚くほど薄っぺらいものであり、意図的に避けているように思えてならないのです。

  

 


女性宮家だけではなく、女性天皇・女系天皇にも踏み込んで、皇室典範改正を進めてください。

保守系の方のなかには、男系男子による皇位継承が伝統だと思い込んでいる人もおられるようですが、
記紀(古事記・日本書紀)に登場する天皇陛下は、必ずしも男系で継承されていたわけではありません。



仲哀天皇の父は日本武尊ですが、日本武尊が薨去してから30年以上後の時代に仲哀天皇が生まれています。

仲哀天皇は両道入姫命(垂仁天皇の皇女)の「女系」と解釈可能です。


この事からも、伝統の観点からみても、男系男子に固執する理由はありません。



旧宮家「活用案」は、憲法14条に違反する疑義が挟まれており、誰が皇族になるのかも明らかにされていない時点で話になりません。

そもそも、天皇から五世以上離れた傍系が皇位継承した前例はありませんから、
伏見宮系の「旧宮家」の復帰を「伝統」というのは過言どころか詐欺なのです!!

男女の別なく、直系長子優先で、世襲で皇位を継承する方向で、皇室典範改正を達成するよう強く求めます。