女系天皇 が公認されたら、首都圏 が地方を切り捨て、アイヌ 沖縄(※琉球)エスノ・ナショナリズム が活発化して日本列島が分裂するという 荒唐無稽な「終末論」を説いた馬鹿によるクソリプがひっきりなしに届いたことがありました(笑)。


日本は 明治維新 によって既に「国民国家」として確立されており、
単一民族 ではないにせよ、教育によって「日本国民」としての同一性が確立されて久しく、一部の左翼 が アイヌ沖縄 などを「少数民族」として持ち上げたり、大陸・半島 系 に阿る主張を掲げたとしても、大多数は「笛吹けど踊らず」な状況に変わりありません。

そもそも、日本の 地方自治体特定の言語や宗教を有する集団 が中央から 独立 するのは経済的ではなく、
別に、迫害を受けたり深刻な差別によって生存権が脅かされているわけでもないのに、やれ「アイデンティティ」だのと 伊達や酔狂 で安易に今の生活を捨てるような馬鹿がいるわけがない のです(笑)。

 

 


日本国内で「独立運動」が起きるとすれば、それは「外患」(※敵性国による侵略) 以外にあり得ないのです。




【複合多民族国家】
ユーゴスラビア



ユーゴスラビア社会主義連邦共和国 は、1人の独裁者 ヨシップ・ブロズ (※チトー) によって統治されていました。




ビザンツ帝国(※東ローマ) が崩壊してから、長らく オスマン帝国 の支配下にあった バルカン半島 は、正教会・カトリック を信仰する キリスト教徒 のほか、アルバニア系や改宗を受け入れたイスラム教徒が混在するようになり、

独立後の同地域(※ユーゴスラビア)は、異なる言語と民族、宗教が混在しており、南スラブ人 の盟主を自負するセルビア(※大セルビア主義)や、カトリック教徒でラテン文字を使用するクロアチアとの対立など、民族同士が対立していました。


第二次世界大戦終結後、
そんな ユーゴスラビア を、それぞれの民族の自主性を尊重しつつ、社会主義連邦の分裂を招くおそれのある 民族主義者 に対しては秘密警察を用いて弾圧する 硬軟両用の手法 「仲裁者」「調停者」として統治手腕を発揮してきたのが チトー でしたが、
彼の死後、社会主義体制の崩壊によって 構成共和国 の民族主義は、以前と比べ物にならないくらいの勢いで燃え広がり、泥沼の ユーゴスラビア紛争 の末に、ユーゴスラビア連邦 は完全に崩壊してしまいました。