ライジング・コメント欄に、こんな投稿があった。
「前にも書きましたが、
何故ジャニーズ問題について
男色文化云々が出てくるのでしょうか?」
「ジャニー喜多川氏を批判している人も、レイプを批判
しているだけであって、男色文化云々を批判している
意見なんか見たこと無いのですが。」

なるほど。そういうことか。
それほどまでに知的レベルが・・・と思いかけたが、
この投稿に対して回答か反論する読者も、誰一人として
現れないということは、誰もがこのレベルなのかもしれない。

考えてみれば、日本のマスコミも、なぜジャニー喜多川が
生きているときに、最高裁で有罪が出ているにも関わらず、
喜多川氏を批判しなかったのか?という問いに答えを
出していない。

日本のマスコミは、BBCから火がついて、外圧で潮目が
変わったから、豹変して、ネットのバッシングに追随して
いるだけで、報道特集や、ニュース番組を見ても、全部、
ネットの批判を意識して、バッシング戦線に加わっている
だけだ。
今、バッシングに転じた奴らこそが、全員、卑怯なのである。

いわく、男性への性被害を甘く見ていた?
いわく、ジャニーズ事務所とスポンサーやお金で繋がって
いたので、権力が怖くて、批判できなかった?

リベラルぶった馬鹿は、日本の歴史は男色文化の歴史である
という話をしても、現代とは完全に断絶しているから関係ない
としらばっくれている。
そういう卑怯な大衆に鉄槌を下すことは意義あることだ。

成功したジャニーズのOBたちや、ジャニーズのファンたちを、
わしが守ってやる!

賢者は歴史に学ぶ、愚者は経験に学ぶと言うが、リベラル
左翼は経験にも学ばない!
現実すら客観的に見る力がないのだ!

今週土曜、チェブリンと生放送するが、1時間半じゃ
足りない。
次は9月9日(土曜)の名古屋「オドレら正気か?」
のLIVEで続きをやる!
そして10月7日(土曜)の、大阪での「小林よしのり
独演会」で総まとめを行なう!
テーマは「日本人とは何か?」なのだ!

おまえたちは「日本人とは何か?」を知らないんだよ!







小林よしのり氏 の指摘する通り、


ジャニーズ事務所の創設者・社長だったジャニー喜多川による性加害自体は、今回突然発覚したものではありません。


ジャニーズ事務所の創設時から、社長の喜多川による青少年に対する猥褻行為が噂されており、

昭和39年には、ジャニーズ事務所が芸能学校「新芸能学院」と授業料の支払いと、喜多川による生徒への猥褻行為を巡って裁判となっており、この時に 喜多川による性的虐待も公になっていました。


平成11年には、ジャニーズ事務所が週刊文春を「名誉毀損」で訴える裁判が起こされ、地裁では文春側が敗訴したものの、高裁では喜多川によるセクハラの事実が認定されたことにより文春側が一部勝訴、最高裁は喜多川の上告を棄却しています。


しかし、その後も日本社会では広く問題にされることはなく、性犯罪の被害者は女性 という固定観念もあり、大衆の関心も依然として低いものであり、

テレビ局なども、ジャニーズ事務所のタレントを使用したい思惑などから、事件に対して触れることはありませんでした。



確かに、今頃になってバッシングに加わるのは「卑怯」と言えなくもない!?



そして、小林よしのり氏 は、自身の作品のなかで 児童虐待や性犯罪を過小評価する司法や社会の風潮を厳しく非難 していましたし、

決して「性加害」そのものを矮小化しているわけではないと思います。



まあ、男塾の 江田島平八 のように、男性に対しては「よ~しゃなく厳しい」人 ではありますが。





成功したジャニーズのOBたちや、ジャニーズのファンたちを、
わしが守ってやる!


ポリコレ(※ポリティカル・コネクトレス) による「独善」に酔うあまり、

ジャニーズOBや ジャニーズ事務所所属タレント、ジャニーズファンまで追い詰めることになることを危惧している気持ちも分からなくもありません。


賛否両論はあるでしょうが。


……それも、今に始まったことではありません(笑)。






それでも、ジャニー喜多川に対するバッシングに加わるメディアの動きに対し、

「人権真理教ザビエル派」と言う必要があったのかは別の話です。


確かに、レコンキスタから間もない頃の カトリック教会 が、独善的な侵略者の尖兵 であったのは歴史的な事実であり、
当時の日本でも、伴天連による煽動で暴徒化したキリシタンが、神社や寺を破壊した事件も起きていました。

しかし、当時の カトリック と、今現在の カトリックとの関係 を同列に扱うことは出来ません。


ジャニーズ問題に関して「外圧」があったにせよ、
ポリコレ に対する批判としての「人権真理教」はまだしも「ザビエル派」というのは、もっと他の表現を用いるべきだったと思いますね……。