2022.03.28追記
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コメント欄について:
コメントがあまりに増えすぎてしまいまして…これを炎上というのでしょうか。私の不徳といたすところです。応援のコメントだけでなく、批判のコメントも多く受け取りました。全て真摯に受け止めました。新たにに受け取ったコメントも含めて返事すべきコメントは全てメッセージで返事しました。しかし、これ以降は時間の制約上難しいと判断しました。私はコメントやメッセージの返事にはすごく時間がかかるのです。(おかしなことを書いてないか何度も読み返したりしていますので)今までコメント頂いた方には大変申し訳ありませんが、コメント欄を一旦閉じさせて頂きます。
※この記事においてウクライナの人を傷つけることとなり申し訳ございません。この記事については全てのウクライナ人に当てはまるわけではなく、一部の人であり、地域によっても差があると聞きます。
※ロシアの侵攻がきっかけでウクライナで怖い思いをしている人がいるということは事実である。ここに記しておきます。
※勉強したうえで、何か考えがかわったことがあればまた記事にしたいと思います。
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多くの保守系の人達が偏った視点でこのウクライナ情勢を見ているようで、私のブログは孤軍奮闘ではないかというぐらいに感じています。
独りよがりになりそうな言葉は慎むべきですがあえて”偏った”と書きました。
テレビ新聞の情報を信じきっているからです。
今まで「マスゴミが!メディアが!」と言っていた人達がいったいどうしたのでしょう。
ゼレンスキー大統領が3月16日アメリカ国会で演説したときに「真珠湾攻撃を思い出してほしい」と言ったそうですね。
私達は「あれは侵略ではない。自衛のための戦争だ。」と、言ってきたのではないですか?
譲歩に譲歩を重ねて窮地に追い込まれての自衛の為の戦争だったのではないですか?
大東亜戦争と今回のウクライナ、非常にシンクロします。
是非ご覧ください。これと同じ事をウクライナ侵攻の当初から私も感じていました。
「キエフじゃなくてドンバス、最初も今もこの後も。」
これがロシアの一貫した戦略で、現在恐ろしいほど効率的に駒を進めています。
しかし、西側メディアのプロパガンダのせいで
現実が見えにくいので、この戦略をまとめてみます。
正義、悪とか関係なく、あくまで戦略の話です。
まずロシアのゴールは?
ロシアは開戦時、停戦の条件として以下の6つを挙げた。
1. NATOに入らないことを保証、
2. 非軍事化
3. クリミアをロシア領と認める
4. ドンバス地域の2国(ドネツク、ルガンスク)を独立国として認める
5. 政権からネオナチの追放
6. ロシア語を第2公用語に戻す
ここから、まず最初の軍事的ゴールは東部のドンバスの制圧または「解放」です。
しかし、戦争が始まってみるとウクライナ各地に攻撃が開始され、キエフに向かってロシア軍進軍があったので、ウクライナ全体の占領か! と、私を含む多くの人が勘違いしてしまいました。
しかし、ロシア軍のゴールはぶれていません。
(今のところ) ドンバス地域の制圧またはウクライナ軍からの「解放」です。 次に、ロシア軍に課された制約条件を見てみましょう。
まずは軍隊の規模。 ロシア軍はウクライナ軍よりも規模は大きいが、 ウクライナへの侵攻に送るのはロシア軍全体の一部。 なので、規模(人員)で劣るロシア軍は規模の大きなウクライナ軍と戦わなくてはならない。 20万人(ロシア)vs. 60万人(ウクライナ)
次に、補給線、ロジスティクス ロシアからドンバスを経てクリミアまでつなぐ間の補給線、軍隊の移動を確保する。 そのためには、途中にある都市マリウポリを陥落しなくてはいけない
さて、みなさんが軍師であればどうしますか? ドンバスに軍を集中的に送りますか? それとも?
ロシア軍は ウクライナ軍の主力を首都キエフや北部、東部、南部のそれぞれの都市に閉じ込め、ドンバスにいる最大規模のウクライナ軍を支援できなくする という戦術をとりました。
まず開戦早々、ウクライナ国内の補給線、制空権、コミュニケーション、長距離ミサイル網などを破壊 結果、ウクライナ軍はそれぞれの軍隊の間のコーディネートができなくなった。 3月27日の時点では 529のタンク、1177の軍備装甲車、160のコマンド・通信用のレーダーが破壊、 空軍と海軍消滅
そしてそれぞれの地域での作戦が始まる。 北部: キエフをロシア軍で囲い込むことで、ウクライナ軍は首都防衛のために動けなくなった。 赤:ロシア軍支配 青:ウクライナ軍抵抗エリア
ハリコフも同じ。 比較的小さい規模のロシア軍隊によって包囲され、 ドンバスでの戦闘地であるクルマトルスクなどにいるウクライナ軍に支援物資を送れない。 ドンバスでの戦闘を支援できない
南部: ロシア軍の開戦早々の猛攻のためウクライナ軍は内部に退いた。 その間にヘルソン、ザポリージャの一部まで占領。 オデッサ沖のロシアの陸海軍はウクライナ軍を釘付けにした。
東部: ウクライナ軍はドンバス地域に6万から10万人の大規模の軍隊を配置。 ロシア軍はここに集中攻撃をかけて、この軍隊をマリウポリに向かって動けなくした。
そうこうしているうちに、マリウポリ、ヘルソンが陥落したことにより、 ロシアからクリミアへ陸でつながる補給線、軍事網の構築完了。 これにより、ロシア軍の軍事作戦、第1フェーズは終了
つまり、北部と南部のオペレーションは、 東部のドンバスをウクライナ軍から「解放」または「占領」するために、 追加のウクライナ援軍を寄せつけない、 そしてロシア軍のロジスティクス確保のための作戦
そして現在すでに第2フェーズ 北部のキエフ、チェルニヒウ、スムイ、ハリコフ地域は、これまでの軍事作戦の成功により、より小さい規模の軍隊でこれまでと同じ規模のプレッシャーをウクライナ軍に与え続けることができる そのため、ここからロシア軍はドンバス地域に向けて移動。
南部も同じ。 東部のマリウポリはすでに陥落したので、このロシア軍部隊もドンバスへ振り向けることができる。
現在、ウクライナ中のロシア軍が、ドンバスの「解放」と東部に残っている6万ほどのウクライナ軍の壊滅のために向かっているとのこと。
こうして見ると、ウクライナ軍はまったく善戦してない 全てはロシアの戦略通りであり、ウクライナは逆に確実に追い詰められている ウクライナはさっさと停戦しておけば、有利な条件で生き残れた しかし、今となっては、すでに遅すぎる
すでにロシアは当初のゴールのいくつかを達成しかかっているので、停戦するモチベーションはない 3. クリミアをロシア領として公式に認める 4. ドンバスの2国の独立の承認
そして、現在のフェーズ2がロシアの成功に終わると、 この地域にいるウクライナ軍が壊滅してしまうことになる それはウクライナ軍そのものの崩壊に繋がる可能性もあるだろう もちろんそれは現政権の崩壊もしくは降参を意味するだろう。
ウクライナがロシアが最初に提示した停戦の条件を受け入れるか、入れないか それはどうでもよくなりつつある。 というのも、ロシアはすでに目的達成に向かいつつあるから。 要求はもっと厳しくなるのでは?
こんなに恐ろしいほどロシア軍は戦略を実行中であるにも関わらず、 西側のメディアは相変わらず、「ウクライナ軍の抵抗が激しい、キエフを攻めきれないロシア軍は弱い、すでに撤退し始めた、戦略が崩壊、プーチンは病気」などなど、 いい加減な情報ばかり。
> さて、みなさんが軍師であればどうしますか? ドンバスに軍を集中的に送りますか? それとも?
どうせ、これだって貴女自身が考えたものではないんでしょ(笑)?
どう見ても、敗走するロシア軍が『撤退』ではなく 戦略的に『転進』しているのだと敢えて言い換えているだけにしか聞こえません。
合理的な目標よりも、イデオロギーを優先した耄碌ジジイの考えた『特別軍事作戦』と、軍の撤退の整合性を取るために用意された苦し紛れの言い訳ですよ。
そもそも、戦力の逐次投入は『小さな敗北』を積み重ねる、いちばんやってはいけない 愚策 です。
基本からして、間違っているんですよ(笑)。
ロシア兵は、7年前に賞味期限の切れたレーション(※携行食)を支給されており、
開戦当初から略奪行為に走ったり、ウクライナの警察署に「燃料分けてください」とお願いした兵士が その場で逮捕され、そのまま捕虜になったりと、兵坦能力からしてグダクダです。
#Ukraine: We managed to identify this bizarre "container", captured today by the UA forces near #Kyiv.
— 🇺🇦 Ukraine Weapons Tracker (@UAWeapons) 2022年3月22日
It is likely to be the command post of one of the most potent Russian EW system - 1RL257 Krasukha-4, used to suppress AWACS radars & radar reconnaissance satellites. pic.twitter.com/1VvKjGoM2p
戦車・装甲車のみならず、軍事機密の塊である『クラスハ』の指揮所まで敵の手に渡る脆弱さ。