御巣鷹の尾根慰霊登山 | ラクダのオーナーのブログ

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モンゴル国際草原マラソン100キロの部で優勝してラクダのオーナーになりました。
次はハーフマラソンの部で優勝して馬のオーナーを目指します!

実は群馬遠征1番の目的はあかぎ大沼白樺マラソンではなく、御巣鷹尾根慰霊登山です。

御巣鷹山からできるだけ近いレースを選んだのが、あかぎ大沼白樺マラソンでした。

ご存知の通り、1985年日航ジャンボ機が消息を絶ち御巣鷹の尾根で墜落し520名もの尊い命が失われました。

リアルタイムで事故を知りませんが、一昨年、この事故を題材にした山崎豊子の「沈まぬ太陽」を読み、いつか御巣鷹の尾根慰霊登山をしたいと思っていました。

今年が事故から30年の節目の年ということで慰霊登山を決意しました。

御巣鷹の尾根は群馬県の南西部、ほぼ長野県との県境にあります。
高速を降りて車で1時間ほど奥深い山道を走らせ、駐車場に着きます。他に4組位が慰霊登山をされていました。
駐車場から慰霊の碑まで800m約30分です。
道は綺麗に整備されています。


山道に入った瞬間、空気が変わるというか聖域に足を踏み入れたような感じがします。

結構、急な山道です。高齢のご遺族には少し厳しいかもしれません。






昇魂之碑です。
線香で供養させていただきます。手を合わせ合掌。520名の御霊にご冥福を祈ると共に今後、このような事故が起きないことを祈りました。


520名の名前が記載されてます。


至るところに520名のお墓があります。

亡くなった方の写真や、親類、知人からのメッセージなどが飾ってあります。
520名の人生に思いを馳せると涙なしでは見られません。

命の大切さを痛感します。

山に入った瞬間のピーンと張りつめた空気、以前にも体験したことがあるなと思い出したら、原爆ドームや平和記念公園の空気と同じでした。


最後にこの事故に関心を持つきっかけを作ってくれ、昨年亡くなった山崎豊子さんに感謝と共にご冥福をお祈りいたします。