日本人経営の塾は入学金と2回のオンラインセッション、Writingの添削5回分で合計7万円強と、定職に就かない私にとってはかなり勇気の要る出費でした。しかしもうスコアメイクするにはその道のプロの日本人に教えてもらうしかない!と意を決して入会。(※ちなみにPlus One Pointではありません!)

 

さすが塾、やはりノウハウをたくさん持っています!特にTask1についてはほぼ丸暗記。Task2もエッセイの構成や、トピックセンテンスで使える表現をしっかりと学んだ結果、入会して2週間後の試験ではWは6.5に上がりました。担当してくれていた先生も私の熱意に応えてくれており、(恐らくサービスの対象外ではあったと思うのですが)分からないところをメールで聞くと、深夜でも直ぐに返事をくださったのでした。大学院の出願期限まであと1カ月程度だったため、週に2日バイトするのみで、他の日はほぼ1日中勉強に充てました。正直、12週間チャレンジ中よりもこの時の方が勉強時間は長かったかも知れませんキョロキョロ

 

一体何本のエッセイを書いていたか定かではありませんが、上記と並行して1日2-3本はエッセイを書いて格安の添削サービスに出したり、ネイティブスピーカーに見てもらったりして、量をこなしました。正直、こんなにも根詰めて勉強したのは大学受験以来だったと思います。勉強して気付いた点、改善した点もあり、先生からも「今回は良かったですね!」と言ってもらえるエッセイもちらほら出てきてきて、「もしかしたらいけるんじゃないか?!」という期待が高まります。

 

12月に入ると「いま複数回受験したらW7.0が取れる可能性はかなり高いのではないか」と先生から言っていただけ、意を決して12月に4回受験。

 

しかし、結果は全てW6.5。

幾つかリマークにも出しましたが、全敗。

 

さすがに心が完全に折れ、号泣するしかありませんでした。。。

(最早4回目の受験以降は受験結果が出るたびに部屋に閉じ籠ったり、当時まだ日本にいた旦那とスカイプしたりしてわんわん泣き崩れていました…いま思い出してもあの時の辛い気持ちが甦って涙が出ます…)

 

結局大学院は出願してみたものの、IELTSのスコアが未達ということもあり、不合格。

再度その塾の添削コースに申し込み、先生に励まされながら2020年入学を目指して翌年の4月・5月に受験したのですが、12月の連続受験&不合格のトラウマで勉強をするモチベーションが全く湧かず、殆ど真面目に勉強していないので当然ながら結果は変わりませんでした。

 

ここから約1年、私はIELTSを受験することも、勉強することさえありませんでした。

そんな中、同時期にIELTSの勉強を頑張っていた看護師志望の台湾人やマレーシア人の友人たちはPTEで続々と目標スコアを達成して自分の夢に向かって進んでおり、全く前進していない自分がとても恥ずかしくて、情けなくて、消えてしまいたいと何度も思いました。

 

(ちなみに残念ながらオーストラリアソーシャルワーク連盟は現時点でmigration skill assessmentのEnglish requirementでIELTSしか認めておらず、それに合わせる形で私が行きたい大学院のソーシャルワークコースはIELTS以外のテストは認めていません。)

 

ここまでが9回受験した経緯です。

 

 

 

少し余談になりますが、いま冷静になって思い返すと深く反省すべき点があります。それは「当時、塾の先生の指摘を素直に受け入れられなかった」こと。

ただでさえ自信があったWritingでスコアが取れていない中、先生の冷静かつストレートな指摘は本当に辛く、真っ当な精神状態を維持するのが精いっぱいで、せっかくフィードバックでいただいた内容をしっかりと聞き入れられないという状態が続きました。これはIELTSのWritingの壁にぶち当たった人であれば誰でも体験するのではないでしょうか。結局最後まで先生には”聞く姿勢”は見せていたけれども、指摘された内容をしっかりとエッセイに反映することはできていなかったように思います。

 
 
 
その後、少しでもソーシャルワークに近い現場経験を積むためTAFEという職業訓練学校のCommunity Servicesのコースに入ります。
 

しかし1年後の2020年4月、転機がやってきます。私がもう一度IELTSに取り組もうと決意したきっかけ、それは旦那の渡豪とコロナでした。

 

(続く)