先週の10/9(日)~10/16(日)大阪で開催された世界スーパーワールドジュニアテニス選手権にアシスタントトレーナーとして参加させていただきました。

この大会はジュニアの大会の中では最高峰!!の大会で「ウインブルドンジュニア」などと同レベルの大会として位置づけられているほどの大会です。


この大会で自分は約1週間毎日アシスタントトレーナーとして仕事(勉強)をしたのですが、今回きてよかったと思えたことを取り上げようと思います。


今回は大会の「オフィシャル」トレーナーとしての仕事だったので、基本的には選手のコンディショニング(試合前のストレッチ・マッサージなど)は行なわないということが原則としてあった。

それは全選手を公平に対応するという意味で○○選手にはマッサージをしてあげて、対戦相手の○○選手はマッサージを受けていない、ということになってしまっては不公平になってしまうとのことだった。

自分の中のトレーナーとは、今までは試合までの選手のコンディショニングも、もちろんトレーナーの仕事で、今回もそういうこともするのだろうなぁと思っていたので、大会運営側としてオフィシャルでトレーナーをするのはまた違うのだなぁと勉強になった。

自分としては選手と共に勝利へ向かって!みたいな感じでトレーナーをしていきたいので正直オフィシャルよりは選手について仕事をしていった方がやはり面白いだろうなという気持ちはあったが(^^;;



もう一つ。これが一番これからのために勉強になったこと。

「何でもかんでもやってあげるということが必ずしも選手の為になるということではない」ということ。


・ある日の出来事

選手「ストレッチやってもらいたいのですが~」

チーフトレーナー「自分でちゃんとストレッチしたのか?それでもどうしてもダメなところだけはやってやる」


「自分でやったのか?」という言葉に最初、トレーナーの仕事を否定しているように感じた。選手の為に何でもかんでもやってあげることがトレーナーの仕事。「何でも屋さん」のように考えていたからだ。だからなぜ快く引き受けてあげないのだろう?と思った。

しかし、大きな勘違いだった。

そんなことを繰り返していたら選手はトレーナーに頼りっぱなしになってしまう。特に今回はジュニアの大会、「トレーナーの人は、頼めば何でもやってくれる」と選手が思ってしまったら最後、選手の自主性をなくしてしまうことになってしまう。

学生の自分は、「現場でより多くの経験を積みたい!」という気持ちが大きかった。そのため選手の要望には何でもやってあげたいという気持ちが強かった。選手自身にとってほんとにそれはいいことなのだろうか?そういうところまで考えられていなかった。

トレーナーというのは「何でもやってくれる人」ではない。選手が自分では出来ないところを補ってあげる存在でなければならないのだと教えられた。


学校に行けば知識はいくらでも学べる。ただし現場では実際に人を相手にトレーナーとしての仕事をしていくことになる。こういった現場での勉強をして いくことによって人として大切なことというのもたくさん学べる。どんどん現場での経験を積んでトレーナー(人)としての質を高めていければと思った。

ケガをして血が出ていたらどのような処置をするでしょうか?

水道で洗って~消毒液をかけて~絆創膏をつける

こんな感じですよね?自分もこのような処置を当たり前のように行なっていました。

確かにこの方法で1週間もすれば傷は治るでしょう。

しかし、まったく違う処置をすることによって半分の日数で治ってしまう方法があります。


「新・傷の治療の3大原則」

1.傷は消毒液をつけない

2.水道水でよく洗う

3.決して乾かさないで被覆材で覆う


この3つをしっかりと行えば確実に傷はより早く治ります。様々な質問が出てきますね?

では、一つずつ解決していきましょう。



>>続く

今までどのような体型がその競技に向いているか?ということをズラズラと並べていきました。


力で攻めるのであれば大きい方が有利でしょうし、細い方が俊敏な動きが出来る。そんなイメージはあると思いますし、正しいと思います。

やはりプロの選手を見てみると、その競技、ポディション、プレースタイルなどによって体格というものはある程度決まってくるのかなぁと思えます。


スポーツを続けていくと、そのスポーツが好きになり、上手くなり、それによって徐々に自分の「プレースタイル」というものが確立されていきます。そ こで初めてそれにあった「体型」というものを考えていくべきだと思っています。それを考えていく中でプロの選手を参考にしたり、前回までの知識を使ってい ただければよいと思います。

必ずメリットデメリットというものが出てきます。自分の理想とするプレースタイルをしっかり考え、自分の「理想の体型」というものを考えていきましょう。


参考文献 「使える筋肉・使えない筋肉」 谷本道哉 著 山海堂