前回①の続きです。
膝痛は初めてでして、
筑波連山縦走の時はポール中心にして体を捻ってたから膝が痛んだのだろうとしか思っていませんでした。しかし…それは違うなぁと。
病院行ってこよー
→実は行ってきまして故障者リストに入りました。
その話は後日。
足をかばい、なんだかヘトヘトに…7〜9キロあたりのロードでもすでに歩いたり走ったり。
ダメダメですねぇ〜
でも、
せっかく軽井沢を走ってるし、景色を楽しまないと!
アプトの道
雰囲気良し!
景色に感動しながら走ってると、
徐々に辛い事を忘れて
とにかくマイペースで刻もうとやる気アップ
心拍150をキープして進む。
子持山に向かって登るも、霧。
霧だけど…
雰囲気良い〜
こんな雨の軽井沢を走る&登るなんて、レースじゃなきゃやらないですからね、凄い特別感!
贅沢!
幻想的!
普通に楽しんでまっす♪
マヂで気持ちいいぃぃぃぃ〜〜。
素敵〜とか独り言を言いながら走ったり歩いたりの繰り返し。
このあたりから、
胸のフラスクの水が急に冷えだしたので気温が下がり出したのだと認識。
雨も酷くなってきた。
しかしまだ暑くてレインは着れない。
第一エイド到着(15キロ)
補給していた旦那と遭遇。
1分と経たない間に冷え出した身体。速攻レインを羽織り、コーラやバナナを補給。あれだけコーラが飲みたかったのに、寒くなった体は一杯だけで満足に。
携帯で写真を撮ろうとすると、手の皮がすでにふやけていたため指紋認証が出来ない。パスワードを入れようとしてもタッチが誤作動してうまくいかない。旦那の携帯も同じように誤作動して作動不可。iPhoneは一応濡れないようジップロックに入れてあるんだけどな。誤作動は温度のせいだろうと。
休憩を終えて
さーって留夫山に向かうか!って所で…
同じレースのミドルに参加予定のmasaさん登場!
なぜここに!!!??レースは?!
あ〜つまり不参加ですね。笑笑
なんて笑いながら写真を撮ってくれました!
一気になんだか楽しくなりました。
ちなみに
レース中の写真はこれで最後になります。
携帯動きませんのでね。
第二エイドまで
第一エイド以降はロングのみのコース。
留夫山、鼻曲山に向けてスタートします。
第二エイドまで10キロ。
留夫山(1590m)、鼻曲山(1655m)の急登がエグい。
鼻曲山は、よじ登るぐらいの急登の上に雨でスリッピーなので何かにつかまらないと登れない。
登りの時にジェルとお菓子を頬張りながらエネルギー充電。
鼻曲山山頂以降の下りは長い急坂なのとドロドロ祭りで滑りながら降りて行く。着地の仕方により痛みが消えたり出たりを繰り返し、第二エイドでリタイアを決断するか考え出す。
第二エイド到着〜第三エイドまで
第二エイド24キロ。
関門15分前に到着。
とりあえず間に合った。
登りは全く痛くないし、下りの時の痛み以外は足は残っているのでリタイアは勿体無い。
バナナとコンソメスープを貰い、お菓子をいくつかポッケに詰め込んでスタートする事に。
旦那はインソールがズレたから直すとの事でお先にスタート。
第二エイドから第三エイドまで15キロ。
最初は林道でスタートし、森の中に入り下り4キロ。(スタッフにそう言われたが、実際にはそんなに無いんじゃないかな?)その下りで派手にすっ転び、全身泥まみれになったことで何の躊躇もなく泥に突撃。
この辺りはクマの注意喚起が頻繁に出てきます。腹式呼吸にするために「1、2…1、2…」とデカい声出しながら部活ジョグ…ヤバい人感炸裂ですが、クマ避けとリズム作りで一石二鳥。
その後5キロの登り林道が続く。
第二エイド前の21キロから、この登り林道までの中間32キロまではほとんど走っていました。
猛烈に29キロ付近で何故か辛くなって大泣きするも、登りの呼吸がキツくなり平常心に戻る
32キロ付近林道から風が強く当たり始め、冷える前に対策を施す。
34キロ過ぎからは元来た道を戻り留夫山へ。
ここで低体温症になっている人を見つけ、声をかけてスタッフの居るところまで戻るよう促す。タンクトップにアルミを羽織っているが、レインを持たない明らかな装備不足の参加者でした。
ここからは稜線、風が当たらない箇所は無い。
留夫山からの下りも田んぼのようなドロドロ。これが第三エイドまで続く。
第三エイドからゴールまで
第三エイド39キロ。のこり5キロちょい。
第三エイドは関門23分前に到着。
これだけ走って8分しか縮めてない!
やはりドロドロ区間に時間をとられたか?
この寒さでは解熱鎮痛剤を飲むことが出来ない。体を温めたいし胃にも負担をかけたくないので今飲むのは得策ではない。
着替えをするか迷ったが、寒さで手が動きにくい上に靴も足もお尻もドロドロ。雨を凌げる場所も無いのでこのまま行ける所まで行く事に。まだ体的には大丈夫、問題無し。
関門に間に合った人も「低体温大丈夫?リタイアしない?」「バスが動き出すまで地獄でしょ」と友達と話をしている。
結局、バナナ数個とコンソメスープをいただき、みんなゴールへと向かう。
補食はまだザックに残っていたが、食べやすいバナナがエイドに残ってて良かったなぁと。
ここからが地獄。
風と雨が半端じゃない。横殴りの雨。風をもろに受ける。
明らかにヤバいなと感じる。
スタッフさんが「もうここまできたら完走は大丈夫です〜1時間半残ってますから〜」と。
残り5キロのためにわざわざ1時間半後のゴール関門を設けている…つまりスムーズにはいかないわけで。やはりいくつかのピークが有り、微妙なアップダウンが結構続く。
周りは止まってしまったり、まっすぐ歩けないランナーも居たりとかなりギリギリ。
例の最後担架で運ばれてきたランナーとは42キロまで抜いたり抜かれたりを繰り返していた。最後に抜かした後、下りの坂の前で何もせず立ち止まっているのが見えた。大丈夫かな?
あとゴールまで2キロという所で、体温が更に低くなり出した事を認識し、とにかく食べる事に。手袋をしていても手が悴み、荷物の整理に5分ほどかかってしまったが、先程のランナーさんが来ない。遅いな。
ひたすら食べながら進むと、案内係のスタッフが居たので一応伝えておく。
手にベビースターを持ちながらのゴールも何だし、流石にポッケにしまい…
ジャンピングゴール!
(3枚すべて©allsports.jp)
ここまでは問題無く…
が、
スタッフさんに声をかけられ歩き出すと…
フラフラ
あんれ??
安堵したのか予想以上に力が入らず。
スタッフさんが救護室まで連れて行ってくれまして、ザックに入れてある洋服に着替え、アルミを巻き、タオルを巻き、カイロを入れる。温かい飲み物も何杯かいただく。
旦那がゴールしたのか、関門に間に合ったのかもわからない。携帯もまだ動かない。
とりあえずもう少し体が落ち着くまで座っていようと待っていると、たまたま着替えに来た旦那と出くわす。
ゴールしたらしい。
救護室は慌ただしく、
"何人か運ばれて来る"とスタッフ同士でやり取りをしていました。
そして例のランナーさんが担架で運ばれてきて…
以降は冒頭の通りです。
私の方は、しばらくぼーっとしていましたが、温かい格好をして高速のパーキングで肉うどんを食べたらようやく頭がクリアに。
ひたすら走れば何でも終わる。。
長くなったので次に。
おしまい。