大阪は営業を続けるパチンコ店の名前を公表し、さらには要請から指示へ変えると通達し、全店休業へと追い込んだ。
遊興・遊戯施設は間違いなく不要不急であるから閉鎖すべきであるが、維持費のかかる店側の言い分も分かる。
給付金などが事業規模や個別の事情には関係なく一律ということや、パチンコについてはいわゆるギャンブル依存の方が一定数いるために自粛要請があっても店が開いていれば集客できてしまうところは問題であった。
ただ、休業しても立て直すためにあらゆる手立てを考えるのが今経営者のやることであろう。
なにせ今は「緊急事態」なのである。
もっと強力な意味にとらえて怒るべきだ。
話は変わるが、ここが本題。
登山は3密ではないから構わないだろうという考えもあるが、山岳団体は自粛を求め、山小屋等、サポートも停止している。
私としても、山小屋は人が密集して寝泊まりするところであるので危険だし、滑落等があって救急搬送された場合には医療現場に大いに迷惑かけるだろうと思っていた。
しかし、下記記事ではもっと広い範囲でのリスク管理がなされていることが記されていた。患者にコロナ疑いがあった場合に救助隊員が自宅待機をせざるを得なくなるリスクである。なるほどと思った。
https://jbpress.ismedia.jp/articles/-/60356
世の中はそれほどシンプルではない。
インフラが維持できなければ自粛どころでもなくなる。
これくらいはいいだろうという考えは、自分が想定しないところまで影響を及ぼす可能性がある。
最近は自粛生活も慣れてきた。これはこれで問題かもしれないが。
今はどうやって外に出るかより、家でなにができるかを考えねば。